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春のダート王者へ注目のステップレース!「第19回 平安ステークス」
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データ分析

春のダート王者へ注目のステップレース!「第19回 平安ステークス」

春のダート重賞の大一番、フェブラリーSのステップレースとなる一戦が、この平安S。過去10年の優勝馬のその年のフェブラリーSにおける成績は、2005年のヒシアトラスの3着が最高だが、2007年のこのレースで2着だったサンライズバッカスが、次走でフェブラリーS制覇を果たしている点は見逃せない。今年のダート戦線を展望する注目のレースの傾向を、過去10年の結果から探っていこう!






HIGHLOW

伏兵馬の台頭は?

単勝人気別の成績で注目したいのは、単勝「1番人気」馬が未勝利で、優勝馬が「2〜9番人気」のエリアから出ていることだ。そのなかでも勝率トップの「5番人気」、優勝馬4頭を送り出す「6〜9番人気」がクローズアップされる。率の上では「1番人気」・「3番人気」・「5番人気」が3着内率50.0%をマークしている一方で、「6番人気以下」から全体の3分の1にあたる延べ10頭の3着内馬が送り出されている。今年も伏兵馬の台頭があるのか、大いに注目してみたい。〔表1〕
〔表1〕 単勝人気別成績(過去10年)

単勝人気 成績 勝率  連対率 3着内率
1番人気 0-3-2-5 0% 30.0% 50.0%
2番人気 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0%
3番人気 1-3-1-5 10.0% 40.0% 50.0%
4番人気 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0%
5番人気 3-0-2-5 30.0% 30.0% 50.0%
6〜9番人気 4-2-2-32 10.0% 15.0% 20.0%
10番人気以下 0-1-1-62 0% 1.6% 3.1%

内枠勢がリード

馬番別の成績の特徴は、内枠勢の成績が良いことだ。「1〜3番」と「4〜6番」の2グループでは勝率が10%を超えているが、それより外の馬番では4%未満の勝率にとどまっている。しかも、2桁馬番での優勝は2002年、2003年に連覇を果たしたスマートボーイ(2002年15番、2003年12番)による2勝だけ。「7〜9番」で優勝したのも2004年のタイムパラドックス(7番)1頭だけとなっており、2005年以降は「1〜6番」のグループが7連勝中だ。今年も内枠勢からは目が離せないだろう。〔表2〕
〔表2〕 馬番別成績(過去10年)

馬番 成績 勝率  連対率 3着内率
1〜3番 4-2-1-22 13.8% 20.7% 24.1%
4〜6番 3-2-3-21 10.3% 17.2% 27.6%
7〜9番 1-2-2-25 3.3% 10.0% 16.7%
10〜12番 1-3-1-25 3.3% 13.3% 16.7%
13〜16番 1-1-3-31 2.8% 5.6% 13.9%


近2走の着順に注目!

過去10年の出走馬の近2走の着順を比較してみると、「近2走ともに1着」と「前々走より前走の着順が上」の2グループが、その以外の2グループより、勝率、連対率で圧倒的上位の数値を叩き出していた。ちなみに、「近2走ともに1着」で優勝した2頭(2006年タガノゲルニカ、2007年メイショウトウコン)は、条件クラスを連勝してきた馬だった。このレースでは、連勝中、もしくは前々走から前走で着順を上げていた馬を重視したい。〔表3〕

(河野道夫)
〔表3〕 近2走の着順比較別成績(過去10年)

近2走の着順比較 成績 勝率  連対率 3着内率
前々走より前走の着順が上 7-5-2-57 9.9% 16.9% 19.7%
前々走と前走の着順が同じ 0-0-1-5 0% 0% 16.7%
前々走より前走の着順が下 1-3-6-54 1.6% 6.3% 15.6%
近2走ともに1着 2-2-1-8 15.4% 30.8% 38.5%

地方競馬および障害のレースを含む

ご注意:当コーナーの情報は、制作段階の情報に基づき制作されております。出走回避などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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