第54回 産経大阪杯
 
 
テイエムアンコール、同期の大本命を破って重賞初制覇
 実績ナンバー1のドリームジャーニーが単勝オッズ1.2倍の断然人気に推された産経大阪杯(GII)。春の目標である盾獲りと宝塚記念連覇へ向けて負けられない一戦といえたが、思わぬ苦戦を強いられる。3〜4コーナーで大外を駆け上がり、直線でも馬群の外。このコースロスのせいか、あるいは59キロの斤量が響いたか、よく伸びたものの3着にとどまった。

 大本命を破って勝利をつかんだのはテイエムアンコール。ドリームジャーニーと同じ6歳だが出世は遅く、初勝利は3歳の秋、昨夏、ドリームジャーニーが勝った宝塚記念の1つ前のレース・垂水Sでようやく1600万下を突破したという馬だ。以来、重賞やオープンでも鋭い脚を見せ、前走・中山記念では2着に食い込んでいた。

 ここでは一転して先行集団につけると、直線では競り合いから抜け出し、芦毛の馬体を懸命に弾ませる。最後は、外から並んで追い込むゴールデンダリアとドリームジャーニーを4分の3馬身差振り切ってのゴールとなった。

 同期のヒーローに、何年もかけて追いつき、そして追い越した重賞初制覇だった。

(谷川善久)
 
 
 
 

2010年4月4日(日) 2回阪神4日
10R 第54回 産経大阪杯(GII)
サラ系4歳以上 2000m 芝・右
(国際)(指定) オープン 別定
640026001600960640万円
付加賞金88.225.212.6万円
発走 15:35
天候:晴   芝:良
 
着順 馬番 馬名 性齢 負担
重量
騎手 タイム 着差 推定
上り
馬体重 調教師 単勝
人気
1 8 11 テイエムアンコール 牡6 57.0 浜中俊 1:59.5   34.9 462 -4 柴田政見 6
2 5 6 ゴールデンダリア 牡6 57.0 幸英明 1:59.6 3/4 34.7 476 0 二ノ宮敬宇 9
3 6 8 ドリームジャーニー 牡6 59.0 池添謙一 1:59.6 ハナ 34.6 434 -4 池江泰寿 1
4 1 1 フィールドベアー 牡7 57.0 秋山真一郎 1:59.6 クビ 35.4 502 +6 野村彰彦 12
5 5 5 タスカータソルテ 牡6 57.0 松田大作 1:59.7 3/4 34.9 466 +4 藤原英昭 5
6 4 4 ホッコーパドゥシャ 牡8 57.0 鮫島良太 1:59.7 アタマ 34.7 476 -2 村山明 7
7 3 3 ヤマニンキングリー 牡5 58.0 藤田伸二 1:59.8 クビ 35.0 498 +12 河内洋 2
8 6 7 シェーンヴァルト 牡4 57.0 北村友一 1:59.9 1/2 34.5 474 0 岡田稲男 4
9 8 12 エアシャトゥーシュ 牡5 57.0 中舘英二 2:00.1 1 1/4 35.4 470 -2 藤原英昭 8
10 2 2 サンライズベガ 牡6 57.0 和田竜二 2:00.3 1 1/2 36.0 504 +8 音無秀孝 3
11 7 9 サクラオリオン 牡8 57.0 福永祐一 2:01.6 36.7 482 0 池江泰郎 11
12 7 10 ショウナンライジン 牡6 57.0 藤岡佑介 2:01.7 クビ 37.6 510 -4 大久保洋吉 10
タイム
ハロンタイム 12.1 - 11.1 - 12.8 - 12.3 - 12.0 - 12.2 - 11.6 - 11.5 - 11.7 - 12.2
上り 4F 47.0 - 3F 35.4
コーナー通過順位
1コーナー 10-2(1,11)(3,12)5(4,9)6,8-7
2コーナー 10,2,1,11(3,12)5(4,9)(6,8)-7
3コーナー (*10,1,2)-11(3,12)5(4,6,9)8-7
4コーナー (10,*1)2,11(3,5,12)(6,8)(4,9)7
払戻金
単勝 11 2,150円 6番人気 馬連 6-11 25,640円 35番人気 馬単 11-6 77,450円 70番人気
複勝 11
6
8
290円
530円
100円
5番人気
9番人気
1番人気
ワイド 6-11
8-11
6-8
3,060円
330円
650円
32番人気
4番人気
8番人気
3連複 6-8-11 5,060円 24番人気
3連単 11-6-8 103,370円 215番人気
枠連 5-8 3,900円 8番人気