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牡3歳
調教師:友道康夫(栗東)

前走の日本ダービーでは、勝ち馬クロワデュノールから0秒3差の3着に好走し、世代トップクラスの実力を改めて証明した。ひと夏を越し、ここで成長した姿を見せて、秋の飛躍につなげたい。
昨年11月のメイクデビュー京都は2着だったが、続く未勝利(ともに京都・芝1800メートル)できっちりと初勝利をゲット。重賞初挑戦となったきさらぎ賞で4着の後、京都新聞杯で重賞初制覇を飾り、日本ダービーへ駒を進めた(3着)。今回は秋の初戦となるが、9月11日には栗東CWコースで6ハロン82秒6(ラスト1ハロン11秒6)をマークするなど、順調な調整ぶりを見せている。管理する友道康夫調教師は「もともと小さな馬なのでそんなに変わりはないですが、乗り味はしっかりしてきたみたいです」と、春からの変化を語っている。
牡3歳
調教師:中内田充正(栗東)

デビューから無傷の3連勝で重賞初制覇を果たしたように、秘める素質は相当なものがあると言えそうだ。秋の初戦となるこのレースでも持ち前の決め手を発揮し、直線で伸び脚を見せる。
3走前の京都2歳Sで重賞初制覇を果たした後に骨折が判明し、休養に入ることになった。復帰戦の皐月賞は11着だったものの、続く日本ダービーでは、メンバー中最速の上がり3ハロン33秒4(推定)をマークして5着に健闘。改めて世代上位の能力を示したと言っていいだろう。ダービー後は休養を挟み、8月22日に栗東トレーニング・センターへ帰厩。9月10日には栗東CWコースで6ハロン80秒1(ラスト1ハロン11秒2)を計時し、順調な仕上がりを見せている。厩舎スタッフは「まだ休み明けで動きに重さがあるなかでも、精神面で成長しているところはうかがえたようです」と、良化を感じている。
牡3歳
調教師:友道康夫(栗東)

3歳5月の未勝利(京都・芝1800メートル、1着)で初出走。デビューこそ遅かったものの、ここまで2戦2勝と無敗のキャリアを歩んでいる。同世代同士の重賞でも連勝を継続できるのか、注目だ。
前走の白百合S(リステッド・京都・芝1800メートル)は、中団待機から直線でしぶとく脚を伸ばし続け、ゴール直前で差し切り勝ち。2着馬とアタマ差ではあったが、直線で見せた脚力からも、着差以上に強い内容だったと言えるだろう。今回がまだキャリア3戦目だけに、まだまだ伸びしろも十分にあるはずだ。9月11日には、和田竜二騎手がまたがって、栗東CWコースで6ハロン81秒9(ラスト1ハロン11秒4)を一杯に追われてマーク。9月3日にも好タイムを出しており、調整過程は万全とみてよさそうだ。管理する友道康夫調教師は「使うたびに良くなっていますね。距離は延びたほうがいいと思います」と、期待を寄せている。
牡3歳
調教師:杉山晴紀(栗東)

昨年のホープフルSで2着に好走したように、世代上位の実力馬と言っていいだろう。戦法に安定感があり、大崩れせず走れるタイプ。今回も自身の持つ能力をしっかりと発揮できそうだ。
昨年7月のメイクデビュー小倉(芝1800メートル)で、2着馬に1馬身差の完勝劇を披露。その後は3戦続けて2着だったものの、京都2歳S、ホープフルSと世代の上位馬たちとの戦いのなかで連対を果たし、中身の濃い2歳シーズンを過ごした。今春のクラシックでは皐月賞4着、日本ダービー8着とビッグタイトル獲得はならなかったが、GⅠで強敵を相手に経験を積んでおり、秋の飛躍が期待される。9月10日には栗東CWコースで6ハロン79秒3(ラスト1ハロン11秒4)をマーク。しっかりとした負荷がかけられている。秋初戦から能力を発揮できそうだ。
牡3歳
調教師:清水久詞(栗東)

GⅠ7勝を挙げ、種牡馬としても活躍するキタサンブラック(父ブラックタイド)の半弟という良血馬。血統譲りの豊富なスタミナをここまでのレースで示しており、芝2400メートルならしっかりと力を出せるだろう。
3走前の未勝利(函館・芝2000メートル)では2着馬に2馬身1/2差をつけ、デビュー6戦目で待望の初白星を挙げた。続く1勝クラス・北斗特別(函館・芝2000メートル)は、昇級初戦ながら2着に好走。いきなりからクラスにめどを立てた。前走の1勝クラス・積丹特別(札幌・芝2600メートル)は、初めての距離をなんら苦にすることなく、1馬身差をつける快勝で2勝目をゲットした。今回が初めての重賞挑戦とはなるが、北海道のレースで素質開花の兆しを見せており、前走勝利の勢いにも乗って春の実績馬撃破に挑む。
牡3歳
調教師:松永幹夫(栗東)

母アムールブリエはダートグレードレース6勝の活躍馬。祖母が天皇賞(秋)を制したヘヴンリーロマンスという筋の通った母系の出身だ。本馬も重賞ウイナーになれるだけの素質を秘めているとみてよさそうだ。
昨年6月のメイクデビュー福島(芝1800メートル)では、メンバー中最速となる上がり3ハロン34秒4(推定)の末脚で1馬身1/2差をつけて優勝。2歳シーズンはホープフルS(9着)でGⅠの大舞台も経験した。前々走の1勝クラス・ひめさゆり賞(福島・芝2000メートル)は直線で鮮やかに差し切り、待望の2勝目をゲットした。前走の京都新聞杯では、重賞の強敵を相手に3着と好走。春は着実にパワーアップをしていく姿を見せた。デビューからここまで7戦して、5度メンバー中最速の推定上がり3ハロンタイムを記録しており、武器の末脚を生かしてここでも上位を狙う。
牡3歳
調教師:四位洋文(栗東)

おじに菊花賞、天皇賞(春)とGⅠを2勝したワールドプレミアや、ともに重賞2勝のワールドエースとヴェルトライゼンデがいる良血馬。本馬も高い素質を秘めており、長めの距離の芝レースに高い適性がありそうだ。
ここまでキャリア4戦。経験値という意味では春の実績馬たちに見劣りするかもしれないが、裏を返せば伸びしろ十分と言っていいはずだ。初出走が今年3月の未勝利(阪神・芝2400メートル)とデビューこそ遅かったものの、そこでいきなり3着に好走すると、続く未勝利(京都・芝2400メートル)では2着と着順をアップ。前々走の未勝利(京都・芝2400メートル)で初勝利をつかんだ。昇級初戦となった前走の1勝クラス・英彦山特別(小倉・芝2600メートル)でも、2着馬に1馬身1/4差をつける快勝劇を披露。ここは相手も強化されるが、さらに力をつけた姿を見せたい。
(山口 大輝)
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