第15回 チューリップ賞
 
 
力強く逃げ切って、エアパスカルが桜戦線に名乗りをあげる
 チューリップ賞(JpnIII)の直線では、それまで好位をジックリと追走していたトールポピーが、満を持してスパート態勢に入ります。さすがは1番人気、貫禄のレースぶりでしたが、ゴールではハナ差だけ遅れを取ってしまいました。この2歳女王を退けて重賞初制覇を果たしたのがエアパスカルです。

 ここまで“差し”のスタイルだったエアパスカルは、この日は一転してハナへ。ゆったりとしたピッチを刻みながら15頭を引き連れて4コーナーを回り切ります。

 前半に楽をしたおかげで、直線では余力たっぷり。最後の2ハロンを、10秒7、11秒8というラップで駆け抜けて後続を完封、力強く逃げ切ってみせたのでした。

 エアパスカルは初のダートだった前走で大敗しており、芝に舞い戻っての勝利。あらためて「芝でこその馬」と印象づけたといえます。またトールポピーからさらにハナ差の3着が2番人気のオディール、その1馬身半後方の4着に3番人気スペルバインドと、有力馬をまとめて退けた価値ある勝利。桜花賞戦線の有力馬として名乗りをあげたともいえるでしょう。
 
 
 
 
2008年3月8日(土) 1回阪神3日
11R 第15回 チューリップ賞(JpnIII)
サラ系3歳 1600m 芝・右 外
(混合)牝(指定) オープン 馬齢
本賞金: 3800、 1500、 950、 570、 380万円 発走 15:45
天候:晴   芝:良
 
着順 馬番 馬名 性齢 負担
重量
騎手 タイム 着差 推定
上り
馬体重 調教師 単勝
人気
1 5 10 エアパスカル 牝3 54.0 藤岡佑介 1:35.8   34.5 418 -8 池江泰寿 5
2 1 2 トールポピー 牝3 54.0 池添謙一 1:35.8 ハナ 34.1 470 +4 角居勝彦 1
3 8 15 オディール 牝3 54.0 安藤勝己 1:35.8 ハナ 33.5 438 -8 橋口弘次郎 2
4 2 4 スペルバインド 牝3 54.0 四位洋文 1:36.0 1 1/2 34.0 480 +2 長浜博之 3
5 7 13 ヤマカツオーキッド 牝3 54.0 長谷川浩大 1:36.1 1/2 34.5 468 -2 池添兼雄 9
6 4 8 ムードインディゴ 牝3 54.0 上村洋行 1:36.3 1 1/4 34.5 460 -4 友道康夫 10
7 8 16 ハイカックウ 牝3 54.0 川田将雅 1:36.4 3/4 34.4 432 -2 鈴木康弘 11
8 6 12 ジョイフルスマイル 牝3 54.0 吉田稔 1:36.4 アタマ 34.1 444 0 矢作芳人 12
9 6 11 メイショウジェイ 牝3 54.0 飯田祐史 1:36.4 ハナ 34.6 450 -6 飯田明弘 4
10 1 1 マルチメトリック 牝3 54.0 福永祐一 1:36.4 アタマ 34.4 456 -12 奥平雅士 7
11 7 14 コウヨウマリーン 牝3 54.0 幸英明 1:36.4 アタマ 34.9 448 -10 武藤善則 8
12 4 7 ギュイエンヌ 牝3 54.0 岩田康誠 1:36.6 1 1/4 34.0 462 0 萩原清 6
13 5 9 ユキノサッシュ 牝3 54.0 小牧太 1:36.7 1/2 35.1 394 -6 羽月友彦 14
14 2 3 オペラセリア 牝3 54.0 赤木高太郎 1:36.8 クビ 34.6 414 -6 大根田裕之 13
15 3 6 メジロアースラ 牝3 54.0 石橋守 1:37.3 34.7 480 +24 田島良保 15
16 3 5 シカク地ニックバイエフオー 牝3 54.0 松平幸秀 1:38.3 35.2 418 -7 橋本和男 16
タイム
ハロンタイム 12.6 - 11.2 - 12.3 - 12.6 - 12.6 - 12.0 - 10.7 - 11.8
上り 4F 47.1 - 3F 34.5
コーナー通過順位
3コーナー 10(9,14)(11,13)(1,2)8,4,16(3,12)(7,15)(5,6)
4コーナー 10,14(9,13)(11,2,8)(1,4,16)(3,12,15)(7,6)-5
払戻金
単勝 10 1,380円 5番人気 馬連 2-10 1,060円 3番人気 馬単 10-2 3,780円 11番人気
複勝 10
2
15
210円
110円
130円
4番人気
1番人気
2番人気
ワイド 2-10
10-15
2-15
360円
500円
170円
3番人気
6番人気
1番人気
3連複 2-10-15 960円 2番人気
3連単 10-2-15 9,500円 22番人気
枠連 1-5 980円 3番人気