今週の注目レース

みやこステークス(GⅢ)

京都競馬場 1800メートル(ダート)別定 3歳以上オープン

データ分析

GⅠチャンピオンズCの前哨戦

すでにGⅠを勝っている馬の参戦は少なく、これからビッグタイトルの獲得を目指す馬が集うGⅢ。2018年は京都競馬場でJBC競走が開催されたため休止となったが、阪神競馬場で開催された2020年から2022年を含む、2014年以降の過去10回のデータから傾向を探っていく。

下位人気にもチャンスあり

過去10回の単勝人気別成績を見ると上位人気の好走率がそこまで高くなく、過去10回の全てで6番人気以下の馬が3着以内に入っているように、波乱模様のレースとなっている。上位人気馬から馬券を買うときは手広く流すのがよさそうで、あえて6番人気以下から軸馬を探すのも面白そうである。〔表1〕

〔表1〕単勝人気別成績(2014年以降の過去10回)
単勝人気 着順 勝率 連対率 3着内率
1番人気 2-1-1-6 20.0% 30.0% 40.0%
2番人気 2-1-1-6 20.0% 30.0% 40.0%
3番人気 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0%
4番人気 1-1-2-6 10.0% 20.0% 40.0%
5番人気 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
6番人気以下 3-7-5-82 3.1% 10.3% 15.5%

前走よりも負担重量が減った馬に注目

過去10回の出走馬の負担重量について調べると、前走よりも負担重量が減っていた馬が、増えていた馬や前走と同じだった馬よりも好走率が高くなっている。混戦になることが多いので、負担重量が軽い分の差が出るのかもしれない。ちなみに、2019年から6年連続で前走から負担重量が減っていた馬が3着以内に入っている。ぜひ、前走と今回の負担重量を比較してみてほしい。〔表2〕

〔表2〕前走との負担重量の増減別成績(2014年以降の過去10回)
負担重量 着順 勝率 連対率 3着内率
前走から増加 2-3-2-42 4.1% 10.2% 14.3%
増減無し 2-4-4-41 3.9% 11.8% 19.6%
前走から減少 6-3-4-34 12.8% 19.1% 27.7%

前走オープン特別組が狙い目

過去10回の前走別成績では、前走がオープン特別だった馬の好走率が、その他のレースだった馬のそれを上回っている。特に、前走のオープン特別で5着以内に入っていた馬の成績が〔5・4・3・15〕(3着内率44.4%)となかなか優秀。これに該当する馬がいたら注目しておきたい。〔表3〕

〔表3〕前走別成績(2014年以降の過去10回)
前走 着順 勝率 連対率 3着内率
重賞 2-3-5-46 3.6% 8.9% 17.9%
オープン特別 6-5-3-33 12.8% 23.4% 29.8%
条件クラス 1-1-0-14 6.3% 12.5% 12.5%
地方競馬のレース 1-1-2-24 3.6% 7.1% 14.3%
ウインファイブ対象レース
勝ち馬を探せ! FOR THE WIN

前走1番人気か前走3着以内が目安

過去10回の優勝馬10頭中6頭は前走で1番人気に支持されていた。また、前走で2番人気以下だった4頭中3頭は3着以内に好走していた。どんな馬にもチャンスのある重賞だが、前走で上位人気に支持されていた馬や3着以内に入っていた馬の優勝が多いようだ。〔表4〕

(姫園 淀仁)

〔表4〕優勝馬の前走の単勝人気と着順(2014年以降の過去10回)
優勝馬 前走の単勝人気 前走の着順
2014年 インカンテーション 1番人気 1着
2015年 ロワジャルダン 1番人気 4着
2016年 アポロケンタッキー 1番人気 8着
2017年 テイエムジンソク 1番人気 2着
2019年 ヴェンジェンス 3番人気 2着
2020年 クリンチャー 1番人気 4着
2021年 メイショウハリオ 8番人気 2着
2022年 サンライズホープ 5番人気 12着
2023年 セラフィックコール 1番人気 1着
2024年 サンライズジパング 4番人気 3着

ご注意 「今週の注目レース」ページの情報は、特別レース登録馬や過去のレース結果に基づいて制作しております。JRAが特定の競走馬を応援、推奨するものではありません。出走取りやめ、出走取消などにより、掲載した競走馬がレースに出走しないことがあります。

ページトップへ戻る
表示モード: