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『世界の合田』によるレース展望
合田 直弘(海外競馬解説者)ジャンタルマンタル/ラッキースワイネス
昨年のJRA賞最優秀マイラーで、史上初めてとなる”JRA芝混合マイルGⅠコンプリート(牡馬が出走可能なJRAの芝1,600メートルGⅠを全て勝利)を達成したジャンタルマンタルは、近年の日本に出現した最強マイラーだろう。合田’sViewでも記したが、常に堅実な成績をあげるこの馬が、2024年の香港マイル(G1・香港)で13着に大敗しているのが唯一の気がかりだが、5歳春を迎え、アスリートとして完成された現在なら、アウェイでも力を出せるとみて、セレクションの1番手とした。
地元香港のマイウィッシュ、ヴォイッジバブル、ラッキースワイネスの3頭が2番手候補。迷った末、地元の前哨戦チェアマンズトロフィー(G2・香港)で、マイウィッシュとヴォイッジバブルを2・3着に退けて制したラッキースワイネスを2番手にとった。かつてのチャンピオンスプリンターが、骨折をきっかけに雌伏の時代を経験した後、路線を転じて鮮やかな復活を遂げた。4月20日に主戦のK.リョン騎手を背に芝コースで行われた調教の動きもよく、好調をキープしての参戦とみる。

1959年(昭和34年)東京生まれ。父親が競馬ファンで、週末の午後は必ず茶の間のテレビが競馬中継を映す家庭で育つ。1982年(昭和57年)大学を卒業しテレビ東京に入社。営業局勤務を経てスポーツ局に異動し競馬中継の制作に携わり、1988年(昭和63年)テレビ東京を退社。その後イギリスにて海外競馬を学ぶ日々を過ごし、同年、日本国外の競馬関連業務を行う有限会社「リージェント」を設立。同時期にテレビ・新聞などで解説を始め現在に至る。
エマ・ベリー(イギリス在住競馬ジャーナリスト)ヴォイッジバブル/ジャンタルマンタル
今年、3競走の中で最も混戦なのは、このレースとみている。
昨年の1・2着馬が今年も出走しており、順当ならこの2頭が有力視されるところだが、レッドライオンは近走の成績が悪く、ここでは推しづらい。一方のヴォイッジバブルは、暮れの香港マイルではソウルラッシュを破って勝利。地元の前哨戦チェアマンズトロフィー(G2・香港)でも3着と悪くない競馬をしており、セレクションの1番手はこの馬でよさそうだ。
2番手候補は、日本調教馬ジャンタルマンタル、イギリス調教馬ドックランズ、香港調教馬マイウィッシュの3頭。チェアマンズトロフィーでヴォイッジバブルに先着して2着になっているマイウィッシュも魅力的だが、能力的にはジャンタルマンタルの方が上だろう。当初予定していたドバイ遠征を取りやめ、急遽こちらに矛先を向けてきただけに、仕上がり状態に気がかりなところはあるが、日本のマイル王の力を素直に信じ、この馬を2番手とした。(訳:合田直弘)

ワールドワイドな競馬日刊紙サラブレッド・デイリー・ニュースのヨーロッパ・パートの編集責任者。これまでも、サラブレッド・オーナー&ブリーダー、ペースメーカーホース&ハウンド、レーシングポスト、インサイドレーシング(オーストラリア)など、数多くの競馬および馬術関係出版物に寄稿している。 少数ながら馬も所有し、生産と競馬にも従事。夫は調教師のジョン・ベリーで、現在はニューマーケット在住。
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