今週の注目レース

札幌記念(GⅡ)

札幌競馬場 2000メートル(芝)定量 3歳以上オープン

データ分析

真夏のビッグレース

夏競馬で唯一のGⅡであり、秋の大レースを見据えたスターホースと、サマーシリーズを転戦中の馬などが激突する大一番である。ここでは過去10年の結果を中心に傾向を調べている。

1番人気が13連敗中

過去10年で1番人気は0勝。優勝したのは2011年のトーセンジョーダンが最後となっている。かといって大波乱が起こるわけではなく、1番人気の3着内率は60%あり、2番人気から5番人気の勝利が多くなっている。上位人気馬が中心と考えていいだろう。〔表1〕

〔表1〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 0-3-3-4 0% 30.0% 60.0%
2番人気 4-1-0-5 40.0% 50.0% 50.0%
3番人気 2-1-0-7 20.0% 30.0% 30.0%
4番人気 0-1-5-4 0% 10.0% 60.0%
5番人気 3-0-1-6 30.0% 30.0% 40.0%
6番人気以下 1-4-1-85 1.1% 5.5% 6.6%

内枠が強い

過去10年で1枠の勝率が30.8%、3着内率が46.2%とかなり高い。2枠も同33.3%、3枠も同26.7%となっている。1枠から3枠の馬が馬券に絡まなかったことは過去10年で一度しかなかったので、軸馬は1枠から3枠に入った馬から選びたい。〔表2〕

〔表2〕枠番別成績(過去10年)
枠番 成績 勝率 連対率 3着内率
1枠 4-0-2-7 30.8% 30.8% 46.2%
2枠 1-4-0-10 6.7% 33.3% 33.3%
3枠 0-2-2-11 0% 13.3% 26.7%
4枠 0-1-0-17 0% 5.6% 5.6%
5枠 0-0-3-17 0% 0% 15.0%
6枠 1-2-1-16 5.0% 15.0% 20.0%
7枠 2-0-1-17 10.0% 10.0% 15.0%
8枠 2-1-1-16 10.0% 15.0% 20.0%

前走GⅠ組の好走率が高い

過去10年の3着以内馬延べ30頭は全て前走が重賞(海外含む)だった。条件クラスやオープン特別からの臨戦馬は評価を下げたい。なお、重賞組の中でも成績が優秀なのは、安田記念〔2・3・1・5〕や、香港のクイーンエリザベスⅡ世C〔2・1・0・2〕、宝塚記念〔0・2・2・5〕といった国内外のビッグレースから臨む馬となっている。〔表3〕

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表3〕前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
GⅠ 4-7-6-25 9.5% 26.2% 40.5%
GⅡ 1-1-0-7 11.1% 22.2% 22.2%
GⅢ 3-1-3-51 5.2% 6.9% 12.1%
オープン特別・条件クラス 0-0-0-16 0% 0% 0%
海外 2-1-1-12 12.5% 18.8% 25.0%
ウインファイブ対象レース
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GⅡ以上の勝利実績が重要

過去7年の優勝馬は全てGⅡ以上のレースで勝利した実績があり、7頭中6頭は前走が国内外のGⅠだった。過去にGⅠ勝ちの実績があった馬には前走で6着以下に敗れていた馬もいるが、GⅡまでしか勝っていなかった馬は前走がGⅠかつ5着以内だった。出走馬の実績と前走から勝ち馬の候補を絞り込みたい。〔表4〕

(姫園 淀仁)

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表4〕優勝馬の主なGⅡ以上の勝ち鞍と前走の成績(過去7年)
年度 優勝馬 主なGⅡ以上の勝ち鞍 前走の成績
2018年 サングレーザー 2018年マイラーズC(GⅡ)ほか 安田記念5着
2019年 ブラストワンピース 2018年有馬記念(GⅠ) 目黒記念8着
2020年 ノームコア 2019年ヴィクトリアマイル(GⅠ) 安田記念4着
2021年 ソダシ 2021年桜花賞(GⅠ)ほか オークス8着
2022年 ジャックドール 2022年金鯱賞(GⅡ) 大阪杯5着
2023年 プログノーシス 2023年金鯱賞(GⅡ) クイーンエリザベスⅡ世C2着
2024年 ノースブリッジ 2023年アメリカJCC(GⅡ) クイーンエリザベスⅡ世C3着

ご注意 「今週の注目レース」ページの情報は、特別レース登録馬や過去のレース結果に基づいて制作しております。JRAが特定の競走馬を応援、推奨するものではありません。出走取りやめ、出走取消などにより、掲載した競走馬がレースに出走しないことがあります。

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