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馬名
ディープインパクト
父
サンデーサイレンス
母
ウインドインハーヘア
性別
牡
毛色
鹿毛
生年月日
2002年3月25日
生産牧場
ノーザンファーム
馬名
ジェンティルドンナ
父
ディープインパクト
母
ドナブリーニ
性別
牝
毛色
鹿毛
生年月日
2009年2月20日
生産牧場
ノーザンファーム

レース成績・映像

    14戦12勝

    現役期間

    2004年~2006年

    開催日レース名開催場所着順騎手コース
    距離
    タイムレース映像
    2004年12月19日2歳新馬阪神1武 豊芝20002:03.8
    2005年1月22日若駒S京都1武 豊芝20002:00.8
    2005年3月6日弥生賞中山1武 豊芝20002:02.2
    2005年4月17日皐月賞中山1武 豊芝20001:59.2
    2005年5月29日日本ダービー東京1武 豊芝24002:23.3
    2005年9月25日神戸新聞杯阪神1武 豊芝20001:58.4
    2005年10月23日菊花賞京都1武 豊芝30003:04.6
    2005年12月25日有馬記念中山2武 豊芝25002:32.0
    2006年3月19日阪神大賞典阪神1武 豊芝30003:08.8
    2006年4月30日天皇賞(春)京都1武 豊芝32003:13.4
    2006年6月25日宝塚記念京都1武 豊芝22002:13.0
    2006年10月1日凱旋門賞フランス失格武 豊芝2400
    2006年11月26日ジャパンカップ東京1武 豊芝24002:25.1
    2006年12月24日有馬記念中山1武 豊芝25002:31.9

    19戦10勝

    現役期間

    2011年~2014年

    開催日レース名開催場所着順騎手コース
    距離
    タイムレース映像
    2011年11月19日2歳新馬京都2M.デムーロ芝16001:41.0
    2011年12月10日2歳未勝利阪神1I.メンディザバル芝16001:36.7
    2012年1月8日シンザン記念京都1C.ルメール芝16001:34.3
    2012年3月3日チューリップ賞阪神4岩田 康誠芝16001:36.1
    2012年4月8日桜花賞阪神1岩田 康誠芝16001:34.6
    2012年5月20日オークス東京1川田 将雅芝24002:23.6
    2012年9月16日ローズS阪神1岩田 康誠芝18001:46.8
    2012年10月14日秋華賞京都1岩田 康誠芝20002:00.4
    2012年11月25日ジャパンカップ東京1岩田 康誠芝24002:23.1
    2013年3月30日ドバイシーマクラシックUAE2岩田 康誠芝2410
    2013年6月23日宝塚記念阪神3岩田 康誠芝22002:13.8
    2013年10月27日天皇賞(秋)東京2岩田 康誠芝20001:58.2
    2013年11月24日ジャパンカップ東京1R.ムーア芝24002:26.1
    2014年2月16日京都記念京都6福永 祐一芝22002:16.5
    2014年3月29日ドバイシーマクラシックUAE1R.ムーア芝24102:27.2
    2014年6月29日宝塚記念阪神9川田 将雅芝22002:15.1
    2014年11月2日天皇賞(秋)東京2戸崎 圭太芝20001:59.8
    2014年11月30日ジャパンカップ東京4R.ムーア芝24002:24.0
    2014年12月28日有馬記念中山1戸崎 圭太芝25002:35.3

5代血統表

競馬史上最も成功した日本近代競馬の至宝

  • 競走馬としても、種牡馬としても、ディープインパクトほど成功したサラブレッドを知らない。現役時代はGⅠレース7勝を含む14戦12勝。獲得賞金は14億5455万1000円に達した。種牡馬になってからは、初年度産駒が3歳になった2011年のマルセリーナ(桜花賞)を皮切りに、2022年のアスクビクターモア(菊花賞)まで、12世代連続でクラシックホースを送り出した。2023年には中央競馬での産駒の通算勝利数が2750勝になり、サンデーサイレンスが持っていた2749勝を破り、歴代最多勝になった。サンデーサイレンスの最高傑作といわれるディープインパクトが父のサンデーサイレンスを超えた。
  • 極めつきは第13世代の産駒オーギュストロダンだ。ディープインパクトの遺伝子を求めてアイルランドから来日した牝馬が受胎後に帰国して出産したのがオーギュストロダンである。2023年6月、オーギュストロダンは英国ダービーを制した。日本のサラブレッドの血を受けた産駒がついに世界最高峰のレースを制した。
  • ディープインパクトは2002年3月25日に北海道早来町(現安平町)のノーザンファームで誕生した。父サンデーサイレンス、母ウインドインハーヘアという血統だ。ウインドインハーヘアは、英オークスで2着になるほどの実力の持ち主だった。彼女の驚くべきエピソードは4歳8月にドイツでG1初制覇を果たしているが、この時に妊娠していたことだ。身ごもった状態でレースに勝ってしまうあたり生命力の強さを感じる。2024年9月現在、33歳になった今もウインドインハーヘアはノーザンホースパークで余生を送っている。
  • 1999年にノーザンファームに輸入されたウインドインハーヘアは2000年から3年連続してサンデーサイレンスと交配された。1頭目がブラックタイド、2頭目がディープインパクトだった。黒鹿毛で雄大な馬体だったブラックタイドに比べ、小柄なディープインパクトは幼いころから目立たない存在だった。2頭はともに当歳の時にセレクトセールに出場したが、ブラックタイドが9700万円だったのに対し、ディープインパクトは7000万円という評価だった。
  • ▲ セレクトセール上場時のディープインパクト

    S.Sakaguchi

  • 2004年9月、ディープインパクトは住み慣れたノーザンファームを離れ、滋賀県の栗東トレーニング・センターに移動した。その後の2年間、日本の競馬界はディープインパクト一色に染められた。
  • 2004年12月のデビュー以降、新馬、若駒Sと白星を重ねるごとに注目度は上がり、3戦目の弥生賞で重賞初制覇。皐月賞は史上2番目という63.0パーセントの単勝支持率で快勝。日本ダービーは5馬身差、菊花賞は2馬身差をつけて優勝し、デビューから無傷の7連勝で史上6頭目の三冠馬となった。菊花賞に続く有馬記念で生涯初の黒星(2着)を喫するが、文句なしに2005年の年度代表馬になった。
  • 4歳になったディープインパクトは再び白星街道を歩み始める。阪神大賞典、天皇賞(春)、宝塚記念と3連勝。勇躍、フランスに飛んで凱旋門賞に挑んだが、結果は3位入線。その後、フランスでは禁止されている薬物が検出され、無念の失格となった。汚名返上に燃える陣営は懸命の仕上げを行い、ジャパンカップ、有馬記念を連勝して、ディープインパクトの引退の花道を飾った。2年連続で年度代表馬に選ばれたのは史上5頭目の記録だった。
  • ▲ 種牡馬時代のディープインパクト

    S.Suzuki

▲ セレクトセール上場時のディープインパクト

S.Sakaguchi

▲ 種牡馬時代のディープインパクト

S.Suzuki

三冠馬の血を受け継いだ“貴婦人”

  • ディープインパクト産駒はこれまで中央競馬の平地GⅠで計71勝を挙げている(2024年9月現在)。このほかに海外でもG1勝利は数多い。さてディープインパクトの代表産駒はどの馬かという話になると意見は分かれるところだ。そこで何らかの基準を設けたい。国内外を含めた獲得賞金だ。するとディープインパクト産駒のトップに立つのが牝馬ジェンティルドンナとなる。19戦10勝。国内外合わせてGⅠ(G1)7勝。その獲得賞金は17億2603万400円で歴代7位になる。
  • 桜花賞、オークス、秋華賞(以前はエリザベス女王杯)の牝馬三冠を制した馬はジェンティルドンナ以前に3頭いた。メジロラモーヌ、スティルインラブ、アパパネ。どの馬も牝馬三冠を達成後にあまり成績を伸ばすことができなかった。
  • 過去の名牝とは違い、牝馬三冠の後にも牡馬を相手にGⅠ勝利を重ねたのがジェンティルドンナである。秋華賞を制した直後のジャパンカップでは1つ年上の三冠馬オルフェーヴルとマッチレースを演じ、ハナ差の勝利を勝ち取った。ジャパンカップ32回の歴史の中で3歳牝馬が優勝したのは初めてだった。ジェンティルドンナは翌年もジャパンカップで優勝を果たした。ジャパンカップの2連覇もまた史上初の快挙だった。
  • ▲ 父娘とも生産したノーザンファーム

    S.Sakaguchi

  • 2009年2月20日、ジェンティルドンナはノーザンファームで生まれた。母は英国産のドナブリーニ。ジェンティルドンナは2番目のこどもになる。ドナブリーニは現役時代に11戦4勝の成績を残した。主な勝ち鞍は英G1のチェヴァリーパークSとG2のチェリーヒントンSで両レースとも芝1200メートルだった。芝1600メートルの英1000ギニーなどで大敗を喫していることから距離への不安がつきまとった。桜花賞を勝っていたにもかかわらず、芝2400メートルのオークスでジェンティルドンナは3番人気にとどまった。それはこの母系に理由があった。
  • 5歳になったジェンティルドンナはドバイシーマクラシック(アラブ首長国連邦)と有馬記念、国内外で2つのGⅠ(G1)勝ちを収め、3歳時に次いで2度目の年度代表馬に選出された。
  • 2022年11月、ジェラルディーナがエリザベス女王杯で優勝し、デビュー16戦目で初のGⅠタイトルをつかんだ。ジェラルディーナはジェンティルドンナがモーリスとの間に産んだ娘である。現役時代にGⅠレースを勝ちまくったジェンティルドンナはGⅠ馬の母にもなった。
  • (文・有吉正徳)
  • ▲ 繁殖入り後のジェンティルドンナ

    S.Sakaguchi

▲ 父娘とも生産したノーザンファーム

S.Sakaguchi

▲ 繁殖入り後のジェンティルドンナ

S.Sakaguchi

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