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第66回 大阪杯

難敵を下したポタジェがGⅠの大舞台で重賞初制覇を果たす!

昨年の年度代表馬エフフォーリアが貫録を見せるのか、破竹の5連勝で金鯱賞を制したジャックドールがそのまま頂点へと駆け上るのか。大阪杯(GⅠ)では2頭の強豪が注目を集めた。だが1番人気エフフォーリアは9着、2番人気ジャックドールも5着に敗れる。勝ったのは8番人気・単勝オッズ58.7倍の伏兵、ポタジェだ。

ジャックドールが1000メートル通過58秒8で隊列を先導する。連覇がかかるレイパパレは好位3番手、香港C2着のヒシイグアスやエフフォーリアが中団を追走し、小倉大賞典快勝のアリーヴォ、エリザベス女王杯に続く戴冠を目指すアカイイトらはその後ろに構えた。

金鯱賞では後方から鋭く追い込んだものの4着に終わっていたポタジェは、この日は先行勢を見る5番手につける。鞍上の吉田隼人騎手いわく「前走は馬のリズムに合わせたが、今日はある程度のポジションを取りたかった。前にいる馬は強いので、勝つならついていかないと」という位置取りだ。

流れは終始落ち着かず、むしろ激しさを増して4コーナー、そして直線へ。粘るジャックドールを交わしてレイパパレが先頭に立つと、ポタジェも懸命に食い下がり、外からはアリーヴォやヒシイグアスも脚を伸ばして、ゴール前は死力を尽くしての追い比べとなる。この争いからクビ差だけ抜け出し、1着でゴールを駆け抜けたのがポタジェだった。

ここまで14戦して掲示板を外したのは昨秋の天皇賞(秋)6着だけと、抜群の安定感を示してきたポタジェ。吉田騎手も「賢くてセンスのある馬」と、常に力を出し切る姿勢を評価する。だが、いつも“善戦”まで。重賞タイトルには手が届かず新潟大賞典の2着が最高だった。その分厚い壁を、難敵を下して打ち破ったわけだ。

「これで馬が自信をつけてくれれば」と吉田騎手。持ち前のクレバーさと安定感に自信と勝負強さがプラスされれば、確かにポタジェの未来は明るく輝くことになるだろう。

(谷川 善久)

11レース
ウインファイヴ 5レース目

第66回大阪杯GⅠ

4歳以上
オープン
(国際)(指定)
定量
コース:2,000メートル(芝・右)
  • 本賞金(万円)
    1. 1着20,000
    2. 2着8,000
    3. 3着5,000
    4. 4着3,000
    5. 5着2,000
  • 付加賞(万円)
    1. 1着336
    2. 2着96
    3. 3着48
着順 馬番 馬名 性齢 負担重量 騎手名 タイム 着差 コーナー通過順位 推定上り 馬体重(増減) 調教師名 単勝人気
1 枠4青 8 ポタジェ 牡5 57.0 吉田 隼人 1:58.4
  • 5
  • 5
  • 5
  • 4
35.3 468(+2) 友道 康夫 8
2 枠7橙 14 レイパパレ 牝5 55.0 川田 将雅 1:58.5 クビ
  • 3
  • 3
  • 3
  • 3
35.6 434(+4) 高野 友和 3
3 枠5黄 9 アリーヴォ 牡4 57.0 武 豊 1:58.5 ハナ
  • 12
  • 10
  • 9
  • 6
35.0 500(-2) 杉山 晴紀 7
4 枠5黄 10 ヒシイグアス 牡6 57.0 池添 謙一 1:58.7
  • 7
  • 7
  • 7
  • 6
35.3 494(+9) 堀 宣行 5
5 枠2黒 4 ジャックドール 牡4 57.0 藤岡 佑介 1:58.9 1 1/4
  • 1
  • 1
  • 1
  • 1
36.3 508(+2) 藤岡 健一 2
6 枠1白 1 スカーフェイス 牡6 57.0 岩田 康誠 1:58.9 クビ
  • 14
  • 14
  • 13
  • 10
35.0 466(+4) 橋田 満 15
7 枠8桃 15 アフリカンゴールド せん7 57.0 国分 恭介 1:59.0 1/2
  • 2
  • 2
  • 2
  • 2
36.2 468(0) 西園 正都 11
8 枠6緑 11 ステラリア 牝4 55.0 福永 祐一 1:59.0 クビ
  • 9
  • 10
  • 11
  • 10
35.2 498(0) 斉藤 崇史 10
9 枠3赤 6 エフフォーリア 牡4 57.0 横山 武史 1:59.1 1/2
  • 9
  • 8
  • 8
  • 10
35.5 522(+6) 鹿戸 雄一 1
10 枠3赤 5 アカイイト 牝5 55.0 幸 英明 1:59.2 3/4
  • 13
  • 13
  • 11
  • 10
35.5 514(+2) 中竹 和也 4
11 枠7橙 13 キングオブコージ 牡6 57.0 横山 典弘 1:59.3 クビ
  • 15
  • 14
  • 15
  • 14
35.3 506(+10) 安田 翔伍 6
12 枠6緑 12 ショウナンバルディ 牡6 57.0 坂井 瑠星 1:59.3 ハナ
  • 5
  • 5
  • 5
  • 6
36.0 452(-2) 松下 武士 16
13 枠1白 2
レッドジェネシス
ブリンカー着用
牡4 57.0 藤岡 康太 1:59.4
  • 15
  • 16
  • 15
  • 16
35.3 498(-4) 友道 康夫 12
14 枠8桃 16 マカヒキ 牡9 57.0 岩田 望来 2:00.0 3 1/2
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
36.0 510(-2) 友道 康夫 13
15 枠2黒 3 ヒュミドール せん6 57.0 M.デムーロ 2:00.3 1 1/2
  • 7
  • 8
  • 9
  • 9
36.8 466(-6) 小手川 準 14
16 枠4青 7 ウインマリリン 牝5 55.0 松岡 正海 2:00.7 2 1/2
  • 3
  • 3
  • 3
  • 4
37.8 462(-10) 手塚 貴久 9
タイム
ハロンタイム 12.3 - 10.3 - 12.0 - 12.2 - 12.0 - 12.1 - 11.7 - 11.5 - 11.8 - 12.5
上り 4F 47.5 - 3F 35.8
コーナー通過順位
1コーナー 4,15(7,14)(8,12)(3,10)(6,11)16,9-5,1-(2,13)
2コーナー 4,15(7,14)(8,12)-10(3,6)(9,11)16,5(1,13)2
3コーナー (*4,15)(7,14)(8,12)10,6(3,9)(11,5)(1,16)(2,13)
4コーナー 4,15,14(7,8)(9,12,10)3(1,11,6,5)(16,13)2

払戻金

  • 単勝
    8
    5,870
    8番人気
  • 複勝
    8
    1,140
    6番人気
    14
    420
    3番人気
    9
    1,240
    8番人気
  • 枠連
    4-7
    4,790
    12番人気
  • ワイド
    8-14
    1,990
    17番人気
    8-9
    7,110
    42番人気
    9-14
    3,160
    25番人気
  • 馬連
    8-14
    10,980
    20番人気
  • 馬単
    8-14
    39,630
    53番人気
  • 3連複
    8-9-14
    50,990
    88番人気
  • 3連単
    8-14-9
    537,590
    592番人気
勝馬の情報
勝馬 ポタジェ
[牡5・鹿毛]
父:ディープインパクト
母:ジンジャーパンチ
馬主 金子真人ホールディングス株式会社
生産地 北海道勇払郡安平町
生産牧場 ノーザンファーム
戦績 15戦6勝
獲得賞金 362,826,000円
主な勝鞍 重賞初勝利
騎手 吉田 隼人:初勝利
調教師 友道 康夫:初勝利
  • 注記:戦績・獲得賞金は2022年大阪杯(GⅠ)終了時点
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