日本ダービー当日の最終レースとして、ファンに親しまれている一戦。過去10年で3着以内に入った延べ30頭のうち15頭が単勝6番人気以下で、高配当決着も少なくない。過去10年の結果から好走馬に共通するポイントを探っていく。
過去10年の年齢別成績では、4歳馬から7歳以上の馬まで幅広い年齢の馬が3着以内に入っている。7歳以上のベテランホースも2勝を挙げ、3着5回を数えるなど若い馬に見劣りしない成績を残している。年齢に関しては気にしなくてよさそうだ。〔表1〕
年齢 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
4歳 | 3-2-1-28 | 8.8% | 14.7% | 17.6% |
5歳 | 2-4-2-37 | 4.4% | 13.3% | 17.8% |
6歳 | 3-4-2-31 | 7.5% | 17.5% | 22.5% |
7歳以上 | 2-0-5-40 | 4.3% | 4.3% | 14.9% |
過去10年の馬番別成績をまとめると、連対馬延べ20頭中15頭、3着以内馬延べ30頭中20頭が8番から内の馬となっている。9番から外の馬番は5勝3着5回があるが、2着が一度もないという偏りが見られる。また、2018年以降に限ると、11番から外の馬番は出走42回に対し3着が3回あるものの2着以内が0回というのも気になるデータだ。〔表2〕
馬番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
1〜4番 | 3-4-4-29 | 7.5% | 17.5% | 27.5% |
5〜8番 | 2-6-1-31 | 5.0% | 20.0% | 22.5% |
9〜12番 | 4-0-3-33 | 10.0% | 10.0% | 17.5% |
13〜18番 | 1-0-2-43 | 2.2% | 2.2% | 6.5% |
2021年から昨年まで、前走で芝2500メートル戦に出走していた馬が4年連続で優勝中。その4頭の前走はいずれも日経賞だったので、今年も日経賞から当レースに臨んでくる馬がいれば注目しておきたい。その一方で、前走が芝2400メートルだった馬は出走数が最多の64回ながら、優勝は2回にとどまっている。〔表3〕
(河野 道夫)
注記:表は横にスクロールすることができます。
前走の距離 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
芝2200m以下 | 3-1-2-36 | 7.1% | 9.5% | 14.3% |
芝2400m | 2-6-3-53 | 3.1% | 12.5% | 17.2% |
芝2500〜2600m | 4-2-3-21 | 13.3% | 20.0% | 30.0% |
芝3000m以上 | 1-1-2-22 | 3.8% | 7.7% | 15.4% |
ダートのレース | 0-0-0-4 | 0% | 0% | 0% |
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