東京・芝2400メートルで行われるダービーのトライアルレース。世代の頂点を決めるダービーの優先出走権獲得を目指し、毎年のように激戦が繰り広げられている。そんな一戦の傾向を探るべく、過去10年の結果を調べてみた。
過去10年の単勝人気別成績を見ると、上位人気馬の中でも1番人気の3着内率が80%と高くなっている。また、優勝馬は全て6番人気以内で、1番人気の勝利数が多いわけではないので、優勝争いという点では上位人気馬全体にチャンスがありそうだ。〔表1〕
単勝人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 3-2-3-2 | 30.0% | 50.0% | 80.0% |
2番人気 | 1-2-0-7 | 10.0% | 30.0% | 30.0% |
3番人気 | 2-0-1-7 | 20.0% | 20.0% | 30.0% |
4番人気 | 2-3-1-4 | 20.0% | 50.0% | 60.0% |
5番人気 | 1-1-1-7 | 10.0% | 20.0% | 30.0% |
6番人気以下 | 1-2-4-101 | 0.9% | 2.8% | 6.5% |
過去10年で好走率が高いのはJRAで2勝を挙げていた馬。1勝馬は劣勢だが、馬券に絡んだ8頭中5頭はオープンクラスで3着以内に入った実績がある馬だった。2勝馬が有力な一戦で、1勝馬を狙う際はオープンクラスでの実績をチェックしたい。〔表2〕
勝利数 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
2勝 | 9-6-7-50 | 12.5% | 20.8% | 30.6% |
1勝以下 | 1-4-3-78 | 1.2% | 5.8% | 9.3% |
当レース出走馬の臨戦過程は様々だが、クラスにかかわらず前走が2400メートルだった馬の好走率が高い。なかでも1勝クラスで2400メートルの特別戦(ゆりかもめ賞、ゆきやなぎ賞、アザレア賞)を勝ってここに出走してきた馬は、〔4・2・2・8〕と半数が3着以内に入っているので注目だ。〔表3〕
(姫園 淀仁)
前走の距離 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
1400m | 0-0-0-1 | 0% | 0% | 0% |
1600m | 0-0-1-1 | 0% | 0% | 50.0% |
1800m | 1-1-1-33 | 2.8% | 5.6% | 8.3% |
2000m | 2-3-2-35 | 4.8% | 11.9% | 16.7% |
2200m | 2-3-3-36 | 4.5% | 11.4% | 18.2% |
2300m | 0-0-0-1 | 0% | 0% | 0% |
2400m | 5-3-3-21 | 15.6% | 25.0% | 34.4% |
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