海外競馬発売

インターナショナルステークス

ヨーク競馬場 2,050メートル(芝)3歳以上

発売開始時刻
日本時間8月20日(水曜)
ネット馬券購入:7時00分
発走予定時刻
日本時間8月20日(水曜)23時35分

発売情報

2025年インターナショナルステークス 合田's View『世界の合田』によるレース展望

欧州の強豪に日本ダービー馬が挑む

2024年、レースレーティング124.25で、ワールドベストレースと認定された一戦。

3歳世代を代表しての参戦になるのが、アイルランドのA.オブライエンが送り込むドラクロワだ。母が8ハロンから8.5ハロンのG1を6勝した名牝テピンという超良血の同馬。今季初戦のバリーサックスS(G3・アイルランド)、続く愛ダービートライアルS(G3・アイルランド)を連勝したが、1番人気に推された英ダービー(G1・イギリス)は9着に敗退。敗因が距離にあると見た陣営は、次走に10ハロン路線のエクリプスS(G1・イギリス)を選択。残り250メートルで馬群最後方という位置取りから凄まじい脚を繰り出して差し切り、G1初制覇を果たした。

古馬の代表格となるのが、ゴドルフィンのオンブズマンだ。3歳6月という遅いデビューから、無敗の4連勝でプランスドランジュ賞(G3・フランス)を制し重賞初制覇。今季初戦のブリガディアジェラードS(G3・イギリス)で2着に敗れ連勝が止まったが、ロイヤルアスコットのプリンスオブウェールズS(G1・イギリス)を2馬身差で制してG1初制覇。そのパフォーマンスでレーティング127を得て、世界ランキング首位タイの評価を得た。前走エクリプスS(G1・イギリス)はドラクロワのクビ差2着に終わったが、3歳と古馬の斤量差が前走の10ポンドから7ポンドに縮まるここでは、逆転の可能性がありそうだ。

昨秋の英チャンピオンS(G1・イギリス)勝ち馬で、前走プリンスオブウェールズS2着のアンマートも出走予定だが、馬場が硬くなると回避の可能性がある。【アンマートは出走しないこととなりました。】

牝馬ながら侮れないのが、2015年にこのレースを制している母アラビアンクイーンとの母娘制覇を狙うシーザファイアだ。前々走のプリンスオブウェールズSで3着に善戦し、牡馬のトップクラスとも互角に戦えることを示した同馬。12馬身差で圧勝した今年5月のミドルトンS(G2・イギリス)を含めて、ヨークではここまで2戦2勝。高いコース適性が武器となる。

芝2000メートル路線の最高峰に位置付けられるこの一戦に、日本から挑むのがダノンデサイルだ。3歳春には日本ダービー馬の称号を手にした同馬。今季初戦のアメリカジョッキークラブC(GⅡ)を制し日本ダービー以来の勝利を手にすると、続くドバイシーマクラシック(G1・UAE)も快勝。この時2着に退けたフランス調教馬カランダガンがこの夏、サンクルー大賞(G1・フランス)、キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(G1・イギリス)を連勝。同馬に1.28馬身差をつけた前走の内容が、改めて高く評価されている。ここも、有力な優勝候補の1頭となっている。

合田 直弘

合田 直弘(海外競馬解説者)

1959年(昭和34年)東京生まれ。父親が競馬ファンで、週末の午後は必ず茶の間のテレビが競馬中継を映す家庭で育つ。1982年(昭和57年)大学を卒業しテレビ東京に入社。営業局勤務を経てスポーツ局に異動し競馬中継の制作に携わり、1988年(昭和63年)テレビ東京を退社。その後イギリスにて海外競馬を学ぶ日々を過ごし、同年、日本国外の競馬関連業務を行う有限会社「リージェント」を設立。同時期にテレビ・新聞などで解説を始め現在に至る。

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