
2023年は同年のフェブラリーS優勝馬レモンポップが貫禄の勝利を収め、JRA賞の最優秀ダートホースに輝いた。同馬の快進撃は2024年も続き、当レース連覇を飾るとともに2年連続でJRA賞の栄誉に浴している。ダートの頂上決戦ともいえる一戦にはどのような特徴があるのか。過去10年の結果を調べてみた。
過去10年で単勝1番人気が連対率70.0%をマークし、1番人気が4着以下に敗れた3回においては3番人気が連対していた。軸は上位人気から選ぶのが無難だろう。ただ、2019年を除く9回で6番人気以下の馬が3着以内に入っている。2023年には12番人気のウィルソンテソーロが2着、9番人気のドゥラエレーデが3着と、下位人気馬が複数3着以内に入ったケースもあるので、下位人気馬まで気を配りたい一戦だ。〔表1〕
| 単勝人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 4-3-0-3 | 40.0% | 70.0% | 70.0% |
| 2番人気 | 1-1-0-8 | 10.0% | 20.0% | 20.0% |
| 3番人気 | 1-3-2-4 | 10.0% | 40.0% | 60.0% |
| 4番人気 | 1-1-0-8 | 10.0% | 20.0% | 20.0% |
| 5番人気 | 0-0-1-9 | 0% | 0% | 10.0% |
| 6〜9番人気 | 2-1-4-33 | 5.0% | 7.5% | 17.5% |
| 10番人気以下 | 1-1-3-61 | 1.5% | 3.0% | 7.6% |
2023年2着のウィルソンテソーロ、3着のドゥラエレーデはともに前走と違う騎手が乗っての好走だった。過去10年の騎手別成績では、前走と同じ騎手が騎乗した馬と乗り替わりとなった馬では好走率に大きな差はないが、乗り替わりだった馬は3着以内に入った延べ15頭中9頭が単勝8番人気以下だったので、乗り替わりとなった馬は人気がなくても侮れないだろう。〔表2〕
| 騎手 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
|---|---|---|---|---|
| 前走と同じ | 6-6-3-69 | 7.1% | 14.3% | 17.9% |
| 乗り替わり | 4-4-7-57 | 5.6% | 11.1% | 20.8% |
過去10年の前走別成績を調べると、マイルチャンピオンシップ南部杯組が3着内率43.8%と好成績を残している。3着以内馬の頭数ではJBCクラシック組が最も多く、この2組で3着以内馬延べ30頭中17頭を占めている。他にもJBCレディスクラシック組や日本テレビ盃組から優勝馬が出るなど、地方のダートグレード競走から臨んだ馬が9勝を挙げている。〔表3〕
注記:表は横にスクロールすることができます。
| 前走 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
|---|---|---|---|---|
| マイルCS南部杯 | 4-2-1-9 | 25.0% | 37.5% | 43.8% |
| JBCクラシック | 3-5-2-27 | 8.1% | 21.6% | 27.0% |
| JBCレディスクラシック | 1-0-0-3 | 25.0% | 25.0% | 25.0% |
| 日本テレビ盃 | 1-0-0-2 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
| シリウスS | 1-0-0-8 | 11.1% | 11.1% | 11.1% |
| 武蔵野S | 0-2-0-23 | 0% | 8.0% | 8.0% |
| みやこS | 0-1-5-28 | 0% | 2.9% | 17.6% |
| 上記以外 | 0-0-2-26 | 0% | 0% | 7.1% |
過去10年の3着以内馬延べ30頭中23頭が前走で5着以内に入っていたことから、前走の着順も参考になりそうだ。6着以下だった馬は優勝例がないので、少なくとも1着に固定するのは控えるべきだろう。〔表4〕
| 前走の着順 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
|---|---|---|---|---|
| 5着以内 | 10-8-5-87 | 9.1% | 16.4% | 20.9% |
| 6着以下 | 0-2-5-39 | 0% | 4.3% | 15.2% |
過去10年の優勝馬延べ10頭のうち、2022年のジュンライトボルトを除く9頭は前走が地方のダートグレード競走で5着以内だった。また、この9頭は前年以降にダートのGⅠ・JpnⅠを勝っていた点も共通しているので、1着候補を選ぶ際は実績面も考慮したい。〔表5〕
(高那実 マヤ)
注記:表は横にスクロールすることができます。
| 年度 | 優勝馬 | 前走 | 前年以降のダートGⅠ・JpnⅠ勝ち鞍 |
|---|---|---|---|
| 2015年 | サンビスタ | JBCレディスクラシック2着 | 2014年JBCレディスクラシック |
| 2016年 | サウンドトゥルー | JBCクラシック3着 | 2015年東京大賞典 |
| 2017年 | ゴールドドリーム | マイルCS南部杯5着 | 2017年フェブラリーS |
| 2018年 | ルヴァンスレーヴ | マイルCS南部杯1着 | 2018年マイルCS南部杯など3勝 |
| 2019年 | クリソベリル | 日本テレビ盃1着 | 2019年ジャパンダートダービー |
| 2020年 | チュウワウィザード | JBCクラシック3着 | 2020年川崎記念など2勝 |
| 2021年 | テーオーケインズ | JBCクラシック4着 | 2021年帝王賞 |
| 2022年 | ジュンライトボルト | シリウスS1着 | なし |
| 2023年 | レモンポップ | マイルCS南部杯1着 | 2023年マイルCS南部杯など2勝 |
| 2024年 | レモンポップ | マイルCS南部杯1着 | 2024年マイルCS南部杯など5勝 |
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