海外競馬発売

9月10日(水曜)時点
文:秋山 響(TPC)
国旗は「調教国」、英語表記右の国コードは「生産国」
DELACROIX(IRE)
牡3歳 A.オブライエン厩舎
通算10戦5勝

ANMAAT(IRE)
せん7歳 O.バローズ厩舎
通算17戦9勝

| 年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 | レース映像 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年6月18日 |
![]() アスコット
|
芝1,990メートル | プリンスオブウェールズステークス(G1) | 2着 | PLAY |
| 2025年5月25日 |
![]() カラ
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芝2,100メートル | タタソールズゴールドカップ(G1) | 2着 | PLAY |
| 2024年10月19日 |
![]() アスコット
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芝2,000メートル | 英チャンピオンステークス(G1) | 1着 | |
| 2024年10月5日 |
![]() パリロンシャン
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芝1,950メートル | ドラール賞(G2) | 5着 | |
| 2024年8月10日 |
![]() ヘイドック
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芝2,090メートル | ローズオブランカスターステークス(G3) | 1着 |
5歳(2023年)5月に稍重馬場で争われたイスパーン賞(G1・フランス)でのちにG1を制すライトインファントリー(のちにライトインファントリーマンへ改名)、ファクトゥールシュヴァル、バッカルー、ジュンコを下してG1初制覇。その後は脚部不安で長期にわたって戦線から離脱しましたが、約1年2か月ぶりのレースとなった昨年8月のローズオブランカスターS(G3)を制すと、ドラール賞(G2・フランス)5着を経て向かった英チャンピオンS(G1)では重馬場の中、中団追走から直線で行き場を失う不利を克服して、最後はのちにサンクルー大賞(G1・フランス)、キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(G1)を連勝することになるカランダガンをかわして半馬身差で優勝しました。今年は5月のタタソールズゴールドカップ(G1・アイルランド)が後方から伸びて、先頭のロスアンゼルスを一度かわしましたが、そこから差し返されて半馬身差の2着。続く6月の前走プリンスオブウェールズS(G1)も後方追走から残り200メートルで先頭に立ったものの、そこからオンブズマンの強襲にあって2馬身差の2着に終わっています。なお、今年の2戦はともに良馬場でのものです。
SHIN EMPEROR(FR)
牡4歳 栗東・矢作 芳人厩舎
通算11戦3勝

| 年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 | レース映像 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年4月5日 |
![]() メイダン
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芝2,410メートル | ドバイシーマクラシック(G1) | 7着 | PLAY |
| 2025年2月22日 |
![]() キングアブドゥルアジーズ
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芝2,100メートル | ネオムターフカップ(G2) | 1着 | PLAY |
| 2024年11月24日 |
![]() 東京
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芝2,400メートル | ジャパンカップ(GⅠ) | 2着 | PLAY |
| 2024年10月6日 |
![]() パリロンシャン
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芝2,400メートル | 凱旋門賞(G1) | 12着 | |
| 2024年9月14日 |
![]() レパーズタウン
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芝2,000メートル | アイリッシュチャンピオンステークス (G1) | 3着 |
2歳(2023年)11月のデビュー戦から2連勝で京都2歳S(GⅢ)を制覇。暮れのホープフルS(GⅠ)でも2着に入りました。昨年は3月の弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ)2着、皐月賞(GⅠ)5着の後、日本ダービー(GⅠ)では勝ったダノンデサイルから0秒6差の3着。秋は9月のアイリッシュチャンピオンS(G1・アイルランド)から始動し、直線で前が壁になる場面がありながらも最後に差を詰めて、G2を連勝して臨んでいたエコノミクス、ディープインパクト産駒の英ダービー馬オーギュストロダンに続く3着に入りました。その後の凱旋門賞(G1・フランス)は12着に終わりましたが、続くジャパンカップ(GⅠ)ではハナを切る積極的な競馬から直線でもよく粘って、勝ったドウデュースからクビ差の2着(ドゥレッツァと同着)と巻き返しました。今年は始動戦となった2月のネオムターフカップ(G2・サウジアラビア)を逃げて、バイエルンツホトレネン(G1・ドイツ)優勝馬カリフに1馬身3/4差をつけて優勝。続く前走4月のドバイシーマクラシック(G1・UAE)は序盤逃げる形から粘りを欠いて7着に敗れています。
WHITE BIRCH(GB)
牡5歳 J.マーフィー厩舎
通算12戦5勝

3歳(2023年)4月のバリーサックスS(G3)で重賞初制覇。しかし英ダービー(G1・イギリス)と愛ダービー(G1)はともにオーギュストロダンのそれぞれ3着、8着。秋のパディーパワーS(G3)も4着に敗れてシーズンを終えました。昨年は4月のアレッジドS(G3)を後方から差し切ると、5月6日のムールズブリッジS(G2)は先行して勝利。さらに5月26日のタタソールズゴールドカップ(G1)も後方待機から直線で鋭く伸びて、オーギュストロダンに3馬身差をつけて優勝。重賞3連勝でG1初制覇を果たしました。しかしその後は出走体勢が整わずにプリンスオブウェールズS(G1・イギリス)、エクリプスS(G1・イギリス)、英インターナショナルS(G1・イギリス)を回避すると、アイリッシュチャンピオンS(G1)も飛節を傷めて回避。結局そのままシーズンを終えました。今年は5月5日のムールズブリッジS(G2)で約11か月ぶりに復帰すると、中団から追い上げて、勝ったロスアンゼルスからクビ差の2着。続く前走5月25日のタタソールズゴールドカップ(G1)は後方2番手追走から直線で包まれる場面があって、勝ったロスアンゼルスから1馬身3/4差の4着でした。
ROYAL CHAMPION(IRE)
せん7歳 K.バーク厩舎
通算21戦7勝

| 年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 | レース映像 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年7月26日 |
![]() ヨーク
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芝2,050メートル | ヨークステークス(G2) | 1着 | PLAY |
| 2025年6月18日 |
![]() アスコット
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芝1,990メートル | プリンスオブウェールズステークス(G1) | 7着 | PLAY |
| 2025年4月25日 |
![]() サンダウン
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芝1,990メートル | ゴードンリチャーズステークス(G3) | 4着 | |
| 2025年2月22日 |
![]() サウスウェル
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オールウェザー2,220メートル | ウィンターダービー(G3) | 1着 | |
| 2024年12月31日 |
![]() リングフィールド
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オールウェザー2,000メートル | ケベックステークス(L) | 1着 |
イギリスのR.ヴェリアン厩舎から2歳(2020年)9月にデビュー。重賞未勝利の身で向かった5歳(2023年)10月のカナディアンインターナショナル(G1・カナダ)で2着に健闘しましたが、移籍して走ったオーストラリアでは3戦して昨年10月のクリスタルマイル(G2・オーストラリア)2着が最良の成績でした。その後、イギリスの現在の厩舎に転厩。昨年の大晦日にケベックS(リステッド)を制すと、今年に入って2月のウィンターダービー(G3)も先行して連勝。重賞初制覇を果たしました。以降は4月のゴードンリチャーズS(G3)が差し脚及ばず4着、6月のプリンスオブウェールズS(G1)は先行して7着でしたが、続く前走7月のヨークS(G2)では中団から鋭く伸びて2馬身3/4差で快勝しています。
ZAHRANN(IRE)
牡3歳 J.ムルタ厩舎
通算5戦3勝

今年4月のデビュー戦(3歳以上未勝利)は追い上げ及ばずアタマ差の2着でしたが、2戦目の芝2,080メートル戦(3歳以上未勝利)では若さを見せながらも7馬身差で完勝。続く6月5日のキングジョージⅤ世カップ(リステッド)も最後方から突き抜けて2馬身1/4差で優勝しました。その後、重賞初挑戦となった6月20日のキングエドワードⅦ世S(G2・イギリス)は前めにつける競馬から直線でアミロクをとらえきれずに3/4馬身差の2着でしたが、続く前走8月のロイヤルホイップS(G3)では3番手追走から直線で狭い内から鋭く抜け出して優勝。重賞初制覇を果たしています。
当コーナーの情報は、登録情報を基に制作されております。競走データは公式データと照合し、それ以外の表記は主に現地報道を参考に制作しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。
解説
母はブリーダーズカップマイルやクイーンアンSを含むG1・6勝を挙げて米国競馬の殿堂入りを果たした名牝テピン。本馬は、2歳(2024年)10月のオータムS(G3・イギリス)で重賞初制覇。続くフューチュリティトロフィーS(G1・イギリス)はハナ差の2着でしたが、3着馬は4馬身3/4離していました。今年は3月のバリーサックスS(G3・アイルランド)を逃げ切ると、5月の愛ダービートライアルS(G3・アイルランド)も先行抜け出しの競馬で連勝。1番人気に推された英ダービー(G1・イギリス)は序盤に不利を受けたことも影響したのか、バリーサックスSで2着に下していたランボーンの9着と凡走しましたが、続いて向かった7月のエクリプスS(G1・イギリス)では6頭立ての最後方で直線に向くと、行き場を失う場面がありながらも、最後に外から強襲。プリンスオブウェールズSの勝ち馬オンブズマンをクビ差かわしてG1初制覇を果たしました。その後は8月の前走、英インターナショナルS(G1・イギリス)に出走。他陣営のペースメーカーが単騎で離して逃げる展開の中、ひとかたまりとなった2番手集団の最後方でレースを進めて末脚にかけましたが、勝ったオンブズマンに3馬身半差及ばずの2着でした。