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2023年度ロンジンワールドベストレースホースランキング

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2024年1月24日発表

『2023年度ロンジンワールドベストレースホースランキング(LWBRR)』がIFHA(国際競馬統括機関連盟)から発表されました。2023年1月1日から12月31日までに出走した馬を対象としたもので、LWBRR委員会において決定されたものです。

レーティング115以上の288頭(実頭数)がランク付けされ、日本調教馬は56頭が掲載されました。これは過去最多となった2022年の48頭をさらに上回り、国別では、米国(57頭)に迫る第2位となりました。

2023年のLWBRRでは、日本調教馬であるイクイノックスがランキングトップとなり2023年ロンジンワールドベストレースホースを受賞しました。これは2014年のジャスタウェイ以来の快挙となります。対象レースはリバティアイランドに4馬身差をつけて完勝したジャパンカップ(GⅠ)で、レース直後はレーティング133で発表していましたが、LWBRR委員会において議論が重ねられた結果、最終的に135となりました。これにより、1999年以来の長きにわたって日本調教馬における最高レーティングであり続けた、エルコンドルパサーの134を超える歴代トップとなりました。イクイノックスは3月のドバイシーマクラシック(G1)を逃げ切って以降、宝塚記念(GⅠ)、天皇賞(秋)(GⅠ)、ジャパンカップ(GⅠ)を連勝し、年内無敗の通算10戦8勝、国内外のGⅠ6勝という輝かしい成績で引退しました。なお、天皇賞(秋)(GⅠ)のレーティングは当初127でしたが、LWBRR委員会で見直された結果128に上方修正され、距離区分「I」においてもトップタイとなっています。第2位タイはエースインパクトとモスターダフで128です。凱旋門賞(G1)を制覇したエースインパクトは3歳世代におけるトップとなり、無傷の6戦6勝で現役生活を終えています。モスターダフは、プリンスオブウェールズステークス(G1)で2着馬に4馬身差をつけて完勝しました。第4位タイはビッグロックとフクムで127です。ビッグロックはクイーンエリザベスⅡ世ステークス(G1)で2着馬に6馬身差をつけて圧勝し、フクムはキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスステークス(G1)を勝利しました。

イクイノックス以外の日本調教馬は、有馬記念(GⅠ)を勝ったドウデュースと日経賞(GⅡ)を完勝したタイトルホルダーが124で第10位タイ、ドバイワールドカップ(G1)の覇者ウシュバテソーロが122で第19位タイ、天皇賞(秋)(GⅠ)2着および有馬記念(GⅠ)4着が対象のジャスティンパレスと優駿牝馬(GⅠ)勝利およびジャパンカップ(GⅠ)2着が対象のリバティアイランド、ブリーダーズカップターフ(G1)で3着に入ったシャフリヤールが121で第24位タイ、UAEダービー(G2)を勝利しブリーダーズカップクラシック(G1)で2着に健闘したデルマソトガケ、菊花賞(GⅠ)を制したドゥレッツァ、マイルチャンピオンシップ南部杯(JpnⅠ)の勝馬レモンポップ、サウジカップ(G1)を逃げ切ったパンサラッサが120で第37位タイ、などとなっています。なお、リバティアイランドはLWBRR委員会での見直しを経て、優駿牝馬とジャパンカップ(GⅠ)の両レースが当初の120から121に上方修正された結果、コロネーションカップ(G1)を勝ったエミリーアップジョンと並び、2023年の牝馬のトップタイとなりました。

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