第17回 函館スプリントS
 
 
ワンカラットがレコードタイムで久々の重賞制覇
 この夏、新スタンドがグランドオープンした函館競馬場。新生なって初の重賞レースは、恒例「サマースプリントシリーズ」の開幕戦・函館スプリントS(GIII)だ。

 なんとかハナを切ろうとするラブミーチャンに、内からケイアイアストン、外からはグランプリエンゼルやシンボリウエストが絡んでいく。自然と速くなった流れを手ごたえよく好位で追走したのが、1番人気ビービーガルダン、2番人気ワンカラットだった。

 人気2頭は4コーナーで前との差を詰めていくが、ビービーガルダンは外から、ワンカラットは内から。このコース取りの差と、ビービーガルダンは59キロ、ワンカラットは54キロという斤量差が、直線で両馬の末脚の差となって現れた。

 一気に抜け出し、ビービーガルダンを突き放すワンカラット。結局、アポロフェニックスとキョウエイアシュラの猛追を封じて懸命に2着を死守したビービーガルダンに2馬身の差をつけて、ワンカラットが勝利。昨年の報知杯フィリーズレビュー以来となる久々の勝利を重賞制覇で飾ったのだった。

 勝ちタイムは1分08秒2のコースレコード。今年の夏も白熱のスピード勝負が繰り広げられることを予感させる、そんなシリーズ開幕戦だったといえるだろう。
(谷川善久)
 
 
 
 

2010年 7月4日(日) 1回函館6日
9R 第17回 函館スプリントステークス(GIII)
サラ系3歳以上 1200m 芝・右
(国際)(特指) オープン 別定
400016001000600400万円
付加賞金59.5178.5万円
発走 15:25
天候:曇   芝:良
 
着順 馬番 馬名 性齢 負担
重量
騎手 タイム 着差 推定
上り
馬体重 調教師 単勝
人気
1 1 1 ワンカラット 牝4 54.0 藤岡佑介 1:08.2 レコード 34.5 508 -2 藤岡健一 2
2 7 13 ビービーガルダン 牡6 59.0 安藤勝己 1:08.5 34.8 510 +4 領家政蔵 1
3 3 5 アポロフェニックス 牡5 56.0 勝浦正樹 1:08.6 クビ 34.9 478 -8 柴崎勇 5
4 8 14 キョウエイアシュラ 牡3 53.0 吉田隼人 1:08.6 アタマ 34.7 446 -8 矢作芳人 4
5 3 4 マル地アーバニティ 牡6 56.0 横山典弘 1:08.8 1 1/4 34.8 498 -8 古賀慎明 3
6 2 3 ランチボックス 牡5 56.0 池添謙一 1:08.8 ハナ 34.9 522 +10 浅見秀一 11
7 5 8 ボストンオー 牡5 56.0 大野拓弥 1:09.0 34.8 500 +4 岩元市三 10
8 2 2 ケイアイアストン 牡5 56.0 的場勇人 1:09.0 クビ 35.9 476 -6 和田正道 6
9 4 6 マル外ダノンムロー せん6 56.0 藤田伸二 1:09.0 ハナ 34.7 464 +6 加藤征弘 8
10 6 10 ピサノパテック 牡8 56.0 古川吉洋 1:09.3 34.6 502 +4 藤沢和雄 12
11 5 9 メイショウトッパー 牡7 56.0 柴山雄一 1:09.6 35.2 490 +4 白井寿昭 15
12 7 12 マル外マル地シンボリウエスト せん10 56.0 木幡初広 1:09.6 クビ 36.1 514 +4 鹿戸雄一 14
13 6 11 グランプリエンゼル 牝4 54.0 四位洋文 1:10.2 3 1/2 37.0 438 +6 矢作芳人 9
14 8 15 タニノマティーニ 牡10 57.0 武幸四郎 1:10.3 3/4 36.1 480 -10 須貝彦三 13
15 4 7 シカク地ラブミーチャン 牝3 51.0 浜口楠彦 1:11.5 38.1 478 -6 柳江仁 7
タイム
ハロンタイム 12.0 - 10.2 - 10.9 - 11.6 - 11.4 - 12.1
上り 4F 46.0 - 3F 35.1
コーナー通過順位
3コーナー 2,11,7,12(1,5,13)(3,4,14)(8,15)6,9,10
4コーナー 2,11(1,12,13)(7,3,5,14)4(6,8)15(9,10)
払戻金
単勝 1 420円 2番人気 馬連 1-13 900円 2番人気 馬単 1-13 1,770円 3番人気
複勝 1
13
5
160円
150円
270円
2番人気
1番人気
5番人気
ワイド 1-13
1-5
5-13
400円
730円
900円
2番人気
5番人気
10番人気
3連複 1-5-13 3,060円 5番人気
3連単 1-13-5 13,220円 16番人気
枠連 1-7 780円 3番人気