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牡4歳
調教師:斉藤崇史(栗東)
距離を短縮して素質が開花。条件クラスを2連勝して挑んだ前走の北九州記念で重賞初制覇を飾った。前走の馬体重はデビュー以来最高の496キログラム。成長力のある血統で、勢いに乗って重賞連勝を狙う。
未勝利ながら2勝クラスに格上挑戦した昨年12月のジングルベル賞(京都・芝1400メートル)で初勝利を挙げた。今年3月の2勝クラス・伊良湖特別(中京・ダート1200メートル)、5月の3勝クラス・淀S(京都・芝1200メートル)を連勝してオープンクラス入り。重賞初挑戦だった北九州記念では中団から鮮やかに差し切り、重賞初制覇を果たした。きょうだい3頭もオープンクラスまで出世しており、半兄ヤマニンウルス(父ジャスタウェイ)は先月の東海Sで重賞2勝目を挙げた。夏場に強い血統と言え、本馬も好調をキープしている様子。勢いに乗って4連勝を飾るか、注目だ。
牝4歳
調教師:武英智(栗東)
芝1200メートルは5戦して4勝、2着1回と全て連対。唯一敗れた前走の函館スプリントS(2着)もハナ差の接戦だった。一戦ごとに走破タイムも更新しており、パフォーマンスも上がっている。
キャリア2戦目で重賞に挑んだ2023年デイリー杯2歳Sは7着。続く2024年フィリーズレビューも13着に敗れ、世代限定重賞では結果を出せなかった。その後は自己条件を使いながら力をつけ、昨年12月の2勝クラス・クリスマスC、今年3月の3勝クラス・アクアマリンS(ともに中山・芝1200メートル)を連勝してオープンクラス入りを決めた。久々の重賞挑戦だった前走の函館スプリントSは好位から粘り込んで2着に好走。1分06秒6のコースレコード決着となったなかで、タイム差なしの惜敗だった。前走に続く武豊騎手とのコンビで、改めて重賞タイトル獲得を狙う。
牝6歳
調教師:福永祐一(栗東)
昨年のCBC賞は最内枠から器用な立ち回りで抜け出し、重賞初制覇を飾った。中京コースは〔2・1・1・2〕と好相性。本レース連覇を果たせば、2012年、2013年の勝ち馬マジンプロスパー以来となる。
条件戦を使いながら力をつけ、2023年12月の3勝クラス・知立S(中京・芝1200メートル)を勝ってオープンクラス入り。昇級初戦の2024年京都牝馬Sで9着に敗れた後、定年解散を迎えた松永昌博厩舎から福永祐一厩舎に転厩した。昨年のCBC賞ではロスなく立ち回って抜け出し、重賞初制覇。その後は勝ち切れていないが、今年の高松宮記念ではGⅠにも初挑戦して8着に入った。牝馬らしく夏場を得意としており、今季も調子はよさそう。7月30日の1週前追い切りでは、栗東坂路で4ハロン49秒8の自己ベストタイムをマークしている。思い出の舞台で1年ぶりのVを目指す。
牝4歳
調教師:藤原英昭(栗東)
2走前の愛知杯を鮮やかに差し切り、重賞初制覇を飾った。今年1月の淀短距離S(リステッド・中京・芝1200メートル)では10着に敗れたが、キャリア2度目の当コースで前進可能だろう。
2024年の紅梅S(リステッド・京都・芝1400メートル)を勝ち、GⅠ初挑戦だった桜花賞でも勝ち馬から0秒3差の6着に健闘した。今年3月の愛知杯では10番人気を覆して差し切り勝ち。3着に負かしたカピリナはサマースプリントシリーズ第1戦の函館スプリントSを勝利しており、メンバーレベルも高かった。2度目のGⅠ挑戦だった前走のヴィクトリアマイルは11着に敗れたが、GⅢに戻れば反撃可能。重賞初制覇を飾った愛知杯が前走10着から一変だったように、成績にムラのあるタイプではあるが、持ち前の末脚が生きる展開になればチャンスもふくらむだろう。
牡6歳
調教師:友道康夫(栗東)
昨年5月以降はスプリント路線を歩み、前走のオープン特別・モルガナイトS(福島・芝1200メートル)で当距離2勝目を挙げた。CBC賞には、勝ち馬から0秒2差の5着に惜敗した昨年に続く参戦。重賞初タイトルを狙う。
少しずつ距離を短くして素質が開花した。3歳2月までに2000メートル戦で2勝をマーク。同年秋にマイル戦に矛先を向け、3連勝を飾った。初めてのスプリント戦だった2024年のオープン特別・鞍馬S(京都・芝1200メートル)を勝ち、以後は短距離路線へ。前走のオープン特別・モルガナイトSでは、59キログラムの斤量を背負って快勝した。全弟サトノカルナバルは昨年の函館2歳Sを勝利。兄の本馬もスプリント重賞で初のタイトル獲得を狙う。管理する友道康夫厩舎はこれまでのJRA重賞全76勝を1600メートル以上の距離で挙げており、初のスプリント重賞制覇がかかる。
牝5歳
調教師:今野貞一(栗東)
キャリア17戦のうち14戦で4着以内を確保。昨年のCBC賞では勝ち馬から0秒1差の3着に好走した、今年2月のシルクロードSも2着と、重賞ではあと一歩のレースが続いているが、自在性を生かして重賞初制覇を狙う。
デビュー当初から堅実な走りを見せ、昨年4月の3勝クラス・ライスシャワーC(京都・芝1200メートル)を勝ってオープンクラス入りを果たした。重賞初挑戦だった昨年の北九州記念は14着に敗れたが、続くCBC賞では逃げて勝ち馬から0秒1差の3着。本舞台で行われた今年初戦の淀短距離S(リステッド)も逃げ粘って3着に入ると、続くシルクロードSでは差す競馬で2着に好走した。キャリア16戦目で初めて1400メートル戦に挑んだ2走前の愛知杯でも4着と上位争い。当地では4戦して勝ち星こそないが、全て4着以内と崩れていない。走り慣れた舞台で自在性を生かしたい。
牡4歳
調教師:伊藤大士(美浦)
ダートで5勝を挙げ、初めての芝だった前走の函館スプリントSでは逃げて4着。前半600メートル通過タイム32秒5のハイペースで飛ばしながらも粘りを見せた。芝2戦目で慣れが見込める今回は、さらに上の着順を狙う。
デビューからダートの短距離路線を歩み、条件戦を使いながらパワーアップしてきた。2024年11月の3勝クラス・グランアレグリアC(京都・ダート1400メートル)を勝ってオープンクラス入り。重賞初挑戦だったカペラSは7着に敗れたが、今年4月の京葉S(リステッド・中山・ダート1200メートル)を鮮やかに逃げ切った。前走の函館スプリントSで芝に初挑戦。ダッシュ力を生かして先手を奪い、速い時計にも対応して4着に健闘した。CBC賞は近5年で逃げ馬が4勝と活躍しており、本馬も圧倒的なスピードを武器に押し切りを狙う。
牡3歳
調教師:大久保龍志(栗東)
昨年夏の中京開催でデビュー勝ち。続く中京で行われた小倉2歳Sでは好位から抜け出し、2連勝で重賞初制覇を飾った。その後は4連敗中だが、約11か月ぶりに得意なコースへ戻って巻き返しなるか、注目だ。
昨年8月のメイクデビュー中京(芝1200メートル)を1番人気に応えて快勝。続く本舞台の小倉2歳Sも好位から押し切って連勝を決めた。距離を延ばした京王杯2歳Sは8着、朝日杯フューチュリティSは14着。今年初戦のクロッカスS(リステッド・東京・芝1400メートル)も6着に敗れ、その後は休養に入った。前走の北九州記念(12着)で復帰。今回は休み明け2戦目の上積みが見込めるはずだ。7月31日の1週前追い切りでは、栗東坂路で4ハロン50秒6の好時計をマーク。本レースを3歳馬が勝てば、小倉開催だった2022年のテイエムスパーダ以来となる。
(寺下 厚司)
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