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未来の短距離王へ夢をつなぐスプリント重賞!「第57回 京阪杯」
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未来の短距離王へ夢をつなぐスプリント重賞!「第57回 京阪杯」

2006年から芝1200mで行われるようになった京阪杯。昨年の勝ち馬ロードカナロアは、その後もスプリント路線で活躍を重ね、今年のスプリンターズSを制覇して短距離チャンピオンに輝いている。短距離界をにぎわす新たなスターが誕生するのか、目が離せないレースとなりそうだ。それでは、2006年以降の過去6年の結果から、レース傾向を探っていこう。

前走の4コーナーの位置に注目!

前走の4コーナーの位置別成績をまとめると、前走「6〜10番手」が好走率のいずれのカテゴリーでもトップの数値をマークしていた。しかも連対率21.2%、3着内率30.3%は、他のグループに2倍以上の差をつけて圧倒している。今年も引き続き、前走の4コーナーの位置には、大いに注目してみたい。〔表1〕
〔表1〕 前走の4コーナーの位置別成績(過去6年)

4コーナーの位置 成績 勝率 連対率 3着内率
先頭 0-0-0-9 0% 0% 0%
2〜5番手 2-1-2-30 5.7% 8.6% 14.3%
6〜10番手 3-4-3-23 9.1% 21.2% 30.3%
11番手以下 1-1-1-22 4.0% 8.0% 12.0%

前走が直線競馬だった馬を除く

前走の人気と着順の関係も要チェック!

前走における単勝人気と着順を比較した成績を集計すると、前走「1番人気で1着」組は僅か2頭(2008年3着スプリングソング、2011年1着ロードカナロア)ながら、その2頭とも3着以内を確保している。そこから好走率の差は開いているものの、前走が「人気より着順が上」・「人気より着順が1つ下」組が20%以上の3着内率で続いている。勝ち馬をみても、上記3グループに「人気と着順が同じ」組を加えた4グループからしか送り出されていない。〔表2〕
〔表2〕 前走の単勝人気と着順比較別成績(過去6年)

前走の人気と着順比較 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気で1着 1-0-1-0 50.0% 50.0% 100%
人気より着順が上 3-3-5-43 5.6% 11.1% 20.4%
人気と着順が同じ 1-0-0-5 16.7% 16.7% 16.7%
人気より着順が1つ下 1-2-0-12 6.7% 20.0% 20.0%
人気より着順が2つ以上下 0-1-0-25 0% 3.8% 3.8%

「人気と着順が同じ」には「1番人気で1着」を含まない

前走と当レースの単勝人気も比較しよう!

前走と当レースの単勝人気を比較した成績では、3着内率が「2走とも1番人気」組が僅か3頭とは言え66.7%と優秀な数値を叩き出していたのに続き、「前走と当レースの人気が同じ」組が同33.3%、「前走より当レースの人気が上」組が同27.6%となった。「前走より当レースの人気が下」組は同9.2%で、上記3グループには大きく引き離されている。2走ともに1番人気に推された馬や、前走から人気が同じかそれ以上だった馬には、より注目が必要だろう。〔表3〕

(河野道夫)
〔表3〕 前走と当レースの単勝人気比較別成績(過去6年)

単勝人気比較 成績 勝率 連対率 3着内率
2走とも1番人気 2-0-0-1 66.7% 66.7% 66.7%
前走より当レースの人気が上 2-2-4-21 6.9% 13.8% 27.6%
前走と当レースの人気が同じ 1-1-0-4 16.7% 33.3% 33.3%
前走より当レースの人気が下 1-3-2-59 1.5% 6.2% 9.2%

「前走と当レースの人気が同じ」には「2走とも1番人気」を含まない

ご注意:当コーナーの情報は、制作段階の情報に基づき制作されております。出走回避などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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