海外競馬発売

ムーランドロンシャン賞

パリロンシャン競馬場 1,600メートル(芝)3歳以上

発売開始時刻
日本時間9月7日(日曜)
ネット馬券購入:7時00分
UMACA:営業情報」をご確認ください
発走予定時刻
日本時間9月7日(日曜)22時50分

発売情報

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日本時間9月7日(日曜)
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2025年ムーランドロンシャン賞 合田's View『世界の合田』によるレース展望

日本調教馬初の制覇なるか

地元フランス調教馬が劣勢を強いられている8月のジャックルマロワ賞とは異なり、ここは過去10年のうち6年においてフランス調教馬が制し、地元勢が気を吐いている。過去10年の勝ち馬を年齢別に分けると、3歳馬4勝に対し古馬6勝と、ほぼ拮抗した成績になっているのはジャックルマロワ賞と同様だ。

昨年の45万ユーロから今年は80万ユーロと、ムーランドロンシャン賞は総賞金が大幅にアップ。それにふさわしい好メンバーが集結する見込みだ。

アイルランドから参戦するのが、A.オブライエン厩舎のアンリマティスである。ここまで2つのG1を制しているが、そのうちの1つは今回と同じ、パリロンシャン競馬場の芝1,600メートルコースを舞台とした今年の5月の仏2000ギニー(G1・フランス)だ。コース適性を実証済みなのは、大きな強みである。前々走のセントジェームズパレスS(G1・イギリス)が2着、古馬と初めて顔を合わせた前走のサセックスS(G1・イギリス)が3着と、マイル戦線の最前線で好走を続けている。

イギリスから参戦するのが、ランボーンに拠点を持つR.ティール調教師が送り込むダンシングジェミナイだ。昨年の仏2000ギニー2着馬で、本馬もコース適性の高さを証明している。今季2戦目となったサンダウンマイルS(G2・イギリス)を制し待望の重賞初制覇を果たした後、ロッキンジS(G1・イギリス)でも2着に好走。クイーンアンS(G1・イギリス)で8着に敗れると、ひと息入れて立て直され、前走のジャックルマロワ賞(G1・フランス)では3着に好走した。

地元フランスを代表しての参戦となるのが、昨年に続くこのレース連覇を狙うトリバリストだ。今季2戦目となったミュゲ賞(G2・フランス)を制し、自身7度目の重賞制覇を果たすと、前走は距離1,200メートルのリスオランジス賞(G3・フランス)に出走し、ここでも3着に好走した。前走がリスオランジス賞というのは、昨年と全く同じローテーションである。同馬を管理するのは、このレース8勝という最多勝調教師A.ファーブルだ。【トリバリストは出走しないこととなりました。】

ここに日本から挑むのが、栗東・新谷功一厩舎のゴートゥファーストである。昨年暮れに2024ファイナルS(3勝クラス)を勝ちあがってオープンクラス入りしたが、今年に入って走った2つの重賞ではいずれも着外に敗退。しかし、厳しい戦いになるとみられていた前走のジャックルマロワ賞では5着と、掲示板を確保する健闘を見せた。直線の1,600メートルだった前走と異なり、コーナーのある1,600メートルとなるパリロンシャンの方が走りやすいはずで、前走以上の好走を期待したい。

合田 直弘

合田 直弘(海外競馬解説者)

1959年(昭和34年)東京生まれ。父親が競馬ファンで、週末の午後は必ず茶の間のテレビが競馬中継を映す家庭で育つ。1982年(昭和57年)大学を卒業しテレビ東京に入社。営業局勤務を経てスポーツ局に異動し競馬中継の制作に携わり、1988年(昭和63年)テレビ東京を退社。その後イギリスにて海外競馬を学ぶ日々を過ごし、同年、日本国外の競馬関連業務を行う有限会社「リージェント」を設立。同時期にテレビ・新聞などで解説を始め現在に至る。

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