デビュー当初から期待を集めていたグラスワンダー。初のGⅠ挑戦となった朝日杯3歳Sも1番人気で出走。中団でレースを進めると、大外から豪脚を繰り出し、レコードタイムでGⅠ初制覇。1997年のJRA賞最優秀2歳牡馬に選出された。
ところがその後、調教中に骨折が判明。1年近い休養を余儀なくされ、復帰後は2連敗。以前の輝きは失われたかに見えたが、続いて出走した有馬記念(GⅠ)で、古馬の強豪を差し切って優勝。GⅠ初勝利を挙げた中山の地で復活を遂げた。
翌年3戦目の宝塚記念で、同期のダービー馬・スペシャルウィークと初対決。早め先頭に立ったスペシャルウィークを直線で抜き去り、3馬身差をつけて完勝。秋は目標としていたジャパンカップ(GⅠ)は脚部不安で回避したが、暮れの有馬記念で、再び相まみえたスペシャルウィークとの接戦を制して優勝。グランプリ3連覇の偉業を達成した。
引退後は種牡馬としても活躍し、スクリーンヒーロー→モーリス→ピクシーナイトと父子4代JRA・GⅠ制覇の快挙を成し遂げている。
グラスワンダーGrass Wonder
1995年2月18日生 牡 栗毛
父:Silver Hawk 母:Ameriflora
芝+驚異
開催日 | レース名 | 開催場所 | 着順 | 騎手 | コース・距離 | タイム | 1(2)着馬(注釈) | レース映像 |
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1997年 9月13日 |
3歳新馬 | 中山 | 1 | 的場均 | 芝1800 | 1:52.4 | (ビルトシェーン) | |
1997年 10月12日 |
アイビーS | 東京 | 1 | 的場均 | 芝1400 | 1:21.9 | (マチカネサンシロー) | |
1997年 11月8日 |
京成杯3歳S(GⅡ) | 東京 | 1 | 的場均 | 芝1400 | 1:21.9 | (マチカネサンシロー) | |
1997年 12月7日 |
朝日杯3歳S(GⅠ) | 中山 | 1 | 的場均 | 芝1600 | 1:33.6 | (マイネルラヴ) | |
1998年 10月11日 |
毎日王冠(GⅡ) | 東京 | 5 | 的場均 | 芝1800 | 1:46.4 | サイレンススズカ | |
1998年 11月7日 |
アルゼンチン共和国杯(GⅡ) | 東京 | 6 | 的場均 | 芝2500 | 2:33.5 | ユーセイトップラン | |
1998年 12月27日 |
有馬記念(GⅠ) | 中山 | 1 | 的場均 | 芝2500 | 2:32.1 | (メジロブライト) | |
1999年 5月15日 |
京王杯スプリングC(GⅡ) | 東京 | 1 | 的場均 | 芝1400 | 1:20.5 | (エアジハード) | |
1999年 6月13日 |
安田記念(GⅠ) | 東京 | 2 | 的場均 | 芝1600 | 1:33.3 | エアジハード | |
1999年 7月11日 |
宝塚記念(GⅠ) | 阪神 | 1 | 的場均 | 芝2200 | 2:12.1 | (スペシャルウィーク) | |
1999年 10月10日 |
毎日王冠(GⅡ) | 東京 | 1 | 的場均 | 芝1800 | 1:45.8 | (メイショウオウドウ) | |
1999年 12月26日 |
有馬記念(GⅠ) | 中山 | 1 | 的場均 | 芝2500 | 2.37.2 | (スペシャルウィーク) | |
2000年 3月26日 |
日経賞(GⅡ) | 中山 | 6 | 的場均 | 芝2500 | 2:36.3 | レオリュウホウ | |
2000年 5月14日 |
京王杯スプリングC(GⅡ) | 東京 | 9 | 的場均 | 芝1400 | 1:21.6 | スティンガー | |
2000年 6月25日 |
宝塚記念(GⅠ) | 阪神 | 6 | 蛯名正義 | 芝2200 | 2:14.7 | テイエムオペラオー |