今週の注目レース

京都ジャンプステークス(J・GⅢ)

京都競馬場 3170メートル(芝)別定 障害3歳以上オープン

データ分析

低配当決着となった年が多いジャンプ重賞

2024年の京都ジャンプSは、単勝オッズ1.4倍(1番人気)のスマイルスルーが1着、同5.0倍(2番人気)のアサクサゲンキが2着、同5.7倍(3番人気)のオオキニが3着となり、3連単の配当は860円にとどまった。3連単の配当をさかのぼると、2023年は2万9450円、2022年は3万9640円、2017年から2021年の計5回はいずれも1万円を下回っていた。近年は堅く収まりがちなレースになっていると言えそうだ。今回は、阪神・障害3140メートルで行われた2020年から2022年を含む過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみよう。

上位人気馬が堅実

過去10年の単勝人気別成績を見ると、1番人気の馬は3着内率が80.0%に、2番人気と3番人気の馬は同60.0%に達している。上位人気馬は相応に高く評価したい。〔表1〕

〔表1〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 3-3-2-2 30.0% 60.0% 80.0%
2番人気 3-1-2-4 30.0% 40.0% 60.0%
3番人気 1-2-3-4 10.0% 30.0% 60.0%
4番人気 3-1-0-6 30.0% 40.0% 40.0%
5番人気 0-1-2-7 0% 10.0% 30.0%
6〜10番人気 0-2-1-35 0% 5.3% 7.9%
11番人気以下 0-0-0-13 0% 0% 0%

重賞から臨む馬が優勢

過去10年の前走別成績を見ると、3着以内馬延べ30頭のうち20頭を前走が重賞だった馬が占めている。前走が平場のレースやオープン特別だった馬よりも、重賞だった馬を重視するべきだろう。〔表2〕

〔表2〕前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
重賞 7-8-5-29 14.3% 30.6% 40.8%
重賞以外 3-2-5-42 5.8% 9.6% 19.2%

前走好走馬が強い

過去10年の前走の着順別成績を見ると、前走で3着以内だった馬は3着内率が47.8%に達している。直近のレースで好走を果たしていた馬は、再び好走を果たす可能性が高いとみておきたい。〔表3〕

(伊吹 雅也)

〔表3〕前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
3着以内 7-7-8-24 15.2% 30.4% 47.8%
4着以下 3-3-2-47 5.5% 10.9% 14.5%
  • 注記: 競走中止は4着以下に含む

ご注意 「今週の注目レース」ページの情報は、特別レース登録馬や過去のレース結果に基づいて制作しております。JRAが特定の競走馬を応援、推奨するものではありません。出走取りやめ、出走取消などにより、掲載した競走馬がレースに出走しないことがあります。

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