5番人気以内の馬が中心

過去10年の単勝人気別成績を見ると、3着以内馬30頭のうち21頭を5番人気以内の馬が占めている。人気薄の馬が上位に食い込んだ例も少なくないとはいえ、上位人気馬はひと通りマークしておきたい。〔表1〕

前走の2着馬とのタイム差に注目

過去10年の出走馬の前走の着順ならびに2着馬とのタイム差別成績を見ると、前走の着順が1着、かつ2着馬とのタイム差が0.2秒以上だった馬は3着内率が37.5%に達している。前走を勝っていた馬のうち、2着馬に0.2秒以上のタイム差をつける完勝だった馬は、上位に入る可能性が高いとみておきたい。〔表2〕

重賞から臨む馬は比較的堅実

過去10年の前走別成績を見ると、前走が重賞だった馬は3着内率が34.3%に達している。また、前走がオープン特別だった馬と新馬だった馬も、3着内率が20%を超えている。前走がオープンクラスのレースだった馬や新馬を勝った直後の馬は、有力とみてよさそうだ。〔表3〕

前走との間隔などで明暗が分かれそう

過去9年の優勝馬9頭はいずれも前走との間隔が中5週以上だった点、キャリア3戦以内だった点、前走の距離が1600メートル未満だった点が共通している。これらをチェックして候補を選びたい。〔表4〕

（伊吹　雅也）