今週の注目レース

ニュージーランドトロフィー(GⅡ)

中山競馬場 1600メートル(芝・外)馬齢 牡・牝 3歳オープン

データ分析

3歳マイル王決定戦への切符を懸けて

ニュージーランドTはNHKマイルCのトライアルレースで、3着までに入れば優先出走権を獲得できる。2023年には、ここで出走権を得たシャンパンカラーとウンブライルがNHKマイルCでワンツーを決めており、本番の結果を占う意味でも注目の一戦となっている。過去10年の結果から、レースの特徴を調べてみたい。

上位人気中心も伏兵の台頭に注意

過去10年で単勝1番人気は勝ち切れておらず、2着が4回となっている。2020年以降の5回では2番人気または3番人気の馬が勝利を収め、2着馬はいずれも5番人気以内の馬となっているが、3着馬は5頭とも6番人気以下だった。さかのぼれば2016年は3連単で100万馬券が飛び出し、2017年は単勝12番人気のジョーストリクトリが優勝しているので、伏兵馬の台頭も警戒しておくべきだろう。〔表1〕

〔表1〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 0-4-0-6 0% 40.0% 40.0%
2番人気 5-0-2-3 50.0% 50.0% 70.0%
3番人気 2-2-0-6 20.0% 40.0% 40.0%
4番人気 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
5番人気 0-2-1-7 0% 20.0% 30.0%
6〜9番人気 1-1-5-33 2.5% 5.0% 17.5%
10番人気以下 1-1-2-58 1.6% 3.2% 6.5%

伏兵は内寄りの枠に潜む

過去10年の3着以内馬30頭中19頭は1枠から4枠で、内寄りの枠が優勢だ。ただし、単勝5番人気以内の馬に限れば、5枠から8枠は3着以内の回数、3着内率とも引けを取らない。上位人気馬であれば枠順を気にする必要はないだろう。〔表2〕

〔表2〕単勝5番人気以内だった馬の枠番別成績(過去10年)
枠番 成績 勝率 連対率 3着内率
1〜4枠 6-3-1-16 23.1% 34.6% 38.5%
5〜8枠 2-5-2-15 8.3% 29.2% 37.5%

一方、単勝6番人気以下だった馬は、3着以内に入った11頭中9頭が1枠から4枠だった。10番人気以下で馬券に絡んだ4頭も全てこれに含まれているので、下位人気馬をピックアップするなら内寄りの枠に入った馬がよさそうだ。〔表3〕

〔表3〕単勝6番人気以下だった馬の枠番別成績(過去10年)
枠番 成績 勝率 連対率 3着内率
1〜4枠 2-2-5-39 4.2% 8.3% 18.8%
5〜8枠 0-0-2-52 0% 0% 3.7%

前走が重賞で2着から9着だった馬が狙い目

過去10年の当レースでは、前走1着馬よりも、2着から9着だった馬の方が3着内率が高くなっている。前走が2着から9着だった馬のうち、3着以内に入った19頭中16頭は前走が重賞で、当レースで3番人気以内に支持された馬は〔3・3・1・4〕と3着内率は60%を超える。これらに該当する馬が狙い目となりそうだ。〔表4〕

(高那実 マヤ)

〔表4〕前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 5-3-2-44 9.3% 14.8% 18.5%
2〜9着 5-7-7-48 7.5% 17.9% 28.4%
10着以下 0-0-1-30 0% 0% 3.2%

ご注意 「今週の注目レース」ページの情報は、特別レース登録馬や過去のレース結果に基づいて制作しております。JRAが特定の競走馬を応援、推奨するものではありません。出走取りやめ、出走取消などにより、掲載した競走馬がレースに出走しないことがあります。

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