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牝4歳
調教師:安田翔伍(栗東)
デビュー3戦目以降は全て逃げている快速牝馬。昨年の葵S、北九州記念の両重賞制覇も逃げ切りだった。近2走は粘り切れず13着、8着と敗れているが、2戦2勝の京都・芝1200メートルで反撃を期す。
初めての1200メートルだった未勝利(札幌)は、2着馬に1秒7差をつける圧勝。短距離向きの非凡なスピードを証明した。昨年の葵Sを逃げ切り重賞初制覇、続く他世代と初対戦の北九州記念も逃げ切った。GⅠ初挑戦だった前走のスプリンターズSもダッシュ力を生かしてハナに立ち、前半600メートル通過タイム32秒1のハイペース。それでもバタッとは止まらず、勝ち馬から0秒5差の8着に粘った。その後は放牧を挟んで休養。22日の1週前追い切りでは、栗東坂路で自己ベストを0秒1更新する4ハロン51秒3をマーク。4歳初戦のここで成長した走りを見られそうだ。
牡4歳
調教師:中内田充正(栗東)
キャリア9戦で4着以下に敗れたのは重馬場の1戦(11着)のみ。良馬場だった8戦では全て3着以内と堅実だ。1200メートルの近2走も2着、1着と好走しており、得意の良馬場なら力を発揮できるだろう。
キャリア9戦全てで1番人気に支持され〔5・2・1・1〕の成績。重賞初挑戦だった昨年のファルコンSも3着と上位争いを演じた。昨年秋に条件戦を連勝してオープンクラス入り。デビューから芝1400メートルのみを使われてきたが、2走前のオープン特別・タンザナイトS(京都)で初めて芝1200メートルに参戦。中団から直線でしっかり伸びて2着に健闘した。今年初戦の淀短距離S(リステッド・中京・芝1200メートル)は好位で流れに乗り、危なげなく抜け出してV。デビューから手綱を取る川田将雅騎手とのコンビで重賞初制覇を狙う。
牡4歳
調教師:梅田智之(栗東)
前走のラピスラズリS(リステッド・中山・芝1200メートル)を逃げて押し切り、オープンクラス初Vを飾った。キャリア9戦のうち、良馬場だった7戦は全て3着以内に好走。週末の天気は鍵になるが、スピードの生きる馬場なら重賞でも楽しみだ。
デビューから5戦連続で連対した堅実派。重賞初挑戦だった昨年の葵Sは2番手追走からしぶとく粘り、ピューロマジックに続く2着に好走した。秋初戦だった本舞台のオパールS(リステッド)では、中団から鋭く伸びて勝ち馬ビッグシーザーから0秒1差の3着に浮上。前走のラピスラズリS(リステッド、1着)は初めて逃げる形を取り、そのまま押し切った。今年初戦に向けて調教の動きは良好。23日の1週前追い切りでは栗東坂路で4ハロン50秒9の自己ベストタイムをマークした。前走勝利の勢いに乗って初の重賞タイトル獲得に挑む。
牡8歳
調教師:鹿戸雄一(美浦)
マイル重賞2勝の実績馬。昨年は1200メートル戦にも挑戦して高松宮記念4着、京阪杯2着と好走した。8歳以上の年齢でのシルクロードS勝利は、9歳で制した2002年のゲイリーフラッシュ以来となる。
2歳から6歳まで毎年1勝以上を挙げ、2022年関屋記念と2023年東京新聞杯で重賞を制覇。昨年は勝ち星を挙げられなかったが、東京新聞杯2着など重賞で上位争いを演じた。初めての1200メートルだった昨年の高松宮記念は、2番手キープからしぶとく粘り4着に健闘。前走の京阪杯では、逃げてビッグシーザーとクビ差の2着に粘った。主戦の三浦皇成騎手は、以前に本馬の距離適性について「今はマイルより1400メートルや1200メートルのほうがいいと思います」とコメント。明け8歳となったが、調教では活気あふれる動きを見せている。持ち前のスピードを生かして久々の重賞制覇なるか、注目だ。
牝4歳
調教師:斎藤誠(美浦)
芝1400メートルの条件クラスを3連勝してオープンクラス入り。キャリア6戦で敗れた2戦もともに勝ち馬から0秒1差の惜敗で、まだ底を見せていない。芝1200メートルもデビュー戦1着で経験済みだ。
2023年のメイクデビュー福島(芝1200メートル)を1番人気に応えてV。2戦目のオープン特別・ききょうS(阪神・芝1400メートル)は2着、3戦目のファンタジーSは4着と上位争いを続けた。その後は休養を挟みながら条件戦を3連勝。前走の3勝クラス・奥多摩S(東京・芝1400メートル)では、好位からしぶとく伸びてゴール前の接戦を制した。母ネオフレグランスは現役時代に1400メートル以下の距離で3勝したが、本馬もそのスプリント能力を受け継いでいるようだ。まだキャリア6戦で伸びしろは十分。デビュー戦以来となる1200メートルにも対応可能だろう。
牝4歳
調教師:田島俊明(栗東)
芝路線に切り替えた近4走で1着、3着、1着、1着と適性を証明。前走の3勝クラス・南総S(中山・芝1200メートル)のV時計1分07秒1は、同日のリステッドより0秒1速かった。昇級しても通用する裏付けはある。
昨年の春まではダート路線を歩んだ。そのダートではデビュー2戦の1800メートルで勝ち切れず、距離を1400メートルに短縮した3戦目で初勝利。さらにダートで2戦を経て、昨年7月から芝に転向すると素質が花開いた。芝2戦目の2勝クラス・知床特別(札幌・芝1200メートル)は3着に敗れたが、その後は条件戦を2連勝してオープンクラス入り。芝1200メートルの4戦は3勝、3着1回と底を見せていない。半姉レイハリア(父ロードカナロア)は未勝利から4連勝を飾り、2021年の葵SとキーンランドCを制覇。本馬も連勝の勢いに乗り、重賞初挑戦初Vを狙う。
牡6歳
調教師:石橋守(栗東)
昨年は京都・芝1200メートルで〔1・2・0・1〕の成績。シルクロードSは8着に敗れたが、本舞台のオープンクラス3戦では全て連対した。得意な舞台で昨年のリベンジなるか、注目だ。
4歳秋にオープンクラス入り。5歳の昨年は本舞台で4戦して1勝、2着2回と適性を示した。中でも秋2戦が好内容。オパールS(リステッド)はビッグシーザーとクビ差の2着、オープン特別・タンザナイトでSはソンシを1馬身抑えて勝利を手にした。血統的にも本舞台は相性が良く、2歳上の半姉メイショウゲンセン(父ロードカナロア)は2023年のオパールSを逃げ切り勝ち。母メイショウデイムは2013年に本舞台のオープン特別・淀短距離S2着からシルクロードSに参戦し、11番人気で3着に好走した。本馬もチャンスがありそうだ。
(寺下 厚司)
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