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キャリア不問の最強スプリンター決定戦!「第40回 高松宮記念」
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出走馬情報

キンシャサノキセキ

高い潜在能力を評価されながら、激しい気性が常にネックとなり、GI 戦線で悔しい思いをしてきた馬。そこで起用されたのが、馬を抑え込むことに定評がある外国人騎手だった。C.スミヨン騎手が手綱を取って勝利したスワンSや、M.デムーロ騎手で快勝した阪神Cがこの馬の転機になったのか、四位洋文騎手が騎乗していた前走のオーシャンSでは、馬場の最内を鋭く伸びて差し切り勝ち、というひと皮向けたレース内容を披露した。充実一途の現在なら、悲願のGI 初制覇を期待してもいいはずだ。

 

アルティマトゥーレ

GI 初挑戦で1番人気に支持された昨年のスプリンターズSは5着に敗退。ただし、そのレース内容はやや消極的な作戦が裏目に出てしまった印象を受けるもので、GI のステージでもその潜在能力は十分に通用するものを持っている。約2か月半ぶりだった前走のシルクロードSを完勝しているが、当時は先をにらんでの調整過程。前走からの上積みはかなり大きいはずで、2戦2勝の中京コースが舞台なら、GI 初制覇を決める大きなチャンスだ。

 

エーシンフォワード

470キロ台の馬にしては線の細い印象だった馬が、昨秋あたりからずいぶんと馬体に厚みが出てきた。身体面の充実は成績にも表れ、昨年の暮れに1600万下の六甲アイランドS(阪神・芝1400m)、オープン特別の2009ファイナルS(阪神・芝1600m)を連勝。前走の阪急杯では好位追走から直線で馬場の内を突いて鋭く抜け出し、待望の重賞初制覇を決めている。ポイントは過去に一度しか走っていない芝1200mの距離だろう。激しい流れになりやすい小回りコースのスプリントレースに対応できれば、GI のタイトルが視界に入ってくる。

 

ビービーガルダン

ローレルゲレイロとゴール前で激しい叩き合いを演じた昨年のスプリンターズS(2着)はいまだ記憶に新しい。前走の阪急杯では7着に敗れているが、これは勝負どころでハミが外れてしまったため。度外視できる一戦と言って良いだろう。むしろ、しっかりと乗り込んで好仕上がりに見えた馬体面には、好感が持てたほど。昨年の高松宮記念では、初めて経験する左回りコースに戸惑ったのか16着と大敗しているだけに、状態面よりも左回りを克服できるかどうかが大きな鍵となりそうだ。

 

カノヤザクラ

2年連続で『サマースプリントシリーズ』のチャンピオンに輝いた同馬は典型的な夏馬と言えるが、今年は例年のように冬毛がそれほど伸びておらず、いつものこの時季とは少し違う印象。キャンターだけの調教でも行く気になってしまう普段の仕草は、調子がいい時のこの馬と同じものだ。全6勝中5勝を夏から秋に挙げているだけに、今回は半信半疑な面があるとはいえ、走れる状態にさえあれば、実績的に無視できない存在。中京・芝1200mでは、デビュー戦を5馬身差で圧勝、2007年のファルコンSで2着に好走した実績があり、相性は悪くない。

 

エイシンタイガー

昨秋の京洛S(京都・芝1200m)を快勝後の2戦(京阪杯12着、阪神C8位入線12着降着)は、まるで運に見放されたかのようなレースぶり。今年初戦の淀短距離S(京都・芝1200m、1着)で重賞レベルの走りを見せたと思えば、続く前走のシルクロードSはスローペースの大外枠で8着と、リズムになかなか乗り切れない歯がゆさがある。どこからでも動ける自在性が武器で、本来は小回りの中京コースに最も適したタイプ。重賞で勝ち負けを演じてもおかしくない能力を秘めているこの馬に、なにより必要なのは“運”かもしれない。

 
2010年最初の芝のGI で、この高松宮記念を皮切りに春シーズンのGI がスタートする。過去の高松宮記念勝ち馬からマイルGI を勝った馬は出ていないように、秋のスプリンターズS以上にスプリント色の強いレースと言えるだろう。

スワンS・阪神C・オーシャンSと重賞を3連勝中のキンシャサノキセキ(牡7・堀宣行)。難しい気性がネックで、好走と凡走を繰り返してきた天才スプリンターが、いよいよ本格化を迎えた印象。これまでにGI に6度挑戦して、2着2回3着1回と、あと一歩のところでビッグタイトルを取り逃しているが、今回ほど順調なステップで臨むのは初めてだろう。悲願のGI 制覇に向け、機は熟した。

前走のシルクロードSを快勝し、再び有力馬としてGI の舞台に立つアルティマトゥーレ(牝6・奥平雅士)。昨秋のスプリンターズSでは、1番人気に支持されたものの、力を出し切れず5着に敗れたが、勝ち馬とはわずか0秒3差だった。今回が現役最後のレースとなる予定だが、2戦2勝と最も得意とする中京コース、鞍上には絶好調の横山典弘騎手と、最高のフィナーレを迎える準備も整っている。

前哨戦の阪急杯を快勝、重賞初制覇を飾ったエーシンフォワード(牡5・西園正都)の充実ぶりも目立つ。芝1200mの経験は、昨秋の1600万下、桂川S(京都・芝1200m、5着)のみだが、本格化を果たした今なら、センス溢れる走りで克服する可能性は高そう。

ビービーガルダン(牡6・領家政蔵)は、昨年の阪急杯・キーンランドCの勝ち馬で、スプリンターズSでは勝ったローレルゲレイロとハナ差2着の接戦を演じた実力馬。約4か月ぶりの休み明けだった前走の阪急杯は2番手追走から直線で失速、勝ち馬のエーシンフォワードに0秒6差の7着と敗退したが、ひと叩きした効果が期待できる今回は、大きな変わり身を見せても驚けない。

カノヤザクラ(牝6・橋口弘次郎)は、2008年・2009年と2年連続で『サマースプリントシリーズ』のチャンピオンに輝いた実績が光る。昨秋のスプリンターズSでは8番人気ながら、上がり3ハロン33秒8(推定)の末脚を繰り出して、勝ち馬から0秒2差の3着に追い上げている。今回は約半年ぶりのレースとなるが、例年のこの時季よりも気配の良さが目立つ。状態さえ整えば、いきなり好勝負を演じても不思議のない実力馬だ。

エイシンタイガー(牡4・西園正都)は、短距離のオープン特別を3勝、昨年のCBC賞で勝ち馬のプレミアムボックスとクビ差2着の実績がある。4走前の京阪杯12着、前走のシルクロードS8着と崩れたレースはいずれも明確な敗因があった。小回りのスプリントレースがいかにも合いそうなタイプだけに、見限るのは早計だろう。

伏兵陣も多彩な顔触れが揃っている。現役屈指の末脚の切れを持つプレミアムボックス(牡7・上原博之)は、展開面のサポートが欲しいところだろう。サンカルロ(牡4・大久保洋吉)はスプリントレース初参戦だが、折り合いを考えなくていいこの距離は、むしろ合うかもしれない。

(松浪大樹)

ご注意:当コーナーの情報は、制作段階の情報に基づき制作されております。出走回避などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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