今週の注目レース

関西テレビ放送賞ローズステークス(GⅡ)

阪神競馬場 1800メートル(芝・外)馬齢 (牝) 3歳オープン

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注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

高額配当決着も珍しくない難解なトライアル戦

過去23回の秋華賞の3着以内馬69頭中、39頭はこのローズSに出走していた。なお、ローズSの着順が3着以内だった馬は秋華賞で〔9・13・8・36〕(3着内率45.5%)と非常に優秀な成績を収めている。“本番”に直結する重要なトライアル競走と言えるだろう。ちなみに、2007年以前のローズSは堅く収まる年が少なくなかったものの、2008年以降の過去11回中9回は3連複が100倍以上、8回は3連単が1000倍以上の配当となっている。近年は波乱傾向にある点も頭に入れておきたいところだ。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

前走好走馬が中心

過去10年の3着以内馬30頭中24頭は、前走の着順が「4着以内」だった。一方、「5着以下」だった馬は3着内率9.1%と苦戦している。基本的には前走好走馬が強いレースと言えるだろう。〔表1〕

〔表1〕前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
4着以内 9-8-7-64 10.2% 19.3% 27.3%
5着以下 1-2-3-60 1.5% 4.5% 9.1%

なお、前走「5着以下」組で3着以内に入った6頭のうち、2016年3着のカイザーバルを除く5頭は“JRAの1600から1800メートルの重賞”において3着以内に入った経験のある馬だった。前走5着以下、かつ重賞で好走したこともない馬は評価を下げた方がよさそうだ。〔表2〕

〔表2〕前走の着順が「5着以下」だった馬の、“JRAの1600から1800メートルの重賞”において3着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 1-2-2-17 4.5% 13.6% 22.7%
なし 0-0-1-43 0% 0% 2.3%

ゴール前の直線に急坂があるコースでの実績がポイント

過去10年の3着以内馬30頭中21頭は、“中山・中京・阪神、かつ1600メートル以上のレース”において優勝経験のある馬だった。一方、この経験がなかった馬の3着内率は11.5%にとどまっているうえ、2013年以降は〔0・3・0・43〕(3着内率6.5%)とさらに苦戦している。ゴール前の直線に急坂がある中山・中京・阪神コースで優勝経験のない馬は、過信禁物と見ておきたい。〔表3〕

〔表3〕“中山・中京・阪神、かつ1600メートル以上のレース”における優勝経験の有無別成績(過去10年)
優勝経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 10-4-7-55 13.2% 18.4% 27.6%
なし 0-6-3-69 0% 7.7% 11.5%

近年は小柄な馬が優勢

過去6年の3着以内18頭中16頭は、前走の馬体重が「460キログラム未満」だった。一方、「460キログラム以上」だった馬は3着内率6.5%と苦戦している。近年の傾向を重視するならば、比較的小柄な馬に注目すべきだろう。〔表4〕

〔表4〕前走の馬体重別成績(過去6年)
前走の馬体重 成績 勝率 連対率 3着内率
460kg未満 6-5-5-53 8.7% 15.9% 23.2%
460kg以上 0-1-1-29 0% 3.2% 6.5%

多頭数の年は前走の末脚が重要

過去10年のうち、出走頭数が17頭以上だった5回(2009年、2013から2015年、2017年)の3着以内馬15頭は、いずれも前走が“JRAのレース”、かつそのレースの上がり3ハロンタイム(推定)順位が「5位以内」だった。今年も出走頭数が17頭以上になったならば、前走の末脚も明暗を分けるポイントになりそうだ。〔表5〕

〔表5〕出走頭数が17頭以上だった年における、前走が“JRAのレース”だった馬の、そのレースの上がり3ハロンタイム(推定)順位別成績(2009年、2013から2015年、2017年)
前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位 成績 勝率 連対率 3着内率
5位以内 5-5-5-32 10.6% 21.3% 31.9%
6位以下 0-0-0-36 0% 0% 0%
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前走との間隔にも注目したい

過去6年の優勝馬6頭は、いずれも前走との間隔が中5週以上だった。なお、前走との間隔が中4週以下で優勝を果たしたのは、2004年のレクレドールが最後である。8月中旬以降のレースに出走していた馬は評価を下げたい。また、この6頭は“中山・中京・阪神、かつ1600メートル以上のレース”において優勝経験があった点、前走の馬体重が460キログラム未満だった点も共通している。〔表3〕や〔表4〕で挙げた傾向も重視すべきだろう。〔表6〕

(伊吹 雅也)

〔表6〕優勝馬の「前走との間隔」「“中山・中京・阪神、かつ1600メートル以上のレース”における最高着順」「前走の馬体重」(過去6年)
年度 優勝馬 前走との間隔 “中山・中京・阪神、かつ1600m以上のレース”における最高着順 前走の馬体重
2013年 デニムアンドルビー 中16週 1着(3歳未勝利・阪神) 432kg
2014年 ヌーヴォレコルト 中16週 1着(こうやまき賞・中京) 444kg
2015年 タッチングスピーチ 中5週 1着(2歳未勝利・阪神) 456kg
2016年 シンハライト 中16週 1着(チューリップ賞・阪神) 422kg
2017年 ラビットラン 中7週 1着(3歳以上500万下・中京) 440kg
2018年 カンタービレ 中16週 1着(フラワーC・中山) 438kg

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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