前走がGⅠだった馬が優勢

過去10年の前走別成績を見ると、前走がGⅠだった馬は3着内率36.5%と比較的優秀な成績を収めている。一方、重賞以外のレースだった馬は全て4着以下に敗れている。重賞以外のレースを経由してきた馬は、上位に食い込む可能性が低いとみるべきだろう。〔表1〕

なお、過去5年の3着以内馬延べ15頭中13頭は、前走がGⅠだった。近年の傾向を重視するならば、前走がGⅠ以外の重賞だった馬も過信禁物だ。〔表2〕

前走から中3週以内で臨んだ馬は3着以内なし

過去10年の3着以内馬延べ30頭は、いずれも前走との間隔が中4週以上だった。前走との間隔に余裕がない馬は、評価を下げるべきだろう。〔表3〕

近年は6歳以上の馬があまり上位に入っていない

過去5年の3着以内馬延べ15頭中13頭は、年齢が5歳以下だった。一方、6歳以上の馬は3着内率7.1%と苦戦している。2017年以前は6歳以上の馬もそれなりに好走していたが、近年の傾向を重視するならば、5歳以下の馬を高く評価した方がよさそうだ。〔表4〕

格の高いレースを勝ったことのある馬が中心

過去5年の3着以内馬延べ15頭は、いずれもJRAのGⅠ・GⅡにおいて1着となった経験がある馬だった。条件クラスやオープン特別、GⅢしか勝ったことがない馬は、苦戦必至とみておきたい。〔表5〕