2004年1月にデビュー。同世代にはダイワメジャー、キングカメハメハなどがいた。3歳時は日本ダービー（GⅠ）で2着したが、GⅠには手が届かないまま終わった。
4歳時も宝塚記念（GⅠ）はスイープトウショウの2着、ジャパンカップ（GⅠ）は外国馬アルカセットの2着と、大一番で惜敗が続いた。追い込み脚質のため展開に左右される弱みがあったが、続く有馬記念では意表を突く先行策に転じ、無敗の三冠馬ディープインパクトを負かす番狂わせで悲願の初GⅠを獲得した。鞍上のクリストフ・ルメール騎手も日本での初GⅠ勝利で、ディープインパクトにとっては国内における唯一の敗戦となった。
5歳初戦のドバイシーマクラシック（G1）では、2着に4馬身以上の差をつける圧勝で海外G1を制覇。さらにイギリスに渡ってキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスDS（G1）に挑んだが、ハリケーンラン、エレクトロキューショニストとの激闘のすえ3着に敗れた。
その後、喉の疾患のため次走ジャパンカップ（GⅠ）10着を最後に現役を引退。種牡馬としてもワンアンドオンリー、ドウデュースと2頭のダービー馬を出すなどして成功した。2020年を最後に種牡馬を引退、功労馬として暮らしていたが、2023年3月に惜しまれながらこの世を去った。