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牡4歳
調教師:田中博康(美浦)
強豪ぞろいの現4歳世代のダート路線でもトップクラスの実力の持ち主。デビューから7戦全てダートのレースに出走して4勝をマーク。また、7戦全てで3着以内を確保しているように、安定感も魅力の一頭だ。
デビューから連勝を決め、重賞初挑戦となった昨年のユニコーンSは3着。続くレパードSでは、2着サトノフェニックスに1馬身差をつける完勝で重賞初制覇を飾った。秋のジャパンダートクラシック(JpnⅠ・大井・ダート2000メートル)では、今年のサウジC(G1)を制したフォーエバーヤングの2着に好走。続く名古屋大賞典(JpnⅢ・名古屋・ダート2000メートル)で重賞2勝目を挙げた。年明け初戦となった前走のフェブラリーSでは3着とJRA・GⅠ初挑戦で上位争いに加わり、改めて地力の高さを証明。今年の飛躍につなげるためにも、ここを勝って収得賞金を加算したいところだ。
牡8歳
調教師:四位洋文(栗東)
ダート重賞でこれまで3勝をマークしている実績馬。今回は8歳初戦となるが、動きからは衰えを感じさせず、さらなるタイトル獲得も見込めそうだ。昨年は3着だったアンタレスSでリベンジを果たしたい。
前々走のシリウスSでは、トップハンデ59.5キログラムを克服し、2着オメガギネスに1馬身1/4差をつけて快勝。前走のチャンピオンズCでは、GⅠの強敵を相手に4着と健闘し、古豪健在をアピールした。今回と同じ阪神・ダート1800メートルのレースでは、3着だった昨年のアンタレスSを含め1勝、2着2回、3着1回と好走実績を残しており、相性の良さは疑いようがない。今回は約4か月半の休み明けとはなるが、ゆったりとしたローテーションでの出走はいつも通り。持ち味である立ち回りのうまさと直線の決め手を今回も発揮して、上位進出をもくろむ。
牡5歳
調教師:斉藤崇史(栗東)
昨年のプロキオンSで、デビュー5連勝とともに重賞初制覇を達成。以後は白星から遠ざかっているが、そのポテンシャルから、さらに上の舞台での活躍が期待されている一頭だ。再び重賞タイトルをつかみ、上昇気流に乗りたい。
前走のコーラルS(リステッド・阪神・ダート1400メートル)は3着。斤量59キログラムに加え、それまで出走していた距離よりも短い距離でのレースだっただけに、難しい条件がそろっていた。前々走の小倉大賞典は10着だったが、初めての芝のレースでこれも敗因は明らかだ。全5勝を1700メートルから1900メートルの距離を挙げていることから、今回のダート1800メートルはベストに近い待望の舞台と言えるのかもしれない。前走時で582キログラムというかなりの大型馬だけに、スムーズにレースを運べるかは重要なところ。すんなりと先行できる形が理想だろう。
牡5歳
調教師:西園正都(栗東)
強力な先行力と粘りがこの馬の持ち味。同型馬の存在は鍵となりそうだが、今回も先手を奪って粘り込みを図ることになるだろう。重賞初挑戦で試金石になるが、飛躍のきっかけとなるかもしれない。
デビュー5戦目の未勝利(中京・ダート1400メートル)で初勝利と勝ち上がりには時間がかかったものの、レースを重ねながら着実に成長。今年初戦となった前々走の3勝クラス・アレキサンドライトS(中山・ダート1800メートル)を4馬身差で鮮やかに逃げ切り、オープンクラス入りを決めた。昇級初戦となった前走のオープン特別・レグルスS(阪神・ダート1800メートル)も2着に1馬身差をつけて完勝。5歳を迎えて充実期を迎えている印象だ。今回は初めての重賞挑戦で、相手のレベルもさらに一段アップするが、勢いなら引けを取らないだろう。
牡5歳
調教師:安田翔伍(栗東)
これまで重賞での勝利こそないものの、2着が3回あり、あと一歩のところまできている。昨年のフェブラリーS(14着)では1番人気に支持された素質馬。転厩初戦となるこのレースで、改めて重賞初制覇を狙う。
2022年のデビューから連勝を決め、初めての重賞となった2023年レパードSでは2着に好走。続くグリーンチャンネルC(リステッド・東京・ダート1600メートル)は他世代との初対戦だったが、3馬身1/2差をつける完勝で3勝目をマークした。昨年もオープン特別・三宮S(京都・ダート1800メートル)で7馬身差の圧勝を披露すると、シリウスSでも2着に入り、改めて重賞で上位争いができる高い能力を証明したと言っていいだろう。近2走は敗戦が続いているが、ここは栗東所属に替わっての初戦。持っている実力は今回のメンバーの中でも上位のものがあるはず。変わり身に期待したい。
牡7歳
調教師:高橋亮(栗東)
昨年のアンタレスSでは、オープンクラス昇級後3戦目で鮮やかな差し切りを決め、同クラス初勝利を重賞初制覇で挙げた。強烈な決め手の持ち主だけに、今回も直線で鋭い伸び脚を見せられるはずだ。
今回は連覇のかかる一戦となる。デビュー当初からダートの中距離のカテゴリーで活躍。力をつけながらオープンクラス入りを果たし、昨年のアンタレスSで重賞初制覇を飾った。今回と同じ阪神・ダート1800メートルのレースでは11戦して〔4・1・5・1〕と、抜群の好相性を見せている。その昨年の勝利後は白星から遠ざかっているが、3走前のみやこS、前々走のプロキオンSではともに5着と掲示板を確保。今年で7歳となったが、変わらず実力馬らしい走りを見せている。得意の舞台に戻り、持ち前の決め手が生きる流れになれば前進があっていいだろう。
牡5歳
調教師:東田明士(栗東)
すんなりと先手を奪うことができればしぶとい粘りを発揮する。これまでの6勝は全て1800メートルで挙げており、前走から200メートルの距離延長はプラス材料だろう。前所属の音無秀孝厩舎の解散に伴い、ここが転厩初戦となる。
昨年2月の3勝クラス・伊丹S(阪神・ダート1800メートル)で2馬身1/2差の快勝を見せ、オープンクラス入りを決めた。その後もオープン特別・名鉄杯(中京・ダート1800メートル)で3着に好走すると、12月の師走S(リステッド・中山・ダート1800メートル)ではクビ差の2着と、現級初勝利まであと一歩のところまで迫った。暮れのベテルギウスS(リステッド・京都・ダート1800メートル)で待望のオープンクラス初勝利を挙げると、前々走のプロキオンSで重賞を初制覇。初めてのGⅠ挑戦となった前走のフェブラリーSこそ10着だったが、ここで改めて能力を証明したいところだ。
牡6歳
調教師:栗田徹(美浦)
近走は常にメンバー中上位の上がり3ハロンタイム(推定)をマークしているように、力強い末脚が武器。コンスタントに出走してレースでの経験値も上げており、今回もダート馬らしいパワフルな伸び脚で上位進出を狙う。
半兄に東京大賞典(GⅠ)4連覇などの活躍を見せたオメガパフューム(父スウェプトオーヴァーボード)を持つダートの良血馬。本馬もデビューから連勝を決めるなど早くから活躍を見せた。一昨年の3勝クラス・堺S(阪神・ダート1800メートル)を勝ってオープンクラス入り。昨年秋のオープン特別・カノープスS(京都・ダート1900メートル)では2着に2馬身差をつけ、現級での初勝利を挙げた。前々走のプロキオンSが勝ち馬から0秒3差の4着、前走のマーチSが勝ち馬から0秒5差の5着と、重賞でも上位と差のない競馬ができている。ここでも好勝負必至と言えるだろう。
(山口 大輝)
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