
海外競馬発売
8月15日(金曜)時点
文:秋山 響(TPC)
国旗は「調教国」、英語表記右の国コードは「生産国」
ROSALLION(IRE)
牡4歳 R.ハノン 厩舎
通算10戦5勝
日本時間8月16日(土曜)
出走取消
DANCING GEMINI(IRE)
牡4歳 R.ティール 厩舎
通算14戦4勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 | レース映像 |
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2025年6月17日 |
![]() アスコット
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芝1,600メートル | クイーンアンS(G1) | 8着 | PLAY |
2025年5月17日 |
![]() ニューベリー
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芝1,600メートル | ロッキンジS(G1) | 2着 | |
2025年4月25日 |
![]() サンダウン
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芝1,600メートル | ベット365マイル(G2) | 1着 | |
2025年3月29日 |
![]() ドンカスター
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芝1,600メートル | ドンカスターマイルS(リステッド) | 1着 | |
2024年10月19日 |
![]() アスコット
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芝1,600メートル | クイーンエリザベスⅡ世S(G1) | 4着 |
2歳時(2023年)はフライングスコッツマンS(リステッド・イギリス・芝1,410メートル)勝ちを含む5戦2勝。昨年はシーズン初戦となった仏2000ギニー(G1・フランス)で中団からよく追い込んで、勝ち馬から半馬身差の2着に入りましたが、その後は英ダービー(G1・イギリス)6着、エクリプスS(G1・イギリス)6着、マイルに戻ってサラブレッドS(G3・イギリス)5着、シーズン最後のクイーンエリザベスⅡ世S(G1・イギリス)も4着でした。今年は3月のドンカスターマイルS(リステッド・イギリス・芝1,600メートル)を中団から鋭く伸びて3馬身3/4差で快勝すると、4月のベット365マイル(G2・芝1,600メートル)では先行策から楽に抜け出して、G1のサンチャリオットS勝ち馬タムファナに1馬身3/4差をつけて完勝しました。その後、5月のロッキンジS(G1・イギリス)では早め先頭から最後に差し返されてのクビ差2着とG1初制覇まであと一歩に迫りましたが、続く前走6月のクイーンアンS(G1)では先行策から伸びず8着に終わっています。
DOCKLANDS(GB)
牡5歳 H.ユースタス 厩舎
通算18戦4勝
デビュー10戦目でのG1初挑戦となった4歳(2024年)6月のクイーンアンS(G1・イギリス)で後方からよく追い上げて、勝ったチャリンから2馬身1/4差の2着に好走。しかしその後は英インターナショナルS(G1・イギリス)で7着、コックスプレート(G1・オーストラリア)で5着、マッキノンS(G1・オーストラリア)で6着、香港マイル(G1・香港)で12着と精彩を欠きました。今年は4月のパラダイスS(リステッド・イギリス)2着、6月7日のダイオメドS(G3・イギリス)3着の後、6月17日のクイーンアンS(G1・イギリス・芝1,600メートル)では後方追走から残り300メートルあたりで先頭に立つと、最後はG1・3勝のロザリオンとの競り合いをハナ差で制して優勝しました。しかし、続く前走7月のサセックスS(G1・イギリス)は後方から伸びを欠いて、勝った単勝151倍の伏兵キラートから4馬身3/4差の5着でした。
NOTABLE SPEECH(GB)
牡4歳 C.アップルビー 厩舎
通算11戦5勝
3歳(2024年)1月のデビューからオールウェザーの1,600メートル戦を3連勝。その勢いに乗って挑んだ5月の英2000ギニー(G1・イギリス・芝1,600メートル)では後方から出色の末脚を繰り出してロザリオンに1馬身半差をつけて優勝。史上初めて初芝での同レース制覇を成し遂げました。その後はセントジェームズパレスS(G1・イギリス)でロザリオンの7着の後、サセックスS(G1・イギリス・芝1,600メートル)では再び素晴らしい瞬発力を披露して1馬身半差で快勝しましたが、そこからはムーランドロンシャン賞(G1・フランス)が重馬場の影響か5着、続く11月のブリーダーズカップマイル(G1・アメリカ)も後方からもうひと伸びを欠いて3着でシーズンを終えました。今年は5月のロッキンジS(G1・イギリス)と6月のクイーンアンS(G1・イギリス)がそれぞれ最後方、中団からの競馬でともに4着の後、前走は距離をマイルから1,200メートルに短縮して7月のジュライC(G1・イギリス)に出走しましたが、じりじりとした伸びになって5着に終わっています。
ASCOLI PICENO(JPN)
牝4歳 美浦・黒岩 陽一 厩舎
通算9戦6勝
2023年度のJRA賞最優秀2歳牝馬です。2歳(2023年)6月のデビュー戦(芝1,400メートル)を制すと、続く新潟2歳S(GⅢ・芝1,600メートル)と阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ・芝1,600メートル)を連勝。2歳時を3戦無敗で終えました。3歳春は桜花賞(GⅠ)とNHKマイルカップ(GⅠ)がともに2着。秋は京成杯オータムH(GⅢ・芝1,600メートル)で古馬を相手に勝利を収めましたが、続いてオーストラリアで走った高額賞金レースのゴールデンイーグルは外枠もこたえたのか後方追走から伸びを欠いて12着でした。今年は2月の1351ターフスプリント(G2・サウジアラビア・芝1,351メートル)で始動。先行策から直線で逃げ粘るウインマーベルをゴール寸前でかわして優勝すると、帰国して迎えた前走5月のヴィクトリアマイル(GⅠ・芝1,600メートル)では後方追走から直線で外から鋭く伸びてクビ差で勝利。2つ目のGⅠタイトルを手にしています。
THE LION IN WINTER(IRE)
牡3歳 A.オブライエン 厩舎
通算5戦2勝
2歳(2024年)7月のデビュー戦(アイルランド・芝1,400メートル)を中団から鋭く差し切って優勝。続く8月のエイコムS(G3・イギリス・芝1,400メートル)も2番手から早めに抜け出して制しましたが(3着ルーリングコートはのちに英2000ギニーを制覇)、秋の目標としていたデューハーストS(G1・イギリス)は挫跖で回避しました。今年は仕上がりが少し遅れ、5月のダンテS(G2・イギリス)で始動して6着。その後、英ダービー(G1・イギリス)も14着と崩れましたが、続いて大幅な距離短縮(2,410メートルから1,400メートル)で向かった前走7月のジャンプラ賞(G1・フランス)では中団からじわじわと脚を伸ばして僅差の3着に入りました。
GO TO FIRST(JPN)
牡5歳 栗東・新谷 功一 厩舎
通算15戦4勝
3歳(2023年)7月にデビュー3戦目(芝2,000メートル)で初勝利。この年の暮れには1勝クラス(芝1,800メートル)を勝ち上がりました。昨年は5月のテレ玉杯(2勝クラス・芝1,600メートル)を好位抜け出しの競馬で制すると、12月には2024ファイナルS(3勝クラス・芝1,600メートル)では後方追走から末脚を伸ばして優勝。オープンクラス入りを果たしました。今年は2月の東京新聞杯(GⅢ)が好位追走から伸び切れず12着(同着)。続く前走4月のダービー卿チャレンジT(GⅢ)も後方から差を詰めましたが、勝ったトロヴァトーレから0秒4差の8着に終わっています。
当コーナーの情報は、登録情報を基に制作されております。競走データは公式データと照合し、それ以外の表記は主に現地報道を参考に制作しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。
解説
2歳(2023年)6月のデビュー戦(イギリス・芝1,300メートル)と7月のパットエデリーS(リステッド・イギリス・芝1,400メートル)を連勝。その後、英シャンパンS(G2・イギリス)は道悪の影響もあったか3着でしたが、続く10月のジャンリュックラガルデール賞(G1・フランス・芝1400メートル)では後方から鋭く伸びて優勝。重賞初制覇をG1で飾りました。昨年はシーズン初戦の英2000ギニー(G1・イギリス)で2着の後、愛2000ギニー(G1・アイルランド・芝1,600メートル)を差し切り勝ち。続く6月のセントジェームズパレスS(G1・イギリス・芝1,590メートル)も後方から直線で馬群を捌いて伸びて優勝しましたが、予定していたサセックスS(G1・イギリス)を呼吸器感染症で回避すると、そのままシーズンを終えました。今年は5月のロッキンジS(G1・イギリス)で3着の後、6月のクイーンアンS(G1・イギリス)は追い上げ及ばずドックランズのハナ差2着。続いて向かった前走7月のサセックスS(G1・イギリス)も中団から追い上げましたが、他陣営のペースメーカーで単勝151倍の伏兵キラートにクビ差及ばずの2着でした。