2014年1月17日発表
『2013年度ワールドベストレースホースランキング(WBRR)』がIFHA(国際競馬統括機関連盟)から発表されました。昨年1月1日から12月31日までに出走した馬を対象としたもので、国際ハンデキャッパー会議において決定されたものです。
115ポンド以上306頭(実頭数)の馬がランク付けされましたが、国別では、米国77頭、豪州51頭、英国37頭に次いで日本は31頭(前年より4頭減)で、世界第4位となっています。
ワールドチャンピオンは、130ポンドの牝馬2頭、ブラックキャビアとトレヴとなりました。ブラックキャビアは昨年G1を3勝、その内の2レースが対象となります。同馬は25戦全勝で引退しました。トレヴは凱旋門賞を5馬身差で圧勝し、その時の評価が130ポンドになります。第3位は、日本のオルフェーヴルとワイズダンが129ポンドで並びました。オルフェーヴルは、凱旋門賞こそ2着に敗れましたが、引退レースの有馬記念を8馬身差で圧勝。この評価が129ポンドとなりました。これは日本調教馬としてはエルコンドルパサーの134ポンドに次ぐもので、国内のレースでは最高のレーティングとなります。ワイズダンは、3馬身半差で楽勝したウッドバインマイルで129ポンドとなりました。同馬は昨年G1を4勝し、ブリーダーズカップマイルを連覇しています。第5位は日本のロードカナロアとノヴェリストが128ポンドで並んでいます。ロードカナロアは、香港スプリントを5馬身差で圧勝し同レースを連覇、128ポンドという高い評価になりました。日本のスプリントでは歴代最高値となります。ノヴェリストは、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスを5馬身差で圧勝し128ポンドの評価となりました。ワールドベスト5に日本調教馬が2頭ランクインしたことになります。
その他の日本調教馬は、宝塚記念を勝ったゴールドシップが124ポンドで第11位タイ、天皇賞(秋)を勝ったジャスタウェイが123ポンドで第24位タイ、日本ダービーを勝ち凱旋門賞4着のキズナと、天皇賞(春)を勝ったフェノーメノは121ポンドで第38位タイ、などとなっています。フェノーメノはEコラムでは世界トップの評価となります。
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