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馬名
ロードカナロア
父
キングカメハメハ
母
レディブラッサム
性別
牡
毛色
鹿毛
生年月日
2008年3月11日
生産牧場
ケイアイファーム
馬名
アーモンドアイ
父
ロードカナロア
母
フサイチパンドラ
性別
牝
毛色
鹿毛
生年月日
2015年3月10日
生産牧場
ノーザンファーム

レース成績・映像

    19戦13勝

    現役期間

    2010年~2013年

    開催日レース名開催場所着順騎手コース
    距離
    タイムレース映像
    2010年12月5日2歳新馬小倉1古川 吉洋芝12001:08.4
    2011年1月5日ジュニアC中山2蛯名 正義芝16001:35.1
    2011年1月29日3歳500万下京都2福永 祐一芝14001:22.1
    2011年4月16日ドラセナ賞小倉1北村 友一芝12001:08.3
    2011年5月14日葵S京都1北村 友一芝12001:09.3
    2011年11月6日京洛S京都1福永 祐一芝12001:08.0
    2011年11月26日京阪杯京都1福永 祐一芝12001:08.1
    2012年1月28日シルクロードS京都1福永 祐一芝12001:08.3
    2012年3月25日高松宮記念中京3福永 祐一芝12001:10.4
    2012年6月17日函館スプリントS函館2福永 祐一芝12001:09.5
    2012年9月9日セントウルS阪神2岩田 康誠芝12001:07.3
    2012年9月30日スプリンターズS中山1岩田 康誠芝12001:06.7
    2012年12月9日香港スプリント香港1岩田 康誠芝12001:08.5
    2013年2月24日阪急杯阪神1岩田 康誠芝14001:21.0
    2013年3月24日高松宮記念中京1岩田 康誠芝12001:08.1
    2013年6月2日安田記念東京1岩田 康誠芝16001:31.5
    2013年9月8日セントウルS阪神2岩田 康誠芝12001:07.5
    2013年9月29日スプリンターズS中山1岩田 康誠芝12001:07.2
    2013年12月8日香港スプリント香港1岩田 康誠芝12001:08.2

    15戦11勝

    現役期間

    2017年~2020年

    開催日レース名開催場所着順騎手コース
    距離
    タイムレース映像
    2017年8月6日2歳新馬新潟2C.ルメール芝14001:24.0
    2017年10月8日2歳未勝利東京1C.ルメール芝16001:35.1
    2018年1月8日シンザン記念京都1戸崎 圭太芝16001:37.1
    2018年4月8日桜花賞阪神1C.ルメール芝16001:33.1
    2018年5月20日オークス東京1C.ルメール芝24002:23.8
    2018年10月14日秋華賞京都1C.ルメール芝20001:58.5
    2018年11月25日ジャパンカップ東京1C.ルメール芝24002:20.6
    2019年3月30日ドバイターフUAE1C.ルメール芝18001:46.7
    2019年6月2日安田記念東京3C.ルメール芝16001:30.9
    2019年10月27日天皇賞(秋)東京1C.ルメール芝20001:56.2
    2019年12月22日有馬記念中山9C.ルメール芝25002:32.3
    2020年5月17日ヴィクトリアマイル東京1C.ルメール芝16001:30.6
    2020年6月7日安田記念東京2C.ルメール芝16001:32.0
    2020年11月1日天皇賞(秋)東京1C.ルメール芝20001:57.8
    2020年11月29日ジャパンカップ東京1C.ルメール芝24002:23.0

5代血統表

アジアのスプリント界を制した龍王

  • 香港スプリントは長い間、日本馬の鬼門になっていた。G2だった2001年にダイタクヤマトとメジロダーリングが出走して12着と13着。G1に昇格した2002年から2011年まで12頭が挑み、カレンチャン(2011年)の5着が最高と地元香港勢、オーストラリア勢の前に完敗を続けた。
  • この高かったハードルを初めて越えたのがロードカナロアだった。2012年12月、初めての海外遠征に香港スプリントを選んだロードカナロアは好スタートを切ると、3、4番手の好位置につけた。岩田康誠騎手はロードカナロアをリズムよく走らせた。最後の直線では岩田騎手の激励に応え、ロードカナロアが1完歩ごとに末脚を伸ばし、最後は2着馬に2馬身半差をつけてゴールインした。
  • ロードカナロアは翌年も香港スプリントに出走した。GⅠ(G1)5勝の実績を積み上げてきたロードカナロアのこれが引退レースだった。香港での馬名表記は「龍王」。短距離王らしく2着に5馬身差をつける圧勝で王者の貫禄を見せつけた。GⅠ(G1)出走機会6連勝という、これ以上ない有終の美を飾った。国際競馬統括機関連盟(IFHA)が発表した2013年のワールドベストレースホースランキングでロードカナロアは128というレーティングを獲得し、世界ランキング5位タイになった。JRA賞の記者投票では280票中209票を集め、年度代表馬に選ばれた。スプリンター、マイラーといった短距離馬が年度代表馬になるのはタイキシャトル以来だった。
  • ロードカナロアは2008年3月11日、北海道新ひだか町のケイアイファームで生まれた。父キングカメハメハ、母レディブラッサムという血統だ。祖母のサラトガデューは米国の3歳牝馬チャンピオンになった名馬でG1・2勝を含む8勝を挙げた。生産したケイアイファームは「レディブラッサムの2008」をセレクトセールの当歳市場に出した。ところが購入希望の声はかからず、いわゆる「主取り」になった。
  • ▲ ケイアイファーム

    S.Sakaguchi

  • 「レディブラッサムの2008」はケイアイファームが母体となっているクラブ法人ロードホースクラブの所有となり、安田隆行調教師のもとで育てられることになった。
  • 2010年12月、小倉競馬場の芝1200メートルで新馬戦を快勝すると、芝1600メートルのジュニアC、芝1400メートルの条件戦に出走したが連続の2着。デビュー4戦目からは芝1200メートルを専門にした。これが奏功して5連勝。京阪杯で重賞初制覇、シルクロードSで重賞2連勝を飾った。
  • 2012年9月のスプリンターズSをコースレコードで制し、初のGⅠタイトルをつかみ、香港スプリントの初優勝につなげた。通算19戦13勝、2着5回、3着1回。波乱の多い短距離戦で抜群の安定感を誇った。
  • ▲ 種牡馬入り後のロードカナロア

    S.Suzuki

▲ ケイアイファーム

S.Sakaguchi

▲ 種牡馬入り後のロードカナロア

S.Suzuki

父から受け継いだスピードで成しえた世界レコード

  • スピードに恵まれたロードカナロアは生産地でも大歓迎された。種牡馬になった1年目の2014年に254頭もの牝馬に種付けをする人気ぶりだった。そして、その1年目の産駒の中から誕生したのがアーモンドアイだった。
  • 2015年3月10日にノーザンファームで誕生したアーモンドアイの母はフサイチパンドラだ。2006年のエリザベス女王杯で1位入線馬が進路妨害で降着したため繰り上がりで優勝したほか、2007年の札幌記念を制した。繁殖牝馬になってからも期待は大きく、シンボリクリスエス、キングカメハメハ、ハービンジャーと一流種牡馬と交配された。しかし結果は出なかった。デビューした兄姉5頭の勝利数は合計しても5勝だった。
  • ノーザンファームではフサイチパンドラにスピードの要素を加えようとロードカナロアに期待した。その選択が吉と出た。フサイチパンドラの母ロッタレースは不出走ながら、英国とアイルランドで2歳王者になったトライマイベスト、アイルランドダービーなどG1を3勝したエルグランセニョールの妹という血統である。
  • ▲ ノーザンファーム

    S.Sakaguchi

  • デビュー戦こそ2着になったアーモンドアイだが、2戦目で初白星を挙げると、その後は連戦連勝。白星を積み重ねていった。シンザン記念、桜花賞、オークス、秋華賞とすべてぶっつけ本番で優勝。史上5頭目の牝馬三冠を達成した。
  • 競馬界に衝撃を与えたのが秋華賞の後に出走したジャパンカップだった。ただ1頭の牝馬として牡馬13頭を向こうに回し、とてつもないレースを見せた。C.ルメール騎手を背に1枠1番からスタートしたアーモンドアイは軽快に逃げるキセキを追って2番手を進む。キセキの逃げは絶妙でレースの中間点から徐々にペースを上げていくものだった。アーモンドアイはそれでもキセキから離されることなく背後に迫り、最後の直線では53キログラムの軽い負担重量を味方に一気の末脚で快勝した。電光掲示板に記された優勝タイムは2分20秒6。従来の記録を1秒5も更新する大レコードだった。5戦5勝でGⅠ4勝。アーモンドアイは2018年の年度代表馬に選ばれた。
  • 4歳時はドバイターフ(アラブ首長国連邦)と天皇賞(秋)の2つのGⅠ(G1)勝利を加えたが、安田記念(3着)と有馬記念(9着)で敗戦を喫した。5歳時は4戦3勝。引退レースとなったジャパンカップでは2歳年下の三冠馬コントレイル、三冠牝馬のデアリングタクトと直接対決し、2頭を競り落として優勝した。国内外合わせて芝のGⅠ(G1)9勝は歴代最多となり、2度目の年度代表馬に選ばれた。
  • 現役を引退したアーモンドアイは2024年1月に3頭目のこどもを出産した。初仔でエピファネイアとの間にできた牡馬アロンズロッドは2歳になり、デビューを果たしている。
  • (文・有吉正徳)
  • ▲ 繁殖入り後のアーモンドアイ

    S.Sakaguchi

▲ ノーザンファーム

S.Sakaguchi

▲ 繁殖入り後のアーモンドアイ

S.Sakaguchi

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