JRAニュース
2020年第4回京都競馬以来、開催を休止し整備工事を行ってきた京都競馬場が、2023年4月22日(土曜)にいよいよグランドオープンします。
今回の工事は、2025年に京都競馬場開設100周年を迎えるにあたっての記念事業の一環として、スタンド改築、馬場改修、厩舎改築を含めた施設全体の整備を行ったものです。
新たな京都競馬場の愛称を「センテニアル・パーク京都競馬場」とします。センテニアル(centennial)は「100年の、100周年の」という意味の英語です。淀に競馬場が開設されて2025年で100周年を迎えることにちなみました。
なお、第1回京都競馬第2日第10レース「山城ステークス」の競走名を、「センテニアル・パークステークス」に変更します。
新スタンドは「ゴールサイド」、旧ビッグスワンは「ステーションサイド」と呼び分けます。
ステーションゲートは、引き続き京阪淀駅方面からの玄関口となります。1階の平日払戻所を改修し、入場券や指定席券をお持ちでない方もご利用いただける買い帰り専用投票所を新設します。
旧シンザンゲートは、パドックの移設にあわせて改築し、名称は「三冠ゲート」とします。
なお、第1回京都競馬から、指定席・入場券ネット予約の方も入場券当日現金発売の方も、すべてQRチケットによる入場方式となります。入場門や指定席エリア出入口に置かれた端末に、お客様のスマートフォンの画面や印字されたQRチケットをかざし入退場をしていただきます。
当日現金発売の入場券は、入場門付近の自動券売機にてご購入いただけます(紙に印字されたQRチケットを発行)。
長年親しまれた円形パドックは、より見やすさを追求した楕円形パドックとなります。2階には360度パドックを取り囲む「パドックリング」を新設し、より多くの方に出走馬を間近で見ていただけるようになります。
芝コース、ダートコースともに、競馬場のコース形状をかたどった新しいゴール板を設置しました。
旧ビッグスワンに展示している歴代三冠馬の馬像を、パドックの線路側に新設される遊歩道へ移設し、「三冠馬メモリアルロード」として整備します。
指定席には、より快適でゆったりしたシートを使用しています。
新たに導入する「スマートシート+(プラス)」は、屋外席に加えて3階の専用エリアを指定席の方とともにご利用いただけます。
席種 | 概要 | 席数 |
---|---|---|
A指定席 |
4階屋内席(ゴール付近)
|
612
|
B指定席 |
4階屋内席(ゴール手前)
|
595
|
スマートシート+ |
3階屋外席に3階専用フロアをプラス
|
1,897
|
スマートシート |
1階屋外席、2階屋外席
|
1,890
|
席種 | 概要 | 席数 |
---|---|---|
UMACAシート |
7階屋内席 UMACA投票ができるPC付
|
236
|
ボックスシート |
6階屋内テーブル席(4人がけ)
|
288
|
ラウンジシート |
5階屋内席、6階屋内席
|
1,538
|
L-テーブル |
5階屋内テーブル席(4人がけ)
|
164
|
指定席料金や予約方法、入場券の当日現金発売の有無などの詳細は、改めてお知らせします(今後の社会情勢等により、入場者数や入場方法等を制限させていただくことがあります)。
新しい京都競馬場は、UMACA投票(キャッシュレス)中心の発売となります。
京都の伝統を表現する「襲(かさね)の衣」をまとった馬。新緑の緑、熱戦の赤、そして三冠レースの終着点となる菊花賞につなげる菊色と、京都競馬場の特徴である池の水を表現した4色で、扇の形を表現しています。
軽やかで柔和なロゴタイプには、中央に「菊結び(長寿を願う組み紐)」をあわせ、シンボルとの繋がりを持たせました。
季節のうつろいを競馬で感じられる「京都らしさ」も取り入れながら、これからの京都競馬場を感じさせるモダンなデザインとしています。