昨年の桜花賞を制し、クラシックホースとなった素質馬。その後もGⅠでの実績を積み上げ、海外遠征でも好走を果たしている。能力、実績的には今回のメンバーで最上位の存在と言っていいだろう。

軽快な先行力を武器に、クラスを問わず安定した成績を収めている。ポジションを楽に取れる分、展開に左右されるようなことも少ない印象。今回もしっかりと自身の能力を発揮できるはずだ。

3歳時の京都新聞杯で3着に入るなど、早い時期から高い素質を見せていた一頭。レースを重ねてさらに決め手に磨きがかかっており、成長を遂げた今ならGⅡのメンバーが相手でも互角以上に戦えるはずだ。

2勝クラスは2200メートル、3勝クラスは3000メートルで白星をマークしており、長距離のレースでも実績を残しているが、初勝利と2勝目はを挙げたのは今回の2000メートル戦。この距離にも対応可能で、改めて重賞タイトル獲得を目指す。

洋芝の札幌競馬場は今回が初めてとなり、馬場を克服できるかは鍵になりそう。ただ、これまでに稍重馬場で3勝を挙げていることを考えれば、こなせる可能性は十分にあると言えそうだ。

全兄のケイアイノーテックがNHKマイルCを制したように、底力がある母系出身の良血馬と言えるだろう。本馬は今回が初めての重賞挑戦となるが、素質は通用するものがあるとみてよさそうだ。

昨年の弥生賞ディープインパクト記念以来勝ち星から遠ざかっているが、皐月賞で同世代の強敵を相手に2着に好走した実力馬。久々の白星を目指して、ここで本来の高い能力を見せたいところだ。

デビューからここまで11戦して、8戦でメンバー中最速の推定上がり3ハロンタイムをマークしているように、強烈な決め手は大きな武器と言えそうだ。今回も直線で目を引く伸びを見せられるだろう。