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夏の訪れを告げる短距離重賞
函館競馬の開幕週に行われる重賞。サマースプリントシリーズの開幕戦であり、3歳馬と古馬の初対決、スプリンターズSを見据えた馬や北海道巧者の出走など、見どころが多い。ここでは札幌競馬場で開催された2021年を含む過去10年の結果から傾向を調べている。
上位人気の成績が拮抗
過去10年の単勝人気別成績を見ると、1番人気から3番人気と5番人気の勝率が20%から30%、連対率が30%から40%、3着内率が40%から60%で、ほぼ横並び状態。6番人気以下の好走率は極端に落ちるので、上位人気馬が優勢な重賞だと言える。ちなみに、2016年以降の過去10回で5番人気以内の馬連5頭ボックスを買い続けた場合、馬券収支はプラスだった。上位人気馬同士の決着が多いものの、そこそこ配当妙味があるレースと言えるかもしれない。〔表1〕
| 単勝人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 2-1-3-4 | 20.0% | 30.0% | 60.0% |
| 2番人気 | 2-2-0-6 | 20.0% | 40.0% | 40.0% |
| 3番人気 | 3-1-2-4 | 30.0% | 40.0% | 60.0% |
| 4番人気 | 0-1-1-8 | 0% | 10.0% | 20.0% |
| 5番人気 | 2-2-0-6 | 20.0% | 40.0% | 40.0% |
| 6番人気以下 | 1-3-4-90 | 1.0% | 4.1% | 8.2% |
斤量差を生かせそうな3歳馬に注目
過去10年の年齢別成績では、3着内率を見ると飛び抜けた数値の年齢はないが、勝率と連対率が高めなのは3歳馬。3歳馬は古馬との斤量差を生かした積極的な競馬での好走が目立つ。次に成績が良いのは4歳馬で、6歳以上の馬は優勝例がない。〔表2〕
| 年齢 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
|---|---|---|---|---|
| 3歳 | 3-2-0-11 | 18.8% | 31.3% | 31.3% |
| 4歳 | 4-2-5-24 | 11.4% | 17.1% | 31.4% |
| 5歳 | 3-2-3-35 | 7.0% | 11.6% | 18.6% |
| 6歳 | 0-2-0-25 | 0% | 7.4% | 7.4% |
| 7歳以上 | 0-2-2-23 | 0% | 7.4% | 14.8% |
前走惜敗馬が巻き返す
過去10年の前走の着順別成績を見ると、連対率や3着内率が上位なのは前走で2着か3着に惜敗していた馬。とくに2020年以降は、2020年ダイアトニック(前走:高松宮記念3着)、2021年ビアンフェ(前走:オーシャンS3着)、2022年ナムラクレア(前走:桜花賞3着)、2023年キミワクイーン(前走:春雷S2着)、2025年カピリナ(前走:愛知杯3着)と、前走で2着か3着だった馬が5勝を挙げている。〔表3〕
(姫園 淀仁)
| 前走の着順 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
|---|---|---|---|---|
| 1着 | 1-3-4-20 | 3.6% | 14.3% | 28.6% |
| 2着 | 1-2-0-5 | 12.5% | 37.5% | 37.5% |
| 3着 | 4-0-1-4 | 44.4% | 44.4% | 55.6% |
| 4着 | 0-1-2-6 | 0% | 11.1% | 33.3% |
| 5着 | 0-0-0-6 | 0% | 0% | 0% |
| 6着以下 | 4-4-3-77 | 4.5% | 9.1% | 12.5% |
