本競走は1996年に中央・地方競馬相互の交流拡大に伴うダート重賞競走の整備の一環として、6月下旬の阪神競馬場・ダート1800メートルを舞台とする3歳以上・ハンデキャップの重賞競走として創設された。翌1997年に開催時期が繰り上げられ、5月の京都競馬場・ダート1800メートルに舞台が移されたことに伴い、4歳以上の競走に変更となった。さらに、2000年以降は4月下旬に行われるようになったが、2012年より開催時期がさらに1週繰り上げられ、再び阪神競馬場・ダート1800メートルに舞台が変更された。なお、負担重量は2003年から別定重量で行われている。
競走名のアンタレス(Antares)は、さそり座のアルファ星。ギリシャ語で「火星に対するもの」の意。
スタート直後にゴール前の上り坂を通過する。1コーナーまでの距離は約300メートル。1コーナーから2コーナーが小回りになっていることもあって、先行争いは早めに決着することが多い。また、ここでペースが落ち着くため、先行馬は一息入れやすい。バックストレッチの半ば、残り1000メートル標識付近を過ぎると緩やかな下り勾配が長く続く。このあたりからじわじわとペースアップしていって、大回りの3コーナーと4コーナーをスピードに乗ったまま回る。直線には2度目の上り坂が待っていて、各馬が最後の力を振り絞ってゴールを目指す。ゴール前の直線は352.7メートル。コース形態から後半に速いラップが続く展開になりやすく、末脚を長続きさせる能力が重要になる。
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