海外競馬発売

クイーンエリザベスⅡ世カップ

シャティン競馬場 2,000メートル(芝)3歳以上

発売開始時刻
日本時間4月27日(日曜)
ネット馬券購入:7時00分
UMACA:営業情報」をご確認ください
発走予定時刻
日本時間4月27日(日曜)17時40分

発売情報

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日本時間4月27日(日曜)
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2025年クイーンエリザベスⅡ世カップ 合田's View『世界の合田』によるレース展望

欧州勢の旗頭はゴリアット、日本勢は3頭出しで臨む

ロマンチックウォリアーによる3連覇を含めて、過去10年で香港調教馬が7勝しているこのレースだが、ロマンチックウォリアーが不在の今年、地元勢は容易ならざる戦いを強いられそうだ。

欧州vs.日本という戦いの構図となりそうな中、欧州勢の旗頭となるのがフランス調教馬のゴリアットだ。昨年7月、後に凱旋門賞(G1・フランス)を制するブルーストッキングに2馬身1/4という決定的な差をつけ、アスコットのキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(G1・イギリス)を制した同馬。そこで得たレーティング126は、今年の出走馬の中ではずぬけた数値となっている。ただし、2,000メートルを走るのは2023年9月以来で、距離への対応がポイントとなりそうである。

前年に続く連覇を果たした前走のニュージーランドS(G1・ニュージーランド)を含めて、今年に入ってから3つのG1を含む4連勝と、絶好調なのがニュージーランドからの遠征馬エルヴェンセドールだ。近年の香港年度代表馬では、アンビシャスドラゴン、ワーザー、ビューティージェネレーションらがニュージーランド産馬で、本馬も香港で激走する血統背景を持つ馬である。

ここに日本勢は、3頭出しで臨む。

このレース、2年連続でロマンチックウォリアーの2着となっているプログノーシス。昨年10月のコックスプレート(G1・オーストラリア)も女傑ヴィアシスティーナの2着に泣いた。ここは、シルバーコレクターというありがたくない呼称を返上する好機到来と言えそうだ。

2023年の日本ダービー(GⅠ)勝ち馬タスティエーラ。天皇賞(秋)(GⅠ)でドウデュースの2着となって臨んだ昨年12月の香港カップ(G1・香港)が3着。シャティンの馬場に適性があることは、実証できたと言えるだろう。

その香港カップで、タスティエーラに先着して2着となったリバティアイランド。勝利からは1年半にわたって遠ざかっているが、能力の高さは折り紙付きで、劇的な復活があってもおかしくない。

劣勢が伝えられる地元勢が大きな期待を寄せるのが、追加登録を行っての参戦となる新興勢力のキャップフェラだ。3月23日に行われた香港ダービー(リステッド)を制した同馬。デビューから前々走まで16戦0勝という成績だったことが大きな話題となったが、実際にはオーストラリアで走っていた時代に、スプリングチャンピオンS(G1)2着、ローズヒルギニー(G1)3着などの実績を残していた。2,000メートルは得意とする距離だけに、一発があってもおかしくなさそうである。

合田 直弘

合田 直弘(海外競馬解説者)

1959年(昭和34年)東京生まれ。父親が競馬ファンで、週末の午後は必ず茶の間のテレビが競馬中継を映す家庭で育つ。1982年(昭和57年)大学を卒業しテレビ東京に入社。営業局勤務を経てスポーツ局に異動し競馬中継の制作に携わり、1988年(昭和63年)テレビ東京を退社。その後イギリスにて海外競馬を学ぶ日々を過ごし、同年、日本国外の競馬関連業務を行う有限会社「リージェント」を設立。同時期にテレビ・新聞などで解説を始め現在に至る。

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