当レースは昨年までアーリントンCの名称で行われていたが、今年レース名が変更となった。名前が変わっても阪神・芝1600メートルで争われるNHKマイルCのトライアルレースという点に変わりはないので、ここでは過去10年のアーリントンCの結果から傾向を調べている。
過去10年で1番人気の勝率は60%と高いのだが、それ以外は全て4着以下に敗れているうえ、2023年のユリーシャ(11着)や2019年のフォッサマグナ(16着)のように大敗してしまった馬もいる。1番人気が信頼できそうなら1着固定で勝負、信頼できないのなら思い切って馬券対象から外すという作戦もアリかもしれない。〔表1〕
単勝人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 6-0-0-4 | 60.0% | 60.0% | 60.0% |
2番人気 | 0-0-1-9 | 0% | 0% | 10.0% |
3番人気 | 0-1-1-8 | 0% | 10.0% | 20.0% |
4番人気 | 1-2-3-4 | 10.0% | 30.0% | 60.0% |
5番人気 | 1-1-1-7 | 10.0% | 20.0% | 30.0% |
6番人気以下 | 2-6-4-89 | 2.0% | 7.9% | 11.9% |
過去10年の前走別成績では、同じ阪神・芝1600メートルで行われる朝日杯フューチュリティSからの臨戦馬が有力で、連対率は54.5%に達している。朝日杯フューチュリティS組の中でも9着以内だった馬は、〔4・2・0・1〕とさらに優秀だ。出走頭数が多いのは前走が1勝クラスだった馬で、中でも1勝クラスの平場で1着だった馬は〔1・1・3・15〕(3着内率25.0%)とまずまずの成績を残している。〔表2〕
注記:表は横にスクロールすることができます。
前走 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
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朝日杯FS | 4-2-0-5 | 36.4% | 54.5% | 54.5% |
シンザン記念 | 2-0-1-6 | 22.2% | 22.2% | 33.3% |
フィリーズレビュー | 1-0-0-4 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
共同通信杯 | 1-0-0-1 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
その他の重賞 | 0-3-3-18 | 0% | 12.5% | 25.0% |
ジュニアC | 1-1-1-4 | 14.3% | 28.6% | 42.9% |
その他のオープン特別 | 0-0-0-9 | 0% | 0% | 0% |
1勝クラス(特別) | 0-1-0-30 | 0% | 3.2% | 3.2% |
1勝クラス(平場) | 1-2-3-30 | 2.8% | 8.3% | 16.7% |
新馬・未勝利 | 0-1-2-14 | 0% | 5.9% | 17.4% |
過去10年の枠番別成績で勝ち馬が出ているのは2枠から6枠。中でも5枠が5勝を含む7連対と大活躍。5勝のうち4勝は1番人気が挙げたものだが、12番人気のイベリス(2019年1着)や、10番人気のリッケンバッカー(2021年2着)といった穴馬が好走したケースもある。迷ったときは5枠を押さえてみるのも面白そうだ。〔表3〕
(姫園 淀仁)
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
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1枠 | 0-2-2-11 | 0% | 13.3% | 26.7% |
2枠 | 1-1-1-13 | 6.3% | 12.5% | 18.8% |
3枠 | 1-0-0-15 | 6.3% | 6.3% | 6.3% |
4枠 | 1-1-1-14 | 5.9% | 11.8% | 17.6% |
5枠 | 5-2-0-12 | 26.3% | 36.8% | 36.8% |
6枠 | 2-0-2-16 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
7枠 | 0-3-2-19 | 0% | 12.5% | 20.8% |
8枠 | 0-1-2-21 | 0% | 4.2% | 12.5% |
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