
海外競馬発売
8月18日(月曜)時点
文:秋山 響(TPC)
国旗は「調教国」、英語表記右の国コードは「生産国」
DELACROIX(IRE)
牡3歳 A.オブライエン厩舎
通算9戦5勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 | レース映像 |
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2025年7月5日 |
![]() サンダウン
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芝1,990メートル | エクリプスステークス(G1) | 1着 | PLAY |
2025年6月7日 |
![]() エプソム
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芝2,410メートル | 英ダービー(G1) | 9着 | PLAY |
2025年5月11日 |
![]() レパーズタウン
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芝2,000メートル | 愛ダービートライアルステークス(G3) | 1着 | |
2025年3月30日 |
![]() レパーズタウン
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芝2,000メートル | バリーサックスステークス(G3) | 1着 | |
2024年10月26日 |
![]() ドンカスター
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芝1,600メートル | フューチュリティトロフィーステークス(G1) | 2着 |
OMBUDSMAN(IRE)
牡4歳 J &T.ゴスデン厩舎
通算7戦5勝
3歳(2024年)6月のデビュー戦(芝1,600メートル)で鮮やかな差し切り勝ちを収めると、そこから条件戦(芝2,000メートル)、ヌレイエフ賞(リステッド・フランス・芝2,000メートル)、そして9月のプランスドランジュ賞(G3・フランス・芝2,000メートル)と4連勝をマークしました。今年は始動戦となった5月のブリガディアジェラードS(G3・芝1,990メートル)は勝ち馬(アルマカム)に1馬身3/4差及ばずの2着でしたが、6月のプリンスオブウェールズS(G1・芝1,990メートル)では後方追走から直線で何度も前が壁になる場面がありながらも、進路が開くと抜群の末脚を披露。昨年の英チャンピオンS優勝馬アンマートに2馬身差をつけてG1初制覇を果たしました。その後は前走7月のエクリプスS(G1)に出走。中団追走から残り200メートルを切ったあたりで先頭に立ちましたが、ゴール前でわずかにドラクロワにかわされて2着に終わりました。
DANON DECILE(JPN)
牡4歳 栗東・安田 翔伍厩舎
通算9戦5勝
2024年度のJRA賞最優秀3歳牡馬です。3歳(2024年)1月の京成杯(GⅢ・芝2,000メートル)でのちの菊花賞馬アーバンシックを下して重賞初制覇。その後、皐月賞(GⅠ)は馬場入場後に右前肢を跛行して競走除外となりましたが、仕切り直しのレースとなった日本ダービー(GⅠ・芝2,400メートル)では内ラチ沿いを先行すると、直線で力強く抜け出して、皐月賞馬ジャスティンミラノに2馬身差をつけて優勝しました。その後、秋はぶっつけでの参戦となった菊花賞(GⅠ)で、徐々にポジションを下げざるを得ない形から直線で巻き返して6着の後、続く有馬記念(GⅠ)では逃げの手に出て、勝ったレガレイラから0秒2差の3着に粘りました。今年は1月のアメリカジョッキークラブC(GⅡ・芝2,200メートル)で始動。中団追走から直線で際立った末脚を見せて優勝すると、続く前走4月のドバイシーマクラシック(G1・UAE・芝2,410メートル)も中団から鋭く伸びて、カランダガンに1.28馬身差をつけて優勝しました。
SEE THE FIRE(GB)
牝4歳 A.ボールディング厩舎
通算14戦3勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 | レース映像 |
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2025年7月31日 |
![]() グッドウッド
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芝1,980メートル | ナッソーステークス(G1) | 3着 | PLAY |
2025年6月18日 |
![]() アスコット
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芝1,990メートル | プリンスオブウェールズステークス(G1) | 3着 | PLAY |
2025年5月15日 |
![]() ヨーク
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芝2,050メートル | ミドルトンステークス(G2) | 1着 | |
2025年4月25日 |
![]() サンダウン
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芝1,990メートル | ゴードンリチャーズステークス(G3) | 5着 | |
2024年10月19日 |
![]() アスコット
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芝2,000メートル | 英チャンピオンステークス(G1) | 5着 |
2歳時(2023年)からフィリーズマイル(G1)で3着に入るなど活躍。昨年は8月のナッソーS(G1)で後方からよく追い上げて、G1勝ち馬オペラシンガーのクビ差2着に入ると、続くストレンソールS(G3・芝1,760メートル)では牡馬を相手に追い込みを決めて重賞初制覇。シーズン最後には英チャンピオンS(G1)で5着に入りました(勝ち馬アンマート)。今年は4月のゴードンリチャーズS(G3)で5着の後、5月のミドルトンS(G2・芝2,050メートル)は後方待機から直線で楽々と抜け出して12馬身差で圧勝。しかしその後は6月のプリンスオブウェールズS(G1)が中団から伸び切れず、勝ったオンブズマンから4馬身半差の3着、前走7月のナッソーS(G1)はレース直前の豪雨で不良馬場になった影響もあってか、5頭立ての4番手追走から伸びを欠いて、逃げたワールから6馬身1/4差の3着に終わっています。なお、ヨーク競馬場ではこれまで2戦2勝(ともに重賞)です。
DARYZ(FR)
牡3歳 F.グラファール厩舎
通算4戦4勝
今年4月の3歳新馬(芝2,100メートル)を好位抜け出しの競馬で優勝。続く5月のクラス2(芝2,000メートル)も2番手から制すと、6月のリッジウェイ賞(リステッド・芝2,000メートル)も2番手追走から直線で楽に抜け出して4馬身半差で快勝しました。その後は、前走6月のウジェーヌアダン賞(G2・芝2,000メートル)で重賞に初挑戦。序盤は少し行きたがる面が見られましたが、中団追走から直線で良い瞬発力を見せてイギリスでG2優勝経験のあるベイシティローラーをかわして優勝しました。
当コーナーの情報は、登録情報を基に制作されております。競走データは公式データと照合し、それ以外の表記は主に現地報道を参考に制作しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。
解説
母はBCマイルやクイーンアンSを含むG1・6勝を挙げて米国競馬の殿堂入りを果たした名牝テピン。本馬は、2歳(2024年)8月のデビュー2戦目(アイルランド・芝1,400メートル)を逃げ切って初勝利を挙げると、4戦目のオータムS(G3・イギリス・芝1,600メートル)では先行策から2着馬との競り合いを制して重賞初制覇。続くフューチュリティトロフィーS(G1・イギリス)はハナ差の2着でしたが、3着馬は4馬身3/4差離していました。今年は3月のバリーサックスS(G3・アイルランド・芝2,000メートル)を逃げ切ると、5月の愛ダービートライアルS(G3・アイルランド・芝2,000メートル)も先行抜け出しの競馬で連勝。1番人気に推された英ダービー(G1・イギリス)は序盤に不利を受けたことも影響したか、バリーサックスSで2着に下していたランボーンの9着と凡走しましたが、続いて向かった前走7月のエクリプスS(G1・イギリス・芝1,990メートル)では6頭立ての最後方で直線に向くと、行き場を失う場面がありながらも、最後に外から強襲。プリンスオブウェールズSの勝ち馬オンブズマンをクビ差かわしてG1初制覇を果たしました。