今週の注目レース

JRA70周年記念 日経賞(GⅡ)

中山競馬場 2500メートル(芝)別定 4歳以上オープン

出走馬情報

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ボッケリーニ

牡8歳

調教師:池江泰寿(栗東)

  • 父:キングカメハメハ
  • 母:ポップコーンジャズ
  • 母の父:ダンスインザダーク
ここに注目!

全兄に2015年宝塚記念、天皇賞(秋)を制したラブリーデイがいる良血馬。本馬はGⅡとGⅢで実に10連対と安定している。2着に好走した前走・アメリカジョッキークラブCに続き、ここも中心的存在となる。

2番人気に支持された前走・アメリカジョッキークラブC。好位4番手をそつなく立ち回り、直線は馬場の外から抜け出して2023年鳴尾記念以来の勝利を予感させたが、ゴール前で強襲したチャックネイトにわずかハナ差だけかわされて2着に敗れた。騎乗した浜中俊騎手は「こういう馬場(不良)もしっかりこなしてくれたし、道中もいい感じだったのですが、いい意味でも悪い意味でもこの馬らしい走りで、先頭に立ってブレーキをかけてしまいました」と肩を落とした。それでも、京都大賞典、チャレンジCに続く重賞3連続2着は立派。8歳を迎えても衰えは感じられず、ここも中心となる。馬名の由来は「人名より」。

ヒートオンビート

牡7歳

調教師:友道康夫(栗東)

  • 父:キングカメハメハ
  • 母:マルセリーナ
  • 母の父:ディープインパクト
ここに注目!

母が桜花賞馬マルセリーナで、半兄には2019年の京成杯を制したラストドラフト(父ノヴェリスト)がいる。本馬は2022年の日経賞で3着。前走の有馬記念は16着大敗を喫したが、GⅠ馬不在のここなら巻き返し必至と言えるだろう。

前走・有馬記念は中団からいつもの鋭さはなく16着に。強豪ひしめく一戦で、自身のストロングポイントを発揮することができなかった。騎乗した坂井瑠星騎手は「もう少しロスなく立ち回れればよかったです。それでも状態は良かったし、よく頑張ってくれました」と相棒をねぎらった。有馬記念こそ崩れたが、GⅠでは2022年天皇賞(春)で4着に頑張った実績もある。はまった時の末脚は強力で、GⅡでは2023年目黒記念Vを筆頭に〔1・1・3・3〕と高確率で好走。昨年の日経賞(6着)は不良馬場に苦しんだ印象だが、まともに走ればここは大きなチャンスと言えそうだ。馬名の由来は「リズムに乗って」。

マイネルウィルトス

牡8歳

調教師:宮徹(栗東)

  • 父:スクリーンヒーロー
  • 母:マイネボヌール
  • 母の父:ロージズインメイ
ここに注目!

祖母は2006年の北九州記念勝ち馬コスモフォーチュン。本馬は2走前のステイヤーズS3着など、母系のイメージとは違って豊富なスタミナを有している。1番人気で5着に敗れた前走・アメリカジョッキークラブCのリベンジを果たしたい。

1番人気を背負った前走・アメリカジョッキークラブC。好スタートを決めると、2020年8月以来の逃げの手に出た。力を要する不良馬場でも淡々と12秒台のラップを刻み続け、締まったペースを演出。最後は好位で控えた上位勢に差されたが、1着馬とのタイム差は0秒3だった。騎乗した横山武史騎手は「想像以上にスタートは出たし、やりたい競馬はできました。道悪は得意ですね」と振り返った。2021年、2023年アルゼンチン共和国杯での2着など、重賞3着以内の5回中4回が芝2500メートル以上の距離。日経賞は初挑戦となるが、前走から300メートルの延長は歓迎だろう。馬名の由来は「冠名+勇気(ラテン語)」。

シュトルーヴェ

せん5歳

調教師:堀宣行(美浦)

  • 父:キングカメハメハ
  • 母:アンチュラス
  • 母の父:ディープインパクト
ここに注目!

半兄は2022年七夕賞3着のアンティシペイト(父ルーラーシップ)。本馬は前走の3勝クラス・ジャパンカップ2023年ロンジンワールドベストレース受賞記念(東京・芝2400メートル)を制し、いざ重賞の舞台へ。

去勢手術明けだった前走の3勝クラス・ジャパンカップ2023年ロンジンワールドベストレース受賞記念を快勝。後方から一気にはじけると、メンバー中最速の上がり3ハロン33秒2(推定)をマークした。下したキングズレイン(2着)、レッドヴェロシティ(3着)はともに重賞での好走歴がある馬。ポテンシャルの高さと、去勢効果を存分にアピールする一戦となった。ここまで10戦4勝の成績だが、そのキャリア全てが左回りコース。右回りへの出走は今回が初めてで、未知の要素はあるが、本格化ムードが漂う今ならオープンクラス初参戦でも怖い存在となりそうだ。馬名の由来は「フィンランド等にある、世界遺産となっている史跡の名より」。

クロミナンス

牡7歳

調教師:尾関知人(美浦)

  • 父:ロードカナロア
  • 母:イリュミナンス
  • 母の父:マンハッタンカフェ
ここに注目!

母が2013年クイーンC、2015年クイーンSで3着に好走したイリュミナンスと母系は確か。本馬は重賞初挑戦の前走・アメリカジョッキークラブCで3着に好走した。ここも武器の切れ味で勝負だ。

7歳での重賞初挑戦となった前走・アメリカジョッキークラブC。道中は好位インをロスなく立ち回り、直線もしぶとく伸びて大接戦の3着争いを制し、価値ある3着をゲット。騎乗したC.ルメール騎手は「3、4コーナーで手応えがなくなったけど、直線ではよく伸びてくれました。こういう馬場なら外枠のほうがよかったかもしれません。それでも大変な馬場の中、よく頑張ってくれました」と相棒をねぎらった。不良馬場の前走でも奮闘したが、やはり2走前の3勝クラス・ノベンバーS(東京・芝1800メートル)で見せた上がり3ハロン32秒6(推定)の豪脚が印象的。武器の末脚が存分に生きる馬場コンディションなら、待望の初タイトルを狙える。馬名の由来は「色度」。

マテンロウレオ

牡5歳

調教師:昆貢(栗東)

  • 父:ハーツクライ
  • 母:サラトガヴィーナス
  • 母の父:ブライアンズタイム
ここに注目!

近親にはサウンドキアラ(2020年阪神牝馬Sなど)、マイスタイル(2019年函館記念V)といった重賞馬の名が並ぶ。本馬自身も重賞で1勝、2着2回の実績があり、ここでも地力は見劣りしない。

4番人気だった前走・京都記念。末脚を生かすスタイルだった近走とは違って、好位3番手を積極的に追走した。しかし、直線まで余力を残すことはできずに失速。1着プラダリア、3着バビット、4着シュヴァリエローズと他の先行勢が上位に残るなか、9着でレースを終えた。昨年は大阪杯(4着)、天皇賞・春(5着)とGⅠで善戦。秋以降もチャレンジC(5着)、中山金杯(7着)でそれぞれ勝ち馬から0秒3差、0秒4差と大きくは離されておらず、きっかけ一つで変わりそうな雰囲気はある。2022年きさらぎ賞を優勝し、早くから頭角を現した素質馬。軽視は禁物だろう。馬名の由来は「摩天楼+星座の名」。

ホウオウリアリティ

牡6歳

調教師:高木登(美浦)

  • 父:モーリス
  • 母:キョウエイトルース
  • 母の父:フジキセキ
ここに注目!

半兄にサウンドトゥルー(父フレンチデピュティ)、アナザートゥルース(父アイルハヴアナザー)など、ダートで活躍した実力馬たちがいる良血馬。本馬は16番人気だった前走の中山記念で8着に入っており、今度は上位争いに加わりたい。

大外8枠16番から挑んだ前走・中山記念。向正面では外から押し上がる格好を見せたが、序盤から締まったペースについて行けず、最終的には後方インに収まった。直線は内ラチ沿いをじわじわと伸びたが、8着が精いっぱい。それでも1着との差は1秒1で、絶望的なものではなかった。騎乗した菅原明良騎手は「行こうと思っていたけど、他の馬が速くてあの形になってしまいました」と残念そうに振り返った。今回の中山・芝2500メートルは、2022年の2勝クラス・潮来特別を勝利した舞台。2走前・アメリカジョッキークラブC(11着)に前走と、重賞の流れを経験した今なら前進があっても驚けない。馬名の由来は「冠名+現実性」。

(高木 翔平)

ご注意 「今週の注目レース」ページの情報は、特別レース登録馬や過去のレース結果に基づいて制作しております。JRAが特定の競走馬を応援、推奨するものではありません。出走取りやめ、出走取消などにより、掲載した競走馬がレースに出走しないことがあります。

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