今週の注目レース

新潟ジャンプステークス(J・GⅢ)

新潟競馬場 3250メートル(芝・外→内)別定 3歳以上障害オープン

データ分析

熱い戦いが繰り広げられる真夏のジャンプ重賞

2024年の新潟ジャンプSは、単勝オッズ3.9倍(2番人気)のホッコーメヴィウスが1着、同3.1倍(1番人気)のサクセッションが2着、同6.7倍(4番人気)のパトリックが3着という結果で、3連単の配当は5860円にとどまった。過去10年の新潟ジャンプSにおける3連単の配当を振り返ってみると、20万円超となった年が2016年(29万540円)と2021年(28万1650円)の2回のみで、5万円未満だった年が7回あり、そのうち3回は1万円未満だった。人気サイドの決着となる可能性が比較的高いレースといえそうだ。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

4番人気以内の馬が中心

過去10年の単勝人気別成績を見ると、3着以内馬延べ30頭のうち22頭を4番人気以内の馬が占めている。一方、5番人気と11番人気以下だった馬が3着以内に入った例はなく、6番人気から10番人気の馬も3着内率が16.0%にとどまっている。人気薄の馬が波乱を演出した例もあるとはいえ、まずは上位人気馬に注目するべきだろう。〔表1〕

〔表1〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 1-3-1-5 10.0% 40.0% 50.0%
2番人気 2-3-0-5 20.0% 50.0% 50.0%
3番人気 5-1-1-3 50.0% 60.0% 70.0%
4番人気 0-2-3-5 0% 20.0% 50.0%
5番人気 0-0-0-10 0% 0% 0%
6〜10番人気 2-1-5-42 4.0% 6.0% 16.0%
11番人気以下 0-0-0-29 0% 0% 0%

年齢別の成績に大きな差はない

過去10年の年齢別成績を見ると、3着内率で8歳馬が33.3%、5歳馬が27.3%で上位となっている。もっとも、それ以外の年齢の馬もそれぞれ20%前後の3着内率をマークしている。年齢によって大きく評価を変える必要はなさそうだ。〔表2〕

〔表2〕年齢別成績(過去10年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
4歳 1-0-0-5 16.7% 16.7% 16.7%
5歳 3-4-2-24 9.1% 21.2% 27.3%
6歳 3-0-3-23 10.3% 10.3% 20.7%
7歳 1-4-1-27 3.0% 15.2% 18.2%
8歳 2-1-4-14 9.5% 14.3% 33.3%
9歳 0-1-0-4 0% 20.0% 20.0%
11歳 0-0-0-2 0% 0% 0%

重賞から臨んだ馬の好走率が高い

過去10年の前走別成績を見ると、前走が重賞だった馬が3着内率40.5%と優秀な成績を収めている。このうち前走が東京ジャンプSだった馬は、〔5・4・4・15〕(3着内率46.4%)とより好走率が高くなっている。重賞から臨む馬は、相応に高く評価するべきだろう。〔表3〕

(伊吹 雅也)

〔表3〕前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
未勝利 0-1-0-11 0% 8.3% 8.3%
オープン(平場・特別) 5-3-4-63 6.7% 10.7% 16.0%
重賞 5-6-6-25 11.9% 26.2% 40.5%

ご注意 「今週の注目レース」ページの情報は、特別レース登録馬や過去のレース結果に基づいて制作しております。JRAが特定の競走馬を応援、推奨するものではありません。出走取りやめ、出走取消などにより、掲載した競走馬がレースに出走しないことがあります。

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