第45回 京都牝馬S
 
 
直線一気の豪脚で、ヒカルアマランサスが重賞初制覇
 京都牝馬S(GIII)で1番人気に推されたのは4歳のヒカルアマランサス。まだ1600万下クラスの身だが、前走・愛知杯でリトルアマポーラから0秒1差の4着と好走、斤量は52キロと恵まれ、キャリアは出走メンバー中最少の7戦とあってのびしろも期待できることから多くの支持を集めることになった。

 そしてヒカルアマランサスは、人気に応える豪脚を披露する。

 雨に煙った稍重の馬場、並ぶように先行したザレマとベストロケーションの脚は直線に入っても衰えず、それに対してヒカルアマランサスはまだ最後方、4コーナーで大外を回っての追撃だ。とても届きそうにない位置に思えたが、ここからヒカルアマランサスの末脚が火を噴く。鞍上M.デムーロ騎手のムチに弾かれたように大きなストライドを伸ばし、内で叩き合うベストロケーションとザレマをゴール前で半馬身捉える差し切り勝ち。鮮やかな直線一気で初の重賞タイトルを手にしたのである。

 ブエナビスタやレッドディザイアに続いて、この世代からまた1頭、心をときめかせる素質の持ち主が誕生した。

(谷川善久)
 
 
 
 

2010年1月31日(日) 2回京都2日
11R 第45回 京都牝馬ステークス(GIII)
サラ系4歳以上 1600m 芝・右 外
(国際)牝[指定] オープン 別定
38001500950570380万円
付加賞金56.716.28.1万円
発走 15:35
天候:雨   芝:稍重
 
着順 馬番 馬名 性齢 負担
重量
騎手 タイム 着差 推定
上り
馬体重 調教師 単勝
人気
1 5 8 ヒカルアマランサス 牝4 52.0 M.デムーロ 1:36.4   33.6 460 -2 池江泰郎 1
2 8 15 ベストロケーション 牝5 54.0 木幡初広 1:36.5 1/2 34.7 480 -2 鹿戸雄一 7
3 4 6 ザレマ 牝6 56.0 安藤勝己 1:36.5 ハナ 34.8 544 +6 音無秀孝 2
4 3 5 ワンカラット 牝4 54.0 藤岡佑介 1:36.5 アタマ 34.5 512 -4 藤岡健一 5
5 5 9 チェレブリタ 牝5 54.0 C.ルメール 1:36.7 1 1/4 34.3 458 +6 荒川義之 6
6 7 13 レジネッタ 牝5 54.0 四位洋文 1:36.8 3/4 34.2 446 +2 浅見秀一 8
7 7 12 ブラボーデイジー 牝5 55.0 福永祐一 1:36.9 1/2 35.0 542 +8 音無秀孝 3
8 2 2 プリマフォルツァ 牝5 53.0 池添謙一 1:37.1 1 1/4 34.9 436 -2 栗田博憲 13
9 1 1 マイネレーツェル 牝5 54.0 和田竜二 1:37.2 1/2 35.0 428 +10 五十嵐忠男 10
10 8 14 レインダンス 牝6 54.0 藤岡康太 1:37.2 クビ 35.1 482 +6 宮徹 4
11 2 3 エリモファイナル 牝8 54.0 石橋守 1:37.3 クビ 34.7 476 0 北出成人 15
12 3 4 クラウンプリンセス 牝6 55.0 太宰啓介 1:37.3 アタマ 35.3 490 +2 橋口弘次郎 11
13 6 11 サンレイジャスパー 牝8 56.0 難波剛健 1:37.7 2 1/2 35.5 490 -2 高橋成忠 14
14 4 7 ショウナンラノビア 牝7 54.0 岩田康誠 1:37.7 アタマ 35.6 514 +12 岡田稲男 9
15 6 10 マイティースルー 牝4 52.0 浜中俊 1:37.8 1/2 35.5 492 -4 大久保洋吉 12
タイム
ハロンタイム 12.7 - 11.7 - 12.3 - 12.7 - 12.3 - 11.6 - 11.2 - 11.9
上り 4F 47.0 - 3F 34.7
コーナー通過順位
3コーナー 6,15,12(4,5,14)(2,7)(1,10,11)9(3,13)8
4コーナー 6(15,12)(4,5,14)7(2,1,11)(9,10)(3,13)8
払戻金
単勝 8 330円 1番人気 馬連 8-15 2,790円 9番人気 馬単 8-15 4,470円 14番人気
複勝 8
15
6
140円
370円
170円
1番人気
7番人気
2番人気
ワイド 8-15
6-8
6-15
900円
390円
1,410円
8番人気
1番人気
18番人気
3連複 6-8-15 5,210円 10番人気
3連単 8-15-6 28,940円 59番人気
枠連 5-8 670円 2番人気