今週の注目レース

ヴィクトリアマイル(GⅠ)

東京競馬場 1600メートル(芝)定量 (牝) 4歳以上オープン

データ分析

牝馬のマイル頂上決戦

東京芝1600メートルで行われるマイル女王を決めるGⅠ。実績馬が勝った年もあれば、ここがGⅠ初勝利となった馬も多くおり、予想が楽しいレースだ。ここでは過去10年の結果を中心に傾向を調べている。

下位人気馬にもチャンスあり

過去10年で6番人気以下の馬が4勝を挙げている。4番人気や5番人気の3着内率も高く、どんな人気の馬にもチャンスのあるGⅠだと思っていい。ちなみに昨年も14番人気で単勝208.6倍のテンハッピーローズが優勝してファンを驚かせた。〔表1〕

〔表1〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 2-2-2-4 20.0% 40.0% 60.0%
2番人気 0-0-1-9 0% 0% 10.0%
3番人気 0-2-0-8 0% 20.0% 20.0%
4番人気 2-3-0-5 20.0% 50.0% 50.0%
5番人気 2-0-2-6 20.0% 20.0% 40.0%
6番人気以下 4-3-5-110 3.3% 5.7% 9.8%

前走1着馬が苦戦

過去10年の前走の着順別成績では、前走1着馬は優勝がなく好走率も低い。活躍しているのは、前走で2着以下だった馬だ。特に、6着以下に敗れていた馬が6勝している点が目立っている。前走の着順だけで判断するのは得策ではないだろう。〔表2〕

〔表2〕前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 0-3-1-33 0% 8.1% 10.8%
2着 1-3-3-23 3.3% 13.3% 23.3%
3着 1-2-2-9 7.1% 21.4% 35.7%
4着 1-1-0-5 14.3% 28.6% 28.6%
5着 1-0-2-8 9.1% 9.1% 27.3%
6着以下 6-1-2-64 8.2% 9.6% 12.3%

2枠と3枠に注目

過去10年で3枠が5勝、2枠が2勝を挙げ、3着内率も上位となっているのでこの2つの枠に入った馬は要注目だ。それに対し、6枠から8枠は好走率が低いので、外枠がやや劣勢という傾向もありそうだ。〔表3〕

〔表3〕枠番別成績(過去10年)
枠番 成績 勝率 連対率 3着内率
1枠 0-0-2-17 0% 0% 10.5%
2枠 2-1-2-15 10.0% 15.0% 25.0%
3枠 5-0-1-14 25.0% 25.0% 30.0%
4枠 0-2-2-15 0% 10.5% 21.1%
5枠 1-3-0-15 5.3% 21.1% 21.1%
6枠 1-1-0-18 5.0% 10.0% 10.0%
7枠 1-0-1-25 3.7% 3.7% 7.4%
8枠 0-3-2-23 0% 10.7% 17.9%

阪神牝馬S組対GⅠ組の構図

過去10年の前走別成績で、最も3着以内馬が多いのは阪神牝馬S、好走率が高いのはGⅠだった馬となっている。軸馬はこのどちらかから選びたい。〔表4〕

〔表4〕前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
GⅠ 4-1-3-22 13.3% 16.7% 26.7%
阪神牝馬S 4-3-5-57 5.8% 10.1% 17.4%
その他のGⅡ 0-0-1-10 0% 0% 9.1%
GⅢ 1-6-1-38 2.2% 15.2% 17.4%
海外 1-0-0-4 20.0% 20.0% 20.0%
それ以外のレース 0-0-0-11 0% 0% 0%
ウインファイブ対象レース
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マイルGⅠのタイトルホルダーが有力

1着候補を絞り込むのが難しい年もある一戦だが、過去5年の優勝馬のうち4頭には芝のマイルGⅠでの優勝実績があった。既にマイルGⅠを勝っている馬はマークしておきたい。〔表5〕

(姫園 淀仁)

〔表5〕優勝馬のマイルGⅠ優勝実績(過去5年)
優勝馬 マイルGⅠ優勝実績
2020年 アーモンドアイ 桜花賞
2021年 グランアレグリア マイルCSほか
2022年 ソダシ 桜花賞ほか
2023年 ソングライン 安田記念
2024年 テンハッピーローズ GⅠ未出走

ご注意 「今週の注目レース」ページの情報は、特別レース登録馬や過去のレース結果に基づいて制作しております。JRAが特定の競走馬を応援、推奨するものではありません。出走取りやめ、出走取消などにより、掲載した競走馬がレースに出走しないことがあります。

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