今週の注目レース

平安ステークス(GⅢ)

京都競馬場 1900メートル(ダート)別定 4歳以上オープン

出走馬情報

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メイショウハリオ

牡8歳

調教師:岡田稲男(栗東)

  • 父:パイロ
  • 母:メイショウオウヒ
  • 母の父:マンハッタンカフェ
ここに注目!

これまでJpnⅠで4勝を挙げているように、ダート路線を長らく引っ張ってきた存在と言っていいだろう。実力は確かなだけに、2022年のマーチS以来となるJRA重賞制覇も難しくはないはずだ。

昨年秋は、日本テレビ盃(JpnⅡ・船橋・ダート1800メートル)で3着に好走すると、JBCクラシック(JpnⅠ・佐賀・ダート2000メートル)でも初めての佐賀競馬場でのレースだったにも関わらず2着に入り、改めて力を示した。今年初戦のフェブラリーSは6着だったが、前走の川崎記念(JpnⅠ・川崎・ダート2100メートル)では早め先頭からそのまま押し切り、一昨年6月の帝王賞(JpnⅠ・大井・ダート2000メートル)以来となる白星をゲットした。京都のダートコースは3歳時以来となるが、その時に勝ち星を挙げており、コース替わりも問題ないだろう。

ブライアンセンス

牡5歳

調教師:斎藤誠(美浦)

  • 父:ホッコータルマエ
  • 母:ヒラボクビジン
  • 母の父:ブライアンズタイム
ここに注目!

レースを経験しながら徐々に力をつけ、5歳となった今年初戦のアルデバランS(京都・ダート1900メートル)でオープンクラス初勝利を挙げると、前走のマーチSで重賞初制覇も果たした。連勝中の勢いに乗って、再び重賞制覇を狙う。

3歳1月のデビューから2戦目で初勝利。5月に2勝目を挙げ、続くユニコーンSでは初めての重賞挑戦で3着に入り、高い素質を披露した。その後は、2勝クラス・西湖特別(東京・ダート1600メートル)で3着の後、2勝クラス(京都・ダート1800メートル)、3勝クラス・花園S(京都・ダート1800メートル)を連勝してオープンクラス入りを決めた。今回と同距離だった前々走のオープン特別・アルデバランS勝利など、京都ダートコースでは4戦して3勝をマーク。残る1戦もオープンクラス入り初戦の東海S4着で、安定した走りを続けている。コース相性は高いと言えそうだ。

ロードクロンヌ

牡4歳

調教師:四位洋文(栗東)

  • 父:リオンディーズ
  • 母:リラコサージュ
  • 母の父:ブライアンズタイム
ここに注目!

4連勝で挑んだ前走のマーチS(3着)で連勝こそストップしたが、重賞のメンバーを相手に上位争いを演じ、改めてその高い実力を証明した。2度目の重賞挑戦で、タイトル獲得を目指す。

昨年2月に芝の未勝利(小倉・芝1800メートル、3着)でデビューすると、6戦目でダートに転向。その初戦となった札幌の未勝利(ダート1700メートル)を5馬身差で制すと、そこから4連勝をマーク。前々走の3勝クラス・上総S(中山・ダート1800メートル)では、2着に5馬身差をつけてオープンクラス入りを決めた。母リラコサージュは重賞勝ちこそないものの、秋華賞で3着に好走するなど高い能力を秘めていた馬。叔父にはダートグレードレース2勝馬で息の長い活躍を見せたロードゴラッソがおり、血統的にも今後の成長やさらなる活躍が見込めるだろう。

タイトニット

牡5歳

調教師:今野貞一(栗東)

  • 父:キズナ
  • 母:アルティメイトラブ
  • 母の父:シンボリクリスエス
ここに注目!

昇級初戦で重賞初挑戦だった前走のアンタレスSで2着に好走。いきなりからオープンクラスでの戦いにめどを立てたと言っていいだろう。今度は、さらなる前進を見せて重賞タイトルをつかみ取る。

祖母コイウタはヴィクトリアマイルでGⅠ初制覇を飾った活躍馬。半兄ゴッドセレクション(父ノヴェリスト)、同じく半兄フィロロッソ(父ハービンジャー)はダートを主戦場にオープンクラスまで出世しており、母系は高い能力をしっかりと伝えている。本馬はJRA再転入初戦こそ5着だったが、続く1勝クラス(京都・ダート・1800メートル)でJRA初勝利をゲット。その後もレースを重ねながら力をつけ、前々走の3勝クラス・甲南S(阪神・ダート2000メートル)を勝ってオープンクラス入りを決めた。近走の走りは充実一途と言えるもの。勢いに乗って本レースに向かえそうだ。

ジンセイ

牡4歳

調教師:庄野靖志(栗東)

  • 父:ジャスタウェイ
  • 母:コマノレジェンド
  • 母の父:ストリートセンス
ここに注目!

ダートのレースでは、ここまで3戦して1着、2着、1着とまだ底を見せていない。ダート適性の高さは疑いようがなく、今回が初めてのダート重賞挑戦となるが、楽しみのほうが大きい一戦と言えるだろう。

一昨年12月にデビュー3戦目で初勝利を挙げ、昨秋の1勝クラス(京都・芝2200メートル)で2勝目をマーク。3走前の2勝クラス(京都・ダート1900メートル)で初めてダートのレースに挑むと、2着に7馬身差をつける圧勝で、いきなりダート適性の高さを見せつけた。前走の3勝クラス・観月橋S(京都・ダート1900メートル)を1馬身3/4差で完勝し、オープンクラス入り。ここまでダートでの3戦では全てメンバー中最速の推定上がり3ハロンタイムを計時しており、強烈な決め手はここでも武器となるはずだ。今回の舞台で2戦2勝と結果を残している点も心強い。

レヴォントゥレット

牡4歳

調教師:矢作芳人(栗東)

  • 父:ロードカナロア
  • 母:クイーンマンボ
  • 母の父:マンハッタンカフェ
ここに注目!

昨年の4月に既走馬相手の未勝利戦でデビュー。初戦は7着だったが、2戦目から4連勝でオープンクラス入りを決めた。今回がまだキャリア7戦目で、伸びしろは大きそう。初の重賞挑戦も今後に向けて大きな経験になりそうだ。

母クイーンマンボは地方交流重賞を2勝。ダートの大舞台に実績を残す血筋と言っていいだろう。本馬は昨年5月の未勝利(東京・ダート2100メートル)での初勝利から一気の4連勝で、今年3月にオープンクラス入りを決めた。昇級初戦の前走・ブリリアントS(リステッド・東京・ダート2100メートル)は、早めに先頭に並びかけるも粘り切れず4着。今回は初めての重賞挑戦となるが、持ち前の先行力を生かして上位進出を狙いたいところだろう。前走後の調整も順調そのもの。京都コースは初めてとなるが、右回り自体では実績を残しており、こなす可能性は高そうだ。

アウトレンジ

牡5歳

調教師:大久保龍志(栗東)

  • 父:レガーロ
  • 母:クイーンパイレーツ
  • 母の父:キングカメハメハ
ここに注目!

京都のダートで過去に勝ち星を挙げており、昨年のみやこSでは1/2馬身差の2着に好走した。コース相性は高いとみてよさそうで、今回はJRA重賞初制覇に向けて好条件がそろったと言えるだろう。

同じ大久保龍志厩舎所属の半兄ハピ(父キズナ)は、重賞こそ未勝利ながら2度の2着があり、GⅠのチャンピオンズCでも3着と好走した。同じく大久保龍志厩舎所属だった父レガーロは全日本2歳優駿(JpnⅠ)の2着馬で、厩舎ゆかりの血統背景の持ち主と言えるだろう。本馬も着実に実績を積み重ね、3走前の浦和記念(JpnⅡ・浦和・ダート2000メートル)で重賞初制覇を達成。2着馬に6馬身差をつける完勝で、能力の高さは疑いようがない。近2走の成績はひと息だが、5月15日には、栗東CWコースで6ハロン80秒2(ラスト1ハロン11秒1)をマーク。今回に向けて好調教を見せている。

ライオットガール

牝5歳

調教師:中村直也(栗東)

  • 父:シニスターミニスター
  • 母:マリアビスティー
  • 母の父:ハーツクライ
ここに注目!

2023年8月のレパードS(1着)以来、久しぶりにJRAのレースへ出走する。近走も牝馬限定の地方交流重賞で上位争いを続けており、能力は健在と言っていいだろう。今回は牡馬相手となるが、豊富な経験を生かしたい。

デビュー2戦目の未勝利(阪神・ダート1800メートル)で初勝利を挙げると、3歳6月の時点で3勝目をマーク。早くからダートでの素質の高さを示し、重賞初挑戦となったレパードSでは牡馬相手の一戦をクビ差で制し、タイトルをつかんだ。その後も一昨年のクイーン賞(JpnⅢ・船橋・ダート1800メートル)と昨年の兵庫女王盃(JpnⅢ・園田・ダート1870メートル)で地方交流重賞を制覇。連覇を狙った今年の兵庫女王盃でもしぶとい走りで3着と上位争いを演じ、5歳となっても変わらぬ能力を披露している。今回も持ち前の粘り強さで上位争いに加わりたいところだ。

(山口 大輝)

ご注意 「今週の注目レース」ページの情報は、特別レース登録馬や過去のレース結果に基づいて制作しております。JRAが特定の競走馬を応援、推奨するものではありません。出走取りやめ、出走取消などにより、掲載した競走馬がレースに出走しないことがあります。

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