過去10年の優勝馬10頭のうち8頭は2勝馬だった。実績に勝る2勝馬が優勢なことは押さえておきたい。なお、1勝馬が勝利した2回のうち1回は、次走で日本ダービーを制するシャフリヤールによるものだった。春のクラシックへ向けた重要な前哨戦だけに、実績だけでなく、各馬の素質をしっかりと見極めたい。
過去10年で単勝1番人気は9頭が3着以内に入っており、安定度では群を抜いている。また、3着以内馬30頭のうち25頭が4番人気以内で、10番人気以下の馬は3着以内が0回という結果から、上位人気馬同士での決着が多いことが見て取れる。〔表1〕
単勝人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 3-3-3-1 | 30.0% | 60.0% | 90.0% |
2番人気 | 3-2-1-4 | 30.0% | 50.0% | 60.0% |
3番人気 | 1-2-2-5 | 10.0% | 30.0% | 50.0% |
4番人気 | 1-1-3-5 | 10.0% | 20.0% | 50.0% |
5番人気 | 1-0-0-9 | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
6〜9番人気 | 1-2-1-35 | 2.6% | 7.7% | 10.3% |
10番人気以下 | 0-0-0-23 | 0% | 0% | 0% |
過去10年の3着以内馬30頭のうち17頭は、前走も芝1800メートルだった。しかも、近4年に限れば3着以内馬12頭中10頭が前走芝1800メートル組となっている。前走も当レースと同じ芝1800メートルだった馬は要注目だろう。〔表2〕
前走の距離 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
芝1400m以下 | 0-0-0-2 | 0% | 0% | 0% |
芝1600m | 2-2-1-22 | 7.4% | 14.8% | 18.5% |
芝1800m | 6-6-5-30 | 12.8% | 25.5% | 36.2% |
芝2000m | 1-1-3-15 | 5.0% | 10.0% | 25.0% |
芝2200m以上 | 1-0-1-5 | 14.3% | 14.3% | 28.6% |
ダートのレース | 0-1-0-8 | 0% | 11.1% | 11.1% |
過去10年の3着以内馬30頭中25頭は前走の単勝人気が3番人気以内だった。中でも、前走で2番人気だった馬が、2016年以降目下7連勝中という点は注目に値する。逆に、前走で1番人気だった馬は1着がなく、2着が7回あるというデータも気になるところだ。なお、前走で6番人気から9番人気だった馬が2勝を挙げているが、この2頭は共に前走が共同通信杯だった。〔表3〕
(河野 道夫)
前走の単勝人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 0-7-3-18 | 0% | 25.0% | 35.7% |
2番人気 | 7-3-3-8 | 33.3% | 47.6% | 61.9% |
3番人気 | 1-0-1-9 | 9.1% | 9.1% | 18.2% |
4番人気 | 0-0-2-10 | 0% | 0% | 16.7% |
5番人気 | 0-0-0-9 | 0% | 0% | 0% |
6〜9番人気 | 2-0-1-22 | 8.0% | 8.0% | 12.0% |
10番人気以下 | 0-0-0-6 | 0% | 0% | 0% |
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