タニノギムレット3分でわかった気になる名馬

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タニノギムレット

タニノギムレット イメージ

3分でわかった気になる名馬動画

2歳夏の新馬戦を2着した後故障で休養したが、年末の未勝利戦を7馬身差で圧勝、ここから快進撃が始まった。シンザン記念(GⅢ)、アーリントンC(GⅢ)、スプリングS(GⅡ)まで重賞3連勝。世代トップの評価を確立してクラシック本番へ向かった。
しかし皐月賞(GⅠ)では4コーナーで外を回る距離のロスが響いて、中山の短い直線で追い込んだものの前を捉えられず3着に終わった。次走は続くダービーとの「変則二冠」を狙ってNHKマイルC(GⅠ)に出走。落馬による骨折療養から復帰した武豊騎手とアーリントンC以来のコンビを組んで挑んだが、直線で進路が狭くなる不利を受けて、追い上げ届かず3着に敗れた。
不運が続いて日本ダービー(GⅠ)には無冠で臨んだが、ファンはタニノギムレットを1番人気に支持した。レースではシンボリクリスエスを大外から一気に交わして快勝。ファンの期待に応えて世代最強を証明した。馬主の谷水雄三氏は、父の信夫氏(タニノハローモア、タニノムーティエ)に続いて親子二代でダービー馬のオーナーとなった。
その年の秋に脚部不安を発症したため引退が決定。種牡馬としては初年度産駒の牝馬ウオッカが父から数えて5年後の日本ダービーを制覇、谷水雄三氏にダービー2勝目をもたらした。父娘ダービー制覇は日本競馬史上他に例を見ない偉業である。

プロフィール

タニノギムレットTanino Gimlet

1999年5月4日 牡 鹿毛

父:ブライアンズタイム 母:タニノクリスタル

馬主
谷水 雄三
調教師
松田 国英(栗東)
生産牧場
カントリー牧場(北海道・静内町)
現役時期
2001年から2002年
通算成績
8戦5勝

主な勝ち鞍

2002年
日本ダービー(GⅠ)

馬名の由来

冠名+カクテルの一種

競走成績
開催日 レース名 開催場所 着順 騎手 コース・距離 タイム 1(2)着馬(注釈) レース映像
2001年
8月5日
2歳新馬 札幌 2 横山 典弘 ダ1000 1:00:8 レアパール
2001年
12月22日
2歳未勝利 阪神 1 四位 洋文 芝1600 1:35.6 (ハマノホーク)
2002年
1月14日
シンザン記念(GⅢ) 京都 1 武 豊 芝1600 1:34.8 (チアズシュタルク)
2002年
2月23日
アーリントンC(GⅢ) 阪神 1 武 豊 芝1600 1:33.9 (ホーマンウイナー)
2002年
3月17日
スプリングS(GⅡ) 中山 1 四位 洋文 芝1800 1:46.9 (テレグノシス)
2002年
4月14日
皐月賞(GⅠ) 中山 3 四位 洋文 芝2000 1:58.8 ノーリーズン
2002年
5月4日
NHKマイルC(GⅠ) 東京 3 武 豊 芝1600 1:33.5 テレグノシス
2002年
5月26日
日本ダービー(GⅠ) 東京 1 武 豊 芝2400 2:26.2 (シンボリクリスエス)
  • 注釈:
    1着でなかった場合は、当該レースで1着だった馬名を、1着だった場合は当該レースで2着だった馬名を( )付きで表示しています。
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