競馬用語辞典

カテゴリー

レース、騎乗技術など

用語

あおる

読み

あおる

ゲート内で立ちあがった時、あるいは開いた瞬間に前肢をあげて発走すること。

用語

赤旗

読み

あかはた

発走態勢に入ることを知らせるためにスターターが振る旗。

  • 赤旗を振っている写真

用語

上がり

読み

あがり

レースや調教で、最初を「テン」、中盤を「なか」、終盤を「しまい」または「上がり」という。「上がり3ハロン」といえばゴールから逆算して3ハロン(600メートル)のこと。

関連用語

用語

アーニング・インデックス

読み

あーにんぐ・いんでっくす

種牡馬の優劣を判定するためのめやすで、出走馬1頭当たりの収得賞金の平均値を1.00として、各々の種牡馬の産駒の平均収得賞金の割合を数値で表わしたもの。1.00が平均となり、数値が大きくなるほど産駒が多くの賞金を獲得していることを表わす。これを算式で示すと(産駒の総収得賞金÷産駒の出走頭数)÷(出走馬総収得賞金÷総出走頭数)となる。

用語

息をいれる

読み

いきをいれる

主に逃げ馬に対して使われる言葉で、道中ペースを落としてラストスパートのためのスタミナを温存すること。

関連用語

用語

一完歩

読み

いちかんぽ

馬の歩幅のことで、レース時のそれは約7メートルから8メートルといわれている。1ハロン(200メートル)の歩数を数えると、個体差、またスピードによる差はあるがサラブレッド競走馬の場合は28から30完歩を要するといわれている。

用語

逸走

読み

いっそう

文字どおり馬が走路から大きくはずれて走路外に疾走してしまうこと。競走を続行するためには、逸走し始めた地点に引き返してからにしなければならない。

用語

一杯

読み

いっぱい

余力を出しきった結果、バテて失速すること。「4コーナー一杯になった」などという。
また、手綱をしごいて全力で走らせること。「一杯に追う」などという。

関連用語

用語

入れ込む

読み

いれこむ

レース前に極度に興奮し、落ち着かない様子。ひどい発汗をしたり口角に泡が溜まったりする。その時点でかなり体力を消耗するのでレースでは能力を出しきれない場合が多い。

用語

馬なり

読み

うまなり

レースや調教で、追わない(を使ったり手綱をしごいたりしない)で馬の走る気にまかせること。「持ったまま」ともいい、基本的には余力を十分残している状態をさす。

関連用語

用語

馬番(号)

読み

うまばん(ごう)

出走馬1頭ずつにつけられた番号のこと。馬がつけるゼッケン馬番号。枠番号とは異なる数字の場合がある。

用語

抑える

読み

おさえる

レースで、好スタートを切った馬を、手綱を握る両方の手を、クビのつけ根あたりを“おさえるように”してマイペースにペースダウンすること。

用語

折り合い

読み

おりあい

騎手と馬の呼吸の調和状態のこと。人馬の呼吸が合致しているときには、「うまく折り合う」などという。またこれに対して呼吸が合わず、ちぐはぐな状態は「かかる」という。

用語

戒告

読み

かいこく

レースやその前後の過程で、公正かつ安全な競馬に対する注意義務を怠った騎手または調教師に科せられる制裁のひとつ。

用語

返し馬

読み

かえしうま

パドックからコースに入場してきた馬が、コースを走るウォーミングアップのこと。

用語

確定

読み

かくてい

着順(勝馬)が決定されること。着順掲示板の到達順位が点滅から点灯にかわり、赤地に白文字で「確定」と表示される。

  • 「確定」と表示されている掲示板の写真

用語

貸服

読み

かしふく

出走馬の馬主が登録した服色勝負服)をレース当日に準備できなかった場合や、馬主が服色を登録していない場合に使用する服色のこと。色は帽色と同じ色を地色に使用している。中央競馬指定交流競走に馬を出走させる地方競馬の馬主が中央に馬主登録のない場合は、「交流服」と呼ばれる専用の貸服を使用する。

用語

勝ち馬

読み

かちうま

レースでの勝ち馬は1着馬のこと。勝馬投票での勝ち馬はそれぞれの投票法の的中対象となる馬を指すため、複勝や3連単などでは3着馬までが勝ち馬となる。

用語

カンパイ

読み

かんぱい

発走委員が真正な発走でないと認めた場合に発走をやり直すこと。ゲートの前方200メートルの地点に白旗を持った係員がいて、発走委員の合図を受け白旗を振り騎手に発走のやり直しを知らせる。語源は英語のカムバック(戻れ)、といわれている。

  • 係員がゲートの前方で白旗を持っている写真

用語

完歩

読み

かんぽ
関連用語

用語

利き足(肢・脚)

読み

ききあし

人間でも、例えば左脚が利き脚なら左脚を先に出して歩くように、馬も利き脚によって左右どちらかを先行させる体勢で走る。左脚が先の場合を左手前、右脚が先の場合を右手前と呼んでいる。コーナーのところでは得手、不得手にかかわらず、右回りなら右手前、左回りなら左手前で走る。もしそれを逆の手前で回ろうとすると、先行する脚が外側になってしまうので、外へ外へと進んでしまう。

用語

競走除外

読み

きょうそうじょがい

競走馬が装鞍所に入ってから、発走時刻までに病気やケガ等の理由により、裁決委員の判断で当該馬を競走から除外すること(但し、発走に関することは発走委員の判断による)。なお、裁決委員は、出馬投票後、馬が事故などのため出走することが不適当であると認めた場合や、競走の公正を確保するため必要がある場合などにおいては、当該馬を競走から除外することができる。

関連用語

用語

斤量

読み

きんりょう

負担重量のこと。現在はキロ制が採用されているが、初期の競馬は80斤、90斤といった斤(0.6キロ)が単位だったので、これが現在でも負担重量の言葉として残っている。

用語

口取り

読み

くちとり

馬の口をとって発馬機内に誘導したり、暴れそうな馬を抑さえていること。また勝った馬がウイナーズ・サークルで行う記念撮影のことをさす場合もある。

用語

口向き

読み

くちむき

馬銜受けの状態のこと。馬銜は手綱を通して騎手の意志を馬に伝える一方、馬の意志を騎手が感知する接点でもある。これは手綱の微妙な操作によって行なわれる。口向きを良くするための調教は最も大切なこととされている。

用語

クラシックレース

読み

くらしっくれーす

桜花賞、皐月賞、優駿牝馬(オークス)、東京優駿(日本ダービー)、菊花賞の総称。3歳馬が出走できるレースで、イギリスの体系にならって創設された。

用語

グレード制

読み

ぐれーどせい

重賞競走の位置づけを明確にするため、1984年より格付けされた。「格」を表わす記号として「GRADE」の頭文字である「G」を使用して、GⅠ、GⅡ、GⅢの3グループに分類されている。GⅠは競走体系上もっとも重要な意義をもつ根幹競走、GⅡはGⅠに次ぐ主要な競走で、GⅠの勝ち馬も比較的容易に出走できる競走である。障害競走の格付けはJ・GⅠ、J・GⅡ、J・GⅢとして表記される。なお、2007年には日本のパートT昇格に伴い、平地競走については、国際格付けを持つ競走をGⅠ、GⅡ、GⅢと表記し、それ以外の競走をJpnⅠ、JpnⅡ、JpnⅢと表記するようになった。

用語

軽速歩

読み

けいはやあし

速歩(はやあし)のとき騎手が馬の動きに合わせてに立つ、に座る、を繰り返す乗り方のこと。

用語

決勝写真

読み

けっしょうしゃしん

決勝審判委員が到達順位の判定の参考とした写真で、決勝写真撮影カメラにより撮影した写真。

  • 2013年天皇賞(秋)

関連用語

用語

気配

読み

けはい

馬の動き、仕上がり度合や、気合いが入っているかどうかなどが漠然と感じられる様子。

用語

検量

読み

けんりょう

騎手は出走馬毎に定められた負担重量(騎手等の総重量)で騎乗しなくてはならないため、競走毎に検量室で計量を行う。検量には、全騎手が発走の50分前までに行う「前(まえ)検量」と、レース終了後に7位までに入線した騎手裁決委員が特に指定した騎手について行われる「後(あと)検量」があり、前検量の結果、重量が超過した場合は、その超過重量が1キロの範囲内であって、裁決委員が認めたときはその計量した重量で騎乗できる(発表重量は変更)。また、前検量で計量した重量から後検量で計量した重量を差し引いた重量が1キロを超えた場合には失格となる。

  • 後検量の様子の写真

用語

公正確保

読み

こうせいかくほ

中央競馬では、レースの公正確保を最重要業務のひとつとし、競走馬の入厩から、レース終了後の理化学検査まで、厳重なチェック体制をとっている。裁決業務をはじめ、(1)競走当日の装鞍所における馬体検査、装蹄検査、(2)騎手の前検量、後検量(3)レース中のパトロールタワーからの競走監視(4)禁止薬物使用の有無を調べる理化学検査、などが主たるチェック項目として挙げられる。

用語

降着

読み

こうちゃく

入線した馬について、「その走行妨害がなければ被害馬が加害馬に先着していた」と裁決委員が判断した場合、加害馬を被害馬のすぐ後の着順に置くこと。

用語

膠着

読み

こうちゃく

馬がものをみたり、異常に緊張したりして、動かなくなってしまった状態をいう。馬場に出た後、騎手の指示にもかかわらず動かなくなったり、ゲートが開いても発進しないケースなどがある。

用語

国際交流

読み

こくさいこうりゅう

JRAは、スポーツを通じて国際親善に貢献するため、欧米先進国をはじめオーストラリアなど各国と、馬、騎手の交流を行なっている。1955年に英国ジョッキークラブと騎手に対する制裁の相互実施協定を結んだのを皮切りに、米国の州競馬委員全国協会年次総会、パリ国際競馬会議など多くの海外競馬会議に参加。1960年には、アジア競馬会議を提唱し、成功を収めている。1981年に創設されたジャパンカップは、一流馬が集う最高峰の競走のひとつとして世界から高い評価を受けている。さらに、ジャパンカップは、1999年に設立された「競馬のF1」とも言える世界の超一流競走で構成されたワールドシリーズレーシングチャンピオンシップに参加。一方、海外のレースに出走する馬に注目すると、1959年にハクチカラが初めて米国西海岸に遠征し、ワシントンバースデーハンデに優勝。1998年にはシーキングザパールがモーリス・ド・ゲスト賞(仏GⅠ)、タイキシャトルがジャックルマロワ賞(仏GⅠ)を制し、翌99年にはエルコンドルパサーがサンクルー大賞典(仏GⅠ)を制覇した。さらに、2001年の香港国際競走ではステイゴールドが香港ヴァーズ、エイシンプレストンが香港マイル、そして香港カップをアグネスデジタルが優勝するという快挙。エイシンプレストンは翌年にも香港のクイーン・エリザベスⅡ世Cを制している。こうした快挙は海外のマスコミにも大きく取り上げられ、日本馬は世界から熱い視線を集めるようになった。

用語

裁決委員

読み

さいけついいん

着順確定失格または降着の裁決の申立ての裁決、出走馬または騎手に対する保安措置と制裁及び競馬の公正を害すべき行為の取締りに関する事務を行う執務委員。

用語

再審査

読み

さいしんさ

調教が十分でない馬、または健康に支障があると認められる馬に対し、裁決委員が科す調教状況または馬体の審査のこと。

用語

ささる

読み

ささる

レースや調教中に突然内に斜行すること。これに対して外に斜行するのは「ふくれる」という。

用語

仕掛ける

読み

しかける

レース中、勝負どころと判断した騎手が、馬に気合を入れてスパートすること。調教では、馬なりでまわってきてゴール前で軽く気合をつけることを、仕掛けるという。

用語

失格

読み

しっかく

入線した順位が取り消されて着を失うこと。極めて悪質で他の騎手や馬に対する危険な行為によって、競走に重大な支障を生じさせたと裁決委員が判断した場合、走路外逸走したときにその地点に引き返さないでレースを継続した場合、定められた時間を超えて入線した場合、負担重量の不足(前検量から後検量の重量を差し引いた重量が1キログラム超過)、その他、禁止薬物の使用、不正協定の実行等が失格事由として定められている。なお、競走から5年以内に禁止薬物の使用、不正協定の実行が判明した場合には、当該馬は失格となるが、投票券上は変更されない。

用語

斜行

読み

しゃこう

競走中、馬が斜めに走ること。騎手が注意義務を怠ったものと認められ、他馬の走行に影響を及ぼした場合には制裁を科される。

用語

出走停止

読み

しゅっそうていし

競走の公正を確保するため、馬が次の各項に当たる時は期間を定めて、その馬の出走を停止する。(1)競走において他の馬に危害を及ぼすおそれがあるとき。(2)調教が十分でないとき。(3)健康に支障があるとき。(4)一時的に能力を高めまたは減ずる薬品、薬剤を使用したとき。(5)競走に関し不正な協定の実行その他不正な目的に供せられるおそれのあるとき。

用語

出走取消

読み

しゅっそうとりけし

出馬投票後、装鞍所入所までの間に出走予定馬が疾病などの理由により、裁決委員の許可を受けて出走を取りやめること。

関連用語

用語

出馬投票

読み

しゅつばとうひょう

出走するための最終的な申し込みのこと。通常はレースが行われる週の木曜日の15時に締め切られる(GⅠレースは14時)。

用語

障害競走

読み

しょうがいきょうそう

障害競走とは、コース中に設置されたいくつかの障害物を越えて、いかに早くゴールに到達するかを競うレースで、その障害物には、竹柵、生籬(いけがき)、水濠、土塁等がある。障害競走はもともとチューダー朝時代の雁狩りとジェームズ一世時代のハンティング・マッチから生まれたもので、記録上最古のレースは1725年アイルランドで行なわれた。そして1839年に生まれたグランド・ナショナル障害競走(英・エントリー競馬場)は、現在、世界で最も名誉ある、かつハードなレースとして有名である。日本でもこのグランド・ナショナル障害競走に範をとって中山大障害競走が1934年に創設された。これは当時の中山競馬倶楽部の理事長、肥田金一郎の、“東京競馬倶楽部の東京優駿大競走(現在の東京優駿=日本ダービー)に対抗できる大競走を中山競馬場に創設したい”という意図から生まれたもので、中山競馬場に起伏に富んだ障害専用コースを作るのにおよそ2年の歳月を費やした。現在、中央競馬では、札幌、函館を除く8つの競馬場で障害レースが行なわれており、中山、東京、京都、阪神の4つの競馬場では春、秋と各2回、小倉、新潟で夏に各1回、計年10回の重賞レースが組まれている。

  • 障害競走の写真

用語

昇級戦

読み

しょうきゅうせん

前走を勝ってクラスがひとつあがった初戦のこと。

用語

白旗

読み

しろはた

スタートの時、ゲートの前方200メートルの地点に立っている係が持っている旗。発走委員が真正な発走でないと認めた場合に振る赤旗を受けて、この白旗を大きく左右に振る。これをカンパイ(スタートやり直し)といい、各騎手はこの合図を見て馬を止める。

  • 係員がゲートの前方で白旗を持っている写真

用語

審議

読み

しんぎ

競走中の走行妨害により第5位までの着順を変更する可能性があると裁決委員が判断した場合、失格または降着の裁決の申立てがあった場合、競走を不成立とする可能性がある場合、競走後の検量により着順変更失格)の可能性があると認めた場合等に、着順掲示板に青地に白文字で「審議」と表示する。

  • 「審議」と表示されている掲示板の写真

用語

進上金

読み

しんじょうきん

馬主の預託馬が競走に出走して賞金を取得した時に、馬主が管理調教師や騎乗騎手等、厩舎関係者に支払う成功報酬的な金員のことをいう。

用語

新馬戦

読み

しんばせん

競走馬のデビュー戦のこと。新馬戦に勝てば1勝クラスに進み、勝てなかった馬は未勝利戦に出走する。2003年6月より、新馬競走に、すでに出走したことのある馬は出走できないこととなり、新馬競走は初出走馬のみの競走となった。新馬戦は2歳の6月頃に始まり、3歳の2月頃まで行われている。2008年6月から、「メイクデビュー○○」(○○は競馬場名)という愛称で行われている。

関連用語

用語

スタミナ・インデックス

読み

すたみな・いんでっくす

種牡馬の産駒の平均勝ち距離のことで、短距離戦主体の2歳レースと障害レースを除いて計算される。その結果、その種牡馬の産駒の距離に対する適応性を判別することができる。しかし、産駒に資質を伝えるということでは、母馬にも50パーセントの要素があり、スタミナ・インデックスが全ての産駒に順応するとはいえない。

用語

走路監視

読み

そうろかんし

用語

外枠発走

読み

そとわくはっそう

ゲートの当該枠が破損等で使用できなくなった場合や、ゲート内で暴れる癖があって他馬に影響を及ぼすと認められた馬を出走馬の一番外側から発走させること。

用語

滞在競馬

読み

たいざいけいば

レース当日以前に、あらかじめ当該競馬場に入厩してレースに臨むこと。距離的に美浦あるいは栗東のトレーニング・センターから当日の輸送が不可能なローカル競馬のほかは、輸送に弱くてレースで能力を出せない馬を、早めに入厩させて落ち着かせるために行う場合がある。

用語

タイムオーバー

読み

たいむおーばー

重賞競走騎手招待競走、その他競馬番組で特に定めた競走以外の平地競走に出走した馬または平地重賞競走に出走した未出走馬および未勝利馬が、当該競走の第1着馬の競走に要した時間より、下表1に定める時間を超えて決勝線に到達したとき、当該競走の実施日の翌日から起算して下表2に定める期間平地競走に出走できないこと。ただし、裁決委員がやむを得ないと認めたときは適用されない。

表1

表はスクロールすることができます

新馬競走以外
距離 芝コースにおいて行う競走 ダートコースにおいて行う競走
1,400メートル以下 3秒 4秒
1,400メートル超2,000メートル未満 4秒 5秒
2,000メートル以上 5秒 6秒

表はスクロールすることができます

新馬競走
距離 芝コースにおいて行う競走 ダートコースにおいて行う競走
1,400メートル以下 4秒 5秒
1,400メートル超2,000メートル未満 5秒 6秒
2,000メートル以上 6秒 7秒

表2

表はスクロールすることができます

出走できない期間
未勝利馬 タイムオーバー1回目は1ヶ月間、2回目は2ヶ月間、3回目以上は3ヶ月
その他の馬 1ヶ月間

用語

叩く

読み

たたく

休養明けにレースに出走することを「叩く」という。「休み明けを一度叩く」といったように使われる。

用語

ためる

読み

ためる

「足をためる」などと使われる。レースの途中でペースを落としてスタミナを温存すること。

関連用語

用語

着差

読み

ちゃくさ

先に入線した馬の鼻先(鼻端)と次に入線した馬の鼻先(鼻端)の間隔のこと。ハナ、アタマ、クビ、それ以上は馬身を単位に表示するが、10馬身を超える場合は「大差」と表示する。

用語

着順

読み

ちゃくじゅん

確定した順位のこと。ゴールに到達した順番は入線順位である。例えば、2位で入線しても1位が失格となれば着順は1着となる。鼻先(鼻端)が基準となっており、足などが先に出ても順位には関係ない。

  • 「着順」が表示されている掲示板の写真

用語

着順変更

読み

ちゃくじゅんへんこう

失格になった馬がいた場合、その馬の着順を取り消し、また、降着になった馬がいた場合は着順を変更して、順次着順を繰り上げること。

用語

手がわり

読み

てがわり

レースで、それまで騎乗していた騎手から他の騎手に乗り替わること。

用語

テン

読み

てん

最初、真っ先の意。テンの半マイル、テンに追う、など。また、テン乗りというのは、その馬に騎手が初めて騎乗することをいう。

用語

出鞭

読み

でむち

スタート時のダッシュがつかないときや先行したいときに、騎手がスタート直後からを使って馬に合図を送ること。

用語

二走ボケ

読み

にそうぼけ

休養明けを好走して人気になった馬が、二走めで凡走すること。

用語

入着

読み

にゅうちゃく

本賞金が支給される5着までに入ること。

用語

発情

読み

はつじょう

馬は長日性の季節繁殖動物で、北半球では夏至を中心に4-9月に卵巣機能が最も発達し、発情が起こる。健康な牝馬の発情は、約21日周期で起こり、約7日間ほど継続する。発情中の牝馬は、落ち着きがなくなるなどの行動を示すことがある。フケともいう。

関連用語

用語

発馬

読み

はつば

スタートのこと。

用語

端(はな)をきる

読み

はなをきる

単独で先頭に立って逃げること。

用語

ハロンタイム

読み

はろんたいむ

レースの200メートルごとの所要タイムのこと。その時点で先頭の馬が基準となって計測される。普通はスタートから200メートルごとに計測するが、1700メートルのレースのように、100メートルの位が奇数の距離のレースは、最初の100メートル地点から200メートルごとに計測する。

関連用語

用語

非抽選馬

読み

ひちゅうせんば

出馬投票締切りの結果、出走申込頭数が、出走可能頭数を超過した競走については、選定基準の下位の競走馬から除外され、「出走できる馬」、「非当選馬」、「非抽選馬」が決定される。「出走できる馬」の選定方法は、レースよって異なるが、出馬投票締切前日までの「獲得賞金」、「競走成績」、「出走間隔」等の選定基準によって決定される。なお、選定基準を満たさず、「出走できる馬」とならなかったために除外された競走馬を「非抽選馬」といい、選定基準を満たしたが、同一順位が多数のため抽選によって除外された競走馬を「非当選馬」という。

用語

非当選馬

読み

ひとうせんば

出馬投票締切りの結果、出走申込頭数が、出走可能頭数を超過した競走については、選定基準の下位の競走馬から除外され、「出走できる馬」、「非当選馬」、「非抽選馬」が決定される。「出走できる馬」の選定方法は、レースよって異なるが、出馬投票締切前日までの「獲得賞金」、「競走成績」、「出走間隔」等の選定基準によって決定される。なお、選定基準を満たさず、「出走できる馬」とならなかったために除外された競走馬を「非抽選馬」といい、選定基準を満たしたが、同一順位が多数のため抽選によって除外された競走馬を「非当選馬」という。

用語

ファンファーレ

読み

ふぁんふぁーれ

ファンファーレは、レースの発走にあたって流れる音楽で、競馬場やレースの条件によって異なるファンファーレが使用される。競馬場別では「札幌・函館」「福島・新潟」「東京・中山」「京都・阪神」「小倉・中京」用があり、それぞれレース条件別(一般レース、特別レース、重賞レース)に異なるものが使用される。GⅠレースは、関東(東京・中山)、関西(京都・阪神・中京)で専用のファンファーレが使用され、宝塚記念(阪神)に限っては一般公募で選ばれたファンファーレが1999年から使用されている。障害レースは「J・GⅠ」「J・GⅡ、J・GⅢ、特別・一般レース」用のファンファーレが使用される。

用語

ふくれる

読み

ふくれる

コーナーで外側にふくらんで、大回りすること。

関連用語

用語

放馬

読み

ほうば

興奮した馬が、騎手をふり落としたりして、逸走してしまうこと。返し馬の時などに特に起こりやすい。

用語

帽色

読み

ぼうしょく

騎手がレースの際かぶるヘルメットの色のこと。それぞれ1枠=白、2枠=黒、3枠=赤、4枠=青、5枠=黄、6枠=緑、7枠=橙、8枠=桃と決められている。

用語

見せ鞭

読み

みせむち

実際にを使用すると逆に走る気をなくす馬に対して、目先でをちらつかせることだけにとどめて走る気をうながすこと。また素直な馬でも急にを使うとよれたりする可能性があるので、馬に使うことを予告するために行う場合もある。

用語

持ちタイム

読み

もちたいむ

同じ距離のレースでその馬がこれまでに記録した最も速いタイムのこと。「芝1600メートルの持ちタイムは1分35秒5」などという。

用語

モンキー乗り

読み

もんきーのり

(あぶみ)を短くして、膝を前に出し、尻をから離し、前傾姿勢で追う騎乗フォーム。木の枝にモンキー(猿)がまたがったように見えるところからこう呼ばれる。1890年代にアメリカのトッド・スローン騎手が考案したもので、日本で一般化したのは戦後になってから。それまでは「天神乗り」(長いで尻をにつけて上体を起こす乗り方)が主流だった。

関連用語

用語

よれる

読み

よれる

直線で急激に内または外に斜行すること。「ささる」、「ふくれる」はどちらかというと気性的問題とされているのに対し、「よれる」という言葉は、一杯になって脚どりがしっかりしなくなった時に使われる場合が多い。

関連用語

用語

落鉄

読み

らくてつ

蹄鉄が外れ落ちること。

用語

落馬

読み

らくば

レース中、馬がつまずいたり転倒したりして、騎手が馬から落ちること。

用語

ラップタイム

読み

らっぷたいむ

スタートからその地点までの所要タイムのこと。スタートから1000メートル地点の通過タイムや200メートルごとのハロンタイムのことをいう。

関連用語

用語

レコードタイム

読み

れこーどたいむ

新記録の走破タイムのこと。競馬場別、コース別(芝・ダート)、距離別、年齢別(2歳・3歳以上)のレコードをコースレコード、全競馬場の同条件のコースレコードの中で一番速いものを中央競馬レコードという。GⅠレースなど主要レースではレースレコードもある。

用語

連闘

読み

れんとう
関連用語

用語

レース間隔

読み

れーすかんかく

出走してから次回出走するまでの間隔のこと。次週に出走する場合は「連闘」といい、次々週に出走する場合は「中1週」などどいう。間隔が大きく開いた場合は、「2ヶ月ぶり」などという。

用語

枠順

読み

わくじゅん

出馬投票締め切り後に、抽選で決められる発走する際のゲート順のこと。インコースから番号の小さい順に並べる。

用語

輪乗り

読み

わのり

ゲートの後方に集合した各馬が、枠入りの合図がかかるまで輪を描くように歩きながら待機すること。

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