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エコロデュエル
牡6歳
調教師:岩戸孝樹(美浦)

- 父:キタサンブラック
- 母:クラリネット
- 母の父:Giant's Causeway
- ここに注目!
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中山グランドジャンプ(J・GⅠ・芝4260メートル)は8馬身差のコースレコード勝ち。人馬ともにJ・GⅠ初制覇となった。秋初戦の東京ハイジャンプ(J・GⅡ・芝3110メートル)はハナ差2着だったが、“負けてなお強し”の内容。再度の戴冠で王者の地位を確たるものにしたい。
コンビを組む草野太郎騎手は「中山グランドジャンプが本当にハードだったので、前走(東京ハイジャンプ2着)は心身ともにその影響がないかが心配でしたが、杞憂でしたね。負けはしましたが、ソラを使ったものでしたし、62キログラムを背負って差す形で、しかも馬の間を割ってのものですからね。以前のエコロデュエルにはできなかった競馬でしたから、改めてパワーアップを感じました。今回も中山グランドジャンプの時のような持ち味を最大限に生かせるような競馬をしたいです。能力はナンバーワンだと信じていますし、100パーセントを発揮できれば結果はついてくると思っています」と、自信を隠さない。
ネビーイーム
牡7歳
調教師:佐々木晶三(栗東)

- 父:キズナ
- 母:ヴェルヴェットクイーン
- 母の父:Singspiel
- ここに注目!
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中山グランドジャンプ(J・GⅠ・芝4260メートル、2着)ではエコロデュエルに水をあけられたが、その後にオープン特別・ソレイユジャンプS(小倉・芝3390メートル)、阪神ジャンプS(J・GⅢ・芝3140メートル)と連勝。パワーアップを遂げて打倒エコロデュエルを誓う。
騎乗予定の小牧加矢太騎手は「ひと皮むけてGⅠ制覇まであと一歩というところまできています。調整面も順調です。以前は不器用なところがあった馬ですが、前々走のソレイユジャンプSから馬具を工夫するなどして、むしろ器用な馬になりつつあります。阪神ジャンプSも以前のこの馬なら勝てていなかったと思います。ネビーイームにとっては中山グランドジャンプよりも中山大障害のほうが合っていますし、周りや相手に合わせながら乗ったほうがいいタイプ。エコロデュエルの動きについていく競馬ができれば、逆転も可能ではないかと思います。楽しみです」と話した。
ジューンベロシティ
牡7歳
調教師:武英智(栗東)

- 父:ロードカナロア
- 母:アドマイヤサブリナ
- 母の父:シンボリクリスエス
- ここに注目!
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障害重賞6勝は現役最多。特に東京重賞では1着、4着、1着、1着、1着、1着と無類の強さを誇り、エコロデュエルにも2度先着している。J・GⅠでも常に健闘。念願のビッグタイトルに手が届くのか、注目したい。
高田潤騎手は今年、重賞4勝を含む障害20勝。20勝到達は実に41年ぶりの快挙だった。その高田潤騎手は「前走(東京ハイジャンプ1着)は着差こそハナ差でしたが、飛越、直線の伸びなど、トータルで、これまでで一番強いと感じる競馬でした。飛越のスピードが抜群に速く、ひとつ目の障害で一気に先頭へ立ってしまうほど。あれだけのスピードの馬はなかなかいませんよ。中山は鬼門ですが、頂点に手が届くだけの実力馬であることは間違いないですし、陣営と相談して戦法面でのひと工夫も考えています。『今年は高田潤の年だった』と言ってもらえるよう期待して乗ります」と、熱っぽく語った。
フェーレンベルク
牡5歳
調教師:千葉直人(美浦)

- 父:エイシンフラッシュ
- 母:エクラミレネール
- 母の父:マツリダゴッホ
- ここに注目!
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中山新春ジャンプS(芝からダート3200メートル)、清秋ジャンプS(芝3210メートル)と中山のオープン特別を2勝。障害初勝利も中山という名うての中山巧者だ。前走は障害重賞で勝ち馬から0秒2差の3着と地力強化目覚ましく、適性の高さを含めて軽視できない。
前走の京都ジャンプS(J・GⅢ・芝3170メートル、3着)は2度目の重賞挑戦を思えば上々に思えたが、騎乗した上野翔騎手は「自分がうまく乗れていたらもっとやれていたはずです」ときっぱり。今回の意気込みを聞くと「中山は苦しくなってからもうひと踏ん張りができる闘争心が必要だと思いますが、フェーレンベルクにはそれがあるので結果を出せているのでしょうね。普段の調教の感触からは『どうして実戦であんなに走れるの』と思うくらい。誰も知らない引き出しがまだまだあの馬にはあるのでしょう。その隠れた良さが過酷な大障害コースで発揮されるのではと、密かに楽しみにしています」と明かした。
ピーターサイト
牡5歳
調教師:村田一誠(美浦)

- 父:ワンアンドオンリー
- 母:ヴィクトリアアイ
- 母の父:ブライアンズタイム
- ここに注目!
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前走のオープン特別・イルミネーションジャンプS(中山・芝3570メートル)の勝ち馬。マイペースに持ち込んで危なげのない逃げ切りを見せたあたり、ここにきてさらに力をつけている。大障害コースは経験済みで、展開面でも要注意の一頭だ。
初コンビとなる森一馬騎手とは12月19日に美浦トレーニング・センターで初コンタクト。感触を確かめた森一馬騎手は「過去のレースを見てつかんでいたイメージと概ね同じで、気になるところもありませんでした。陣営と前回騎乗の上野翔騎手から、調教で動くタイプではないと聞いていましたが、それでも思っていた以上に時計が出ましたし、比較はできませんが、前走から中2週でこれだけ動ければダメージ云々はないと思います。とにかくリズム重視で乗りたいです。それで結果的に逃げる形になるかもしれませんが、最初から形を決めることはしません。最善を尽くします」と語った。
メイショウアツイタ
牡7歳
調教師:高橋義忠(栗東)

- 父:フェノーメノ
- 母:ロジカルクィーン
- 母の父:Deputy Minister
- ここに注目!
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3930メートルの京都ハイジャンプ(J・GⅡ)で過去4着、4着、3着。現役障害馬でも上位のスタミナを備え、いかにも大障害コースが向きそうなタイプだ。オープンクラスでの連対はまだないが、バテ合いになれば出番は十分にある。
騎乗する難波剛健騎手は「スタミナタイプなので、どこかのタイミングで(J・GⅠに)挑戦したいというのは以前から陣営との会話でも出ていたのですが、体調などが整わず、今回の出走となりました。京都ハイジャンプで毎年好走しているように、長い距離がいい馬。舞台に関しては合うと思っています。初めての斤量63キログラムがどうかでしょうが、しぶとさのある馬ですし、速い脚こそありませんが、今までバテたことがないですからね。今年の京都ハイジャンプも不良馬場で頑張っていましたから、雨は歓迎材料です。体調もいいですよ」と、初の大舞台へ向けて意気込みを語った。
プラチナドリーム
牡6歳
調教師:菊川正達(美浦)

- 父:ホッコータルマエ
- 母:サティーヌアロム
- 母の父:シンボリクリスエス
- ここに注目!
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今夏に新潟の障害オープン戦で1着、2着。持てる力を十分に発揮できるようになってきており、超のつく好メンバーがそろった前走の東京ハイジャンプ(J・GⅡ・芝3110メートル)では5着に入った。展開次第ではここでも上位に食い込む余地がある。
栗東から転厩して5戦を消化。そのうち4戦に騎乗している石神深一騎手は「最初に騎乗したころは臆病なところがあって、馬が自信を持って飛べていなかったので、ゆっくり飛んだりして自信をつける調教をしてきました。それが実を結んだのが、3走前の新潟の障害オープン勝ちでした。もともと走る素地はあったと思いますし、勝ち方も良かったですね。前走の東京ハイジャンプはさすがに相手が強かったですが、それでも力をつけているのは確かです。今回はそれ以上に相手が強くなりますが、前半は我慢して、その強い馬たちの隙を突くような競馬をしたいと思います」と見通しを話した。
タマモエース
牡6歳
調教師:宮地貴稔(栗東)

- 父:ワールドエース
- 母:ミサトサウス
- 母の父:サウスヴィグラス
- ここに注目!
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前走は8着だったが、2走前のオープン特別・清秋ジャンプS(中山・芝3210メートル)では障害オープンクラス初挑戦ながら見せ場十分の3着。地力強化とともに中山への適性を示した。未知の魅力と前走からの上昇度に注目したい。
騎乗する小野寺祐太騎手は「前走(イルミネーションジャンプS8着)は間隔が空いていましたし、反応面などからも結果的にまだ状態が本物ではなかったのかもしれません。使っての良化を感じますし、上積みは大きいと思います。大障害コースは初めてになりますが、障害未勝利クラス在籍時にいろんな競馬場で好走しているように、場所を問わないタイプですし、持久力もありますから、臨むにあたって不安はありません。むしろテンが速くないこの馬にとって追走が楽になる分、この距離は競馬がしやすいのではと思っています。強い相手はいますが、ひとつでも上の着順を取れるよう頑張ります」と話した。
(山下 健)







