2度の怪我による長期休養を乗り越え勝利した不屈の名馬。
デビューは2004年、この年は芝のレースを2走するも未勝利、約半年の休養を経て出走した翌2005年のダートの未勝利戦、条件戦を圧勝する。再度芝のレースに挑戦した毎日杯(GⅢ)は7着に敗れるが、端午Sからダービーグランプリ(GⅠ)までダート競走を4連勝、更にこの年のジャパンカップダート(GⅠ)も制しJRA賞最優秀ダートホースに選出される。
翌2006年はフェブラリーS(GⅠ)を快勝。ドバイワールドカップ(G1)に挑戦し4着、帰国後の帝王賞(GⅠ)2着の後、屈腱炎を発症し休養に入る。一旦は順調に調教が進められるところまで回復したが、2007年秋に屈腱炎を再発。競走に復帰したのは2008年の武蔵野S(GⅢ)9着で、約2年4か月ぶりのレースであった。そして、次走のジャパンカップダート、4番人気ながら接戦を制し見事復活の勝利を飾る。続く東京大賞典(JpnⅠ)も勝ち、3年ぶり2度目のJRA賞最優秀ダートホースに選出された。
翌2009年の川崎記念(JpnⅠ)も勝利するが、かしわ記念(JpnⅠ)2着後に骨折が判明し再度休養へ。約1年1か月の休養を経て2010年に復帰、マーキュリーカップ(JpnⅢ)を勝利するが、ブリーダーズゴールドカップ(JpnⅡ)2着を最後に8歳で引退した。
カネヒキリKane Hekili
2002年2月26日 牡 栗毛
父:フジキセキ 母:ライフアウトゼア
ハワイの雷の精
開催日 | レース名 | 開催場所 | 着順 | 騎手 | コース・距離 | タイム | 1(2)着馬(注釈) | レース映像 |
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2004年 7月31日 |
2歳新馬 | 新潟 | 4 | 柴田 善臣 | 芝1400 | 1:24.6 | フェリシア | |
2004年 8月21日 |
2歳未勝利 | 小倉 | 11 | 福永 祐一 | 芝1800 | 1:51.0 | ニホンピロブレイブ | |
2005年 2月13日 |
3歳未勝利 | 京都 | 1 | 池添 謙一 | ダ1800 | 1:53.3 | (サンシーズン) | |
2005年 2月26日 |
3歳500万下 | 中山 | 1 | O.ペリエ | ダ1800 | 1:53.3 | (シュウザンイーグル) | |
2005年 3月26日 |
毎日杯(GⅢ) | 阪神 | 7 | 武 豊 | 芝2000 | 2:03.0 | ローゼンクロイツ | |
2005年 4月30日 |
端午S | 京都 | 1 | 武 豊 | ダ1800 | 1:50.8 | (エイシンニュートン) | |
2005年 6月4日 |
ユニコーンS(GⅢ) | 東京 | 1 | 武 豊 | ダ1600 | 1:36.5 | (アグネスジェダイ) | |
2005年 7月13日 |
ジャパンダートダービー(GⅠ) | 大井 | 1 | 武 豊 | ダ2000 | 2:04.9 | (メイプルエイト) | |
2005年 9月19日 |
ダービーグランプリ(GⅠ) | 盛岡 | 1 | 武 豊 | ダ2000 | 2:03.8 | (サンライズバッカス) | |
2005年 10月29日 |
武蔵野S(GⅢ) | 東京 | 2 | 武 豊 | ダ1600 | 1:35.5 | サンライズバッカス | |
2005年 11月26日 |
ジャパンカップダート(GⅠ) | 東京 | 1 | 武 豊 | ダ2100 | 2:08.0 | (シーキングザダイヤ) | |
2006年 2月19日 |
フェブラリーS(GⅠ) | 東京 | 1 | 武 豊 | ダ1600 | 1:34.9 | (シーキングザダイヤ) | |
2006年 3月25日 |
ドバイワールドカップ(G1) | ア首 | 4 | 武 豊 | ダ2000 | ELECTROCUTIONIST | ||
2006年 6月28日 |
帝王賞(GⅠ) | 大井 | 2 | 武 豊 | ダ2000 | 2:02.3 | アジュディミツオー | |
2008年 11月8日 |
武蔵野S(GⅢ) | 東京 | 9 | 武 豊 | ダ1600 | 1:36.6 | キクノサリーレ | |
2008年 12月7日 |
ジャパンカップダート(GⅠ) | 阪神 | 1 | C.ルメール | ダ1800 | 1:49.2 | (メイショウトウコン) | |
2008年 12月29日 |
東京大賞典(JpnⅠ) | 大井 | 1 | C.ルメール | ダ2000 | 2:04.5 | (ヴァーミリアン) | |
2009年 1月28日 |
川崎記念(JpnⅠ) | 川崎 | 1 | C.ルメール | ダ2100 | 2:13.3 | (フリオーソ) | |
2009年 2月22日 |
フェブラリーS(GⅠ) | 東京 | 3 | C.ルメール | ダ1600 | 1:34.6 | サクセスブロッケン | |
2009年 5月5日 |
かしわ記念(JpnⅠ) | 船橋 | 2 | 内田 博幸 | ダ1600 | 1:36.0 | エスポワールシチー | |
2010年 6月30日 |
帝王賞(JpnⅠ) | 大井 | 2 | 横山 典弘 | ダ2000 | 2:03.9 | フリオーソ | |
2010年 7月19日 |
マーキュリーC(JpnⅢ) | 盛岡 | 1 | 横山 典弘 | ダ2000 | 2:04.8 | (ブルーラッド) | |
2010年 8月12日 |
ブリーダーズゴールドC(JpnⅡ) | 門別 | 2 | 横山 典弘 | ダ2000 | 2:03.7 | シルクメビウス |