
海外競馬発売
4月2日(水曜) 時点
文:秋山 響(TPC)
国旗は「調教国」、英語表記右の国コードは「生産国」
FOREVER YOUNG(JPN)
牡4歳 矢作 芳人 厩舎
通算10戦8勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 | レース映像 |
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2025年2月22日 |
![]() キングアブドゥルアジーズ
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ダート1,800メートル | サウジカップ(G1) | 1着 | PLAY |
2024年12月29日 |
![]() 大井
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ダート2,000メートル | 東京大賞典(GⅠ) | 1着 | PLAY |
2024年11月2日 |
![]() デルマー
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ダート2,000メートル | ブリーダーズカップクラシック(G1) | 3着 | |
2024年10月2日 |
![]() 大井
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ダート2,000メートル | ジャパンダートクラシック(JpnⅠ) | 1着 | |
2024年5月4日 |
![]() チャーチルダウンズ
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ダート2,000メートル | ケンタッキーダービー(G1) | 3着 | PLAY |
WILSON TESORO(JPN)
牡6歳 高木 登 厩舎
通算22戦8勝
4歳(2023年)5月のかきつばた記念(JpnⅢ・名古屋・ダート1,500メートル)で重賞初制覇を果たすと、続くマーキュリーカップ(JpnⅢ・盛岡・ダート2,000メートル)と白山大賞典(JpnⅢ・金沢・ダート2,100メートル)も連勝しました。その後はチャンピオンズカップ(GⅠ)がレモンポップの2着、東京大賞典(GⅠ・大井)がウシュバテソーロの2着とトップレベルで好走しながらも白星を挙げられずにいましたが、昨年11月のJBCクラシック(JpnⅠ・佐賀・ダート2,000メートル)を早め先頭から押し切って4馬身差で快勝。ついにビッグタイトルを手にしました。そこから、12月1日のチャンピオンズカップは猛追及ばずレモンポップのハナ差2着、続く12月29日の東京大賞典も4、5番手追走から伸びてきましたが、フォーエバーヤングをとらえられず、1馬身3/4差の2着でシーズンを終了。今季初戦となった前走2月のサウジカップ(G1・サウジアラビア)は中団やや後方からレースを進めて、フォーエバーヤングの4着でした。
WALK OF STARS(GB)
せん6歳 B.シーマー 厩舎
通算16戦4勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 | レース映像 |
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2025年2月22日 |
![]() キングアブドゥルアジーズ
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ダート1,800メートル | サウジカップ(G1) | 12着 | PLAY |
2025年1月24日 |
![]() メイダン
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ダート1,900メートル | アルマクトゥームチャレンジ(G1) | 1着 | PLAY |
2024年12月20日 |
![]() メイダン
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ダート1,900メートル | ザエンティサー(リステッド) | 1着 | |
2024年11月22日 |
![]() メイダン
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ダート1,600メートル | ドバイクリークマイル(リステッド) | 2着 | |
2024年3月30日 |
![]() メイダン
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ダート1,600メートル | ゴドルフィンマイル(G2) | 2着 |
ゴドルフィンの自家生産馬としてイギリスのC.アップルビー厩舎からデビュー。3歳時(2022年)には英ダービー(G1・イギリス)に出走(最下位の17着)し、続いて去勢されて迎えた7月のバーレーントロフィーS(G3・イギリス)で僅差の3着に好走しましたが、そこからイギリスとUAEで2戦して離された4着、8着の後、2023年4月にUAEの現役馬セールで売却されて、現在のB.シーマー厩舎に移りました。その後、4戦してアルマクトゥームクラシック(G2・UAE)とゴドルフィンマイル(G2・UAE)で2着に入ったものの未勝利。今シーズンは昨年11月のドバイクリークマイル(リステッド・UAE)で2着の後、12月のザエンティサー(リステッド・UAE・ダート1900メートル)を逃げて11.8馬身差で圧勝(2着は昨年のUAEダービーでフォーエバーヤングから2馬身差の2着だったアウトバーン)。さらに続く今年1月のアルマクトゥームチャレンジ(G1・UAE・ダート1900メートル)も2頭で逃げる形から、最後はインペリアルエンペラーに2.89馬身差をつけてG1初制覇を果たしました。その後は2月の前走サウジカップ(G1・サウジアラビア)に参戦。4頭による先頭争いに加わりましたが、最後の直線では余力を失ってフォーエバーヤングの12着に終わっています。
USHBA TESORO(JPN)
牡8歳 高木 登 厩舎
通算38戦11勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 | レース映像 |
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2025年2月22日 |
![]() キングアブドゥルアジーズ
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ダート1,800メートル | サウジカップ(G1) | 3着 | PLAY |
2024年12月29日 |
![]() 大井
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ダート2,000メートル | 東京大賞典(GⅠ) | 4着 | PLAY |
2024年11月2日 |
![]() デルマー
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ダート2,000メートル | ブリーダーズカップクラシック(G1) | 10着 | PLAY |
2024年9月25日 |
![]() 船橋
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ダート1,800メートル | 日本テレビ盃(JpnⅡ) | 2着 | |
2024年3月30日 |
![]() メイダン
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ダート2,000メートル | ドバイワールドカップ(G1) | 2着 | PLAY |
2022年12月の東京大賞典(GⅠ・大井・ダート2,000メートル)でGⅠ初制覇を果たすと、続く2023年2月の川崎記念(JpnⅠ・川崎・ダート2,100メートル)も連勝。さらに3月のドバイワールドカップ(G1・UAE・ダート2,000メートル)も最後方から突き抜けて快勝し、日本調教馬として初めてダート開催の同レースを制しました。その後、秋には日本テレビ盃(JpnⅡ・船橋・ダート1,800メートル)を制して向かったブリーダーズカップクラシック(G1・アメリカ)は5着でしたが、暮れには東京大賞典の連覇を達成。2023年度のJRA賞特別賞とNARグランプリのダートグレード競走特別賞に輝きました。昨年の前半は2月のサウジカップ(G1・サウジアラビア)と3月のドバイワールドカップで続けて2着(前者はアタマ差)に好走。秋は日本テレビ盃で2着の後、2年続けての出走となったブリーダーズカップクラシックが10着、帰国初戦となった12月の東京大賞典も後方から伸び切れず、勝ったフォーエバーヤングから1秒差の4着でした。今年は世界最高賞金レースである2月のサウジカップでシーズンをスタート。勝ったフォーエバーヤング、2着のロマンチックウォリアーからは離されましたが、最後方からよく追い上げて3着に入りました。
RAMJET(JPN)
牡4歳 佐々木 晶三 厩舎
通算10戦5勝
2歳(2023年)7月のデビュー戦(ダート1,400メートル)を後方から豪快に差し切って優勝。その後、ヤマボウシ賞3着、オキザリス賞9着と足踏みしましたが、寒椿賞(1勝クラス・ダート1,400メートル)で差し切り勝ちを収めて2歳シーズンを終えました。昨年は2月のヒヤシンスS(リステッド・ダート1,600メートル)を後方から突き抜けて3馬身差で制すと、4月のユニコーンS(GⅢ・ダート1,900メートル)では後方からマクる形で長くいい脚を繰り出して優勝。さらに続く6月の東京ダービー(JpnⅠ・大井・ダート2,000メートル)も3番手から直線で抜け出して6馬身差で圧勝しました。その後、秋はジャパンダートクラシック(JpnⅠ・大井)で始動して、勝ったフォーエバーヤングから1秒4差の4着でしたが、続く前走12月の東京大賞典(GⅠ・大井)では促していって向正面でフォーエバーヤングの直後にまでポジションを上げると、直線でもよく食い下がり、勝ったフォーエバーヤングからは0秒3差、2着のウィルソンテソーロとはクビ差の3着に入りました。今年は2月の前走サウジカップ(G1・サウジアラビア)で始動。3から4コーナーで少し置かれ気味になりましたが、直線で盛り返してフォーエバーヤングの6着に入りました。
IMPERIAL EMPEROR(IRE)
せん5歳 B.シーマー 厩舎
通算10戦5勝
ゴドルフィンの自家生産馬としてイギリスのC.アップルビー厩舎からデビュー。2歳(2022年)10月のデビュー戦と翌年6月の2戦目(ともにイギリス・芝1,600メートル)を連勝しましたが、その後は昨年2月まで4連敗。同年3月のセールで現在のオーナーに落札され、現在の厩舎に移りました。迎えた今シーズンはダートに転向。昨年11月と12月の条件戦(ともにUAE・ダート1,600メートル)をそれぞれ先行して快勝すると、重賞初挑戦となった今年1月のアルマクトゥームチャレンジ(G1・UAE)は先行策からウォークオブスターズに直線で突き放されて2.89馬身差の2着でしたが、続く前走3月のアルマクトゥームクラシック(G2・UAE・ダート2,000メートル)では5、6番手追走から直線で抜け出して、最後はアルマクトゥームマイル(G2・UAE)3着のアートゥリアスに8.46馬身差をつけて優勝。重賞初制覇を果たしました。
当コーナーの情報は、登録情報を基に制作されております。競走データは公式データと照合し、それ以外の表記は主に現地報道を参考に制作しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。
解説
2歳時(2023年)は7馬身差で圧勝した全日本2歳優駿(JpnⅠ・川崎・ダート1,600メートル)を含む3戦3勝。JRA賞特別賞とNARグランプリのダートグレード競走特別賞に輝いた2024年は、始動戦となった2月のサウジダービー(G3・サウジアラビア・ダート1,600メートル)と3月のUAEダービー(G2・UAE・ダート1,900メートル)を連勝すると、アメリカに渡って走った5月のケンタッキーダービー(G1)では、後方追走から直線でシエラレオーネ(2着)との接触がありバランスを崩す場面がありながらもよく伸びて、勝ったミスティックダンからハナ+ハナ差の3着に健闘しました。その後は秋の初戦となった10月のジャパンダートクラシック(JpnⅠ・大井・ダート2,000メートル)を2番手からの競馬で制すと、再びアメリカに渡って出走した11月のブリーダーズカップクラシック(G1)では3、4番手追走から直線でじわじわと脚を伸ばして、勝ったシエラレオーネから2馬身3/4差の3着に好走。続く12月の東京大賞典(GⅠ・大井・ダート2,000メートル)では道中2番手から直線で抜け出して、最後はウィルソンテソーロに1馬身3/4差をつけて優勝しました。今年は前走2月のサウジカップ(G1・サウジアラビア・ダート1,800メートル)で始動。先行策から一旦はG1(GⅠ)・10勝馬ロマンチックウォリアーにかわされましたが、最後に差し返してクビ差で勝利。世界最高の1着賞金1000万ドルを手にしました。